賽助のレビュー一覧

  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    単純な青春小説かと思いきや、途中から話の展開が変わってきて、ホラー?ファンタジーになってきた。そのあたりから、少しだけ気持ちが離れていったが、全体的に友情をメインに話が展開されているのがよかった。

    なんとなく雰囲気は、恒川光太郎の『夜市』が思い出された気がした。

    0
    2025年08月08日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鉄塔の上に、男の子が座ってる—興味をそそるあらすじと、表紙の季節感、タイトルの雰囲気が良い青春小説。鉄塔という、無骨でニッチなものにスポットを当てつつ、そこに夏と不思議な現象という要素を組み合わせてひと夏の青春を描いている。夏祭り、神様といった要素によってすごく日本の夏を感じられる。鉄塔も季節で言うと夏のイメージがあるけど、青い空と雲がセットで映るからだろうか。話の中で、鉄塔が先に先に繋がっているということが何度か触れられる。これだけ言われると、今後外出した際に鉄塔を目で追ってしまいそうだなあと思う。
    結局、この不思議な現象についてすべて説明がなされたわけではないけど、不思議は不思議のままにし

    0
    2025年07月05日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    鉄塔の上に見える不可思議な少年?を追いかける中学生最後の夏休み。
    SF感があって途中混乱してよくわからなくなる。
    けれど夏、空、そこに建つ鉄塔。中学生特有の甘酸っぱさとドキドキ感。爽やかで良い読後感。
    忘れられない一夏の冒険譚。鉄塔巡りが楽しそうだ♪

    0
    2024年09月23日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    いかにも夏っぽい表紙に惹かれて購入。タイトルもなかなかいい感じだと思う。作者さんの作品ははじめましてで、正直あまり期待していなかったけれどなかなか楽しんで読むことができた。

    展開が地味になりがちな小説というジャンルにおいて、アニメ「天気の子」を彷彿とさせるようなダイナミックな展開がよかったし、鉄塔マニアの中学生の男の子の淡い恋模様がいかにも青春という感じでとてもよい。
    作中内で「「どれだけ離れていても、鉄塔を辿っていけば君に会える」的なセリフがあるのだけど、鉄塔という要素と恋という要素をこうやって組み合わせるのは上手だなと思った。

    学生が読んでも楽しめるけど、すさんだ心を持つ大人の人が楽し

    0
    2024年08月09日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    中高生の夏休み読書に読んでもらいたい!
    40歳の超えたおばさんの私自身、読んでいて、懐かしさもあり爽快感ありで読みやすい。
    『鉄塔』にフォーカスというのが変わり種。確かにね。ウチの近くに大きな鉄塔あるけど、この先にどこにつながるのか大人ながらに思ったりして。
    こういうファンタジーストーリーは、新海誠先生の本が好きな人は、これもアリかも。

    0
    2024年06月25日
  • 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラノベとか児童書またはアニメっぽいなぁと思う。
    中学生のリアルな夏休みと思いきやファンタジーだったのか。
    冨安さんの天と地の方程式とか、柏葉さんの作品など和物ファンタジーの匂いあり。
    ただ、色んなことを盛り込みすぎているというかとりとめないというかゴチャゴチャしているというか…正直ちょっと読みにくかった。
    著者がゲーム配信者三人称の鉄塔さんである。(好き。)賽助名義で物書きをされていると知って手にとってみた次第だが、いつものお喋りのような文体で、どうしても鉄塔さん自身が頭に浮かんでしまう…エッセイのほうを読んだほうがいいのかもしれない。

    0
    2024年02月25日
  • 今日もぼっちです。

    Posted by ブクログ

    実家に帰った際に家族に貸してもらったのをきっかけに。

    ゲラゲラ大笑いする感じではなくてニヤリとしてしまうような笑いと、ちょっと切なくなってしまうようなエピソードが穏やかな語り口で紡がれていてさらっと読めてしまった。

    学生時代に魔術が流行った時に解呪する側になった話と、ポケモンのリアル脱出ゲームに参加した話がお気に入りです。

    0
    2024年01月08日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    子供の夏休みがテーマの本を探していて、本屋さんで見つけて買いました。
    内容としては面白かったのですが、終わり方にモヤモヤが残ったような気がします。
    続編が出たら、絶対に読みたい作品です。

    0
    2023年10月01日
  • はるなつふゆと七福神

    Posted by ブクログ

    表紙からほっこり系かなぁと思いましたが
    主人公が結構壮大な事に巻き込まれちゃいます。
    あちこちでいろいろとわちゃわちゃしますので
    最後何がどう落ち着くのだろう?という
    期待と不安が読んでる最中にはありました。

    わちゃわちゃしてるのですが、
    考えさせられることもあり…

    神様も全ての事柄を叶えられるわけじゃない、
    でも人間が何も達成できない陳腐な存在でもない。
    神頼みもするけど、自分の力を信じることも
    忘れてはいけないなぁと思いました。

    0
    2023年09月27日
  • 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    ーこんな夏休みを送りたかったーという帯に惹かれて読書。
    読みやすかったし、久しぶりのファンタジーで、ワクワクした。

    0
    2023年08月27日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    ★儂らは謎じゃないぞ。(p.12)
    ▶都冬は福禄寿と寿老人の来訪を受ける。最初にでてきたのに表紙カバーでは右上隅にちょこんといるだけ。▶福禄寿と寿老人は七福神の中でも知名度が低いのでもっと人に知られたい。▶神さまたちの勢力争いに巻き込まれる。▶謎の妖怪退治屋も出没。▶読みやすいです。

    ■七福神についての簡単なメモ

    【青山祐樹/あおやま・ゆうき】二十六歳、お金持ちの青年。常に儲けることを考えている。持っている建物にいる幽霊を祓ってくれと妖怪退治請負人に依頼してきた。
    【秋菜/あきな】都冬の妹。結婚する予定だが今のところ「榛名秋菜」で春秋ですね。
    【夷三郎】恵比寿。かなり忙しい。大黒天と麻雀勝

    0
    2023年06月20日
  • ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    まさに鉄塔小説 鉄塔マニアの僕と、自転車で空を飛ぼうという女子、幽霊がみえるという男子の三人の中学生と鉄塔の上に座っている謎の子どもを巡る一夏の物語。 森見登美彦さんのファンタジーを思い起こさせる爽やかな物語です。鉄塔マニアというだけあって鉄塔の知識も深まりに一粒で二度美味しい作品でした。

    0
    2025年12月21日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    願い事をしたら逆にお願い事をされた?
    つふゆと七福神の可笑しな関係が感じ良く進んでいきます。
    私も神様と親しくなりたいです(笑)

    0
    2021年07月21日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    榛名都冬の前に突如現れた寿老人と福禄寿。
    どうにか有名になりたい!
    メジャーになりたい!
    という神々の願いを叶えるために、悪戦苦闘する主人公。

    二人を有名にさせるはずが、気づけば恵比寿と大黒天の戦いに巻き込まれ、
    なんだか当初の話はどこへやら。

    でも、憎めない神様たちを見ていると、
    ま、いっか。とも思えるほんわかストーリー。

    0
    2019年10月08日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    会社をクビになって途方に暮れていた榛名都冬(はるな つふゆ)のもとに突然現れたのは、七福神の老人コンビ、福禄寿と寿老人!
    知名度が低いことを嘆く二柱に、ネットでPR活動を頼まれた都冬。「お二人の名を広めることができたら、私の願い事も叶えて貰えますか?」
    そうして、都冬と神様たちの可笑しな共同生活が始まった!
    平凡なニート女子と個性的な神様たちのゆるぐだ日常ファンタジー
    (あらすじより)

    ゲーム実況グループ「三人称」鉄塔さんの処女作。

    普段の実況の様子からコメディ全振りかと思ったら途中からバトル展開になって驚いた。

    登場人物たちから鉄塔さんの人柄がよく出てましたね。

    もう一作あるらしいの

    0
    2019年09月04日
  • 君と夏が、鉄塔の上

    Posted by ブクログ

    鉄塔オタクの彼、ひと夏の淡い体験
    中学一年の夏、突如として幽霊が見えるようになった彼と、学校の屋上から自転車で空を飛ぼうとした彼女、そして鉄塔オタクの僕、鉄塔の天辺に見える人影はナニモノ?
    忘れることと、忘れられることは全く違う。未来のあなたは、、、どこに繋がっていますか?

    0
    2018年12月08日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    福禄寿と寿老人、ひよどりとおつうに癒されました。もっとブログが読みたい!みんなのかわいい反応がもっと見たい!と思いながら読み進めました。

    私にも可愛い神さまが付いてきてくれないかなぁ…これからお参りの時は住所もしっかり伝えます。

    0
    2018年07月20日
  • ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    描き下ろしが追加されていると聞いて。
    外伝的な話、あるいは続編を期待したんだけど、
    全然違う話だったのでちょっと残念。
    しかも、妖怪物だと大御所が多々いるのでなかなか難しいかなあと思ったり。
    まあ、短編のライト小説と思えばそれなりか。
    あと、表紙に紙カバーがついてるんだけど、ぱっと見題名もなくこの本だって分からないので、ちょっと困った。
    まあ、知名度的に言えばそうやって探す人の方が少なそうだから良いのかもしれないけど。

    0
    2017年03月30日
  • はるなつふゆと七福神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    榛名都冬は仕事をクビになり、神頼みをした。
    すると本当に七福神の二柱が来てくれた?!
    他の神さまや妖怪、そして妖怪退治の謎の人も現れて、都冬の生活はてんやわんや。
    果には神さま同士の諍いまで起こって、どーなっちゃうの?!



    賽助氏の本を初めて読む。
    なんというか、じわじわくる世界観だった。
    榛名都冬ってすごい名前…秋はどうした?と思ってたら「飽きないように」って(笑)
    そりゃ思わず笑ってしまいます。

    「内角の和」わたしにもどこかにすごい角があるのでしょうかね。
    最後、都冬ちゃんと恵比寿さまの勝負が良かったなぁ。
    それまで冴えない感じで、神さまや妖怪の頼み事に振り回されてきた都冬ちゃんが、

    0
    2016年12月01日
  • はるなつふゆと七福神

    Posted by ブクログ

    献本企画でいただいたのですが、積読の山に埋もれたまま1年も経ってましたすいません…



    七福神を題材にしたほのぼのファンタジー。
    不況で会社をクビになり就活もうまくいかず、近所の神社に神頼みした主人公・都冬の前に現れたのは小さなおじいさんの2人組。なんと七福神の福禄寿と寿老人だという。
    七福神の中でも知名度が低く信仰が薄れていることに危機感を覚えた2人(?)は都冬にインターネットを使って知名度を上げてほしいと依頼する。ニートと神様の奇妙な同居が始まった。


    この作品の一番の魅力はキャラクターの可愛さ。福禄寿と寿老人は見た目が小人サイズという見た目ももちろん、スナック菓子に大はしゃぎしたりツ

    0
    2016年09月28日