【感想・ネタバレ】ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上のレビュー

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青春・恋愛・ファンタジー。いろいろな要素が混ざった爽やかな物語に感じました。そしてなにより鉄塔に着目した点がとてもおもしろかったです。普段は気に留めないけれど、外をよく見てみると鉄塔は身近に建っていたんだなあと気付かされました。
 最後まで読んでからもう一度タイトルを見ると、その中に主人公たちの姿と思い出が詰まっているような気がして、なんだかやさしい気持ちになれます。ほんとにすてきなタイトルです。
忘れることと、忘れられることは全く違う。未来のあなたは、、、どこに繋がっていますか?

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2021年05月09日

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鉄塔マニアの中学生男子と同級生が繰り出す夏休み。

鉄塔の上に子供が座ってる
から始まる。
見えない物が見える見えない
そこから謎ときながら親しくなっていく

少なくもと似たような事があったかな?と、あんなそんな時代を思いださせてくれた物語でした。

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2019年08月30日

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ネタバレ

文芸で読んだけど文庫版も出たので買った。
そしたら短編もついてきた。
大好きな比奈山君くんにまた会えて幸せ~。

本編の感想はもう文芸の方に書いたからはしょるけど、大好きなのです。中学生の夏休み課題図書にしてほしいくらい。
友達との付き合い方とか、夢中になれる何かを持ってることの喜びとか、行動力の大切さとか。そういうことを知れる作品。

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2018年11月15日

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こんな夏休みを過ごしたかったな〜と感じる爽やかで、ちょっと切ない、それでいて勇気をもらえる一冊でした!

ホヅキが天真爛漫はちゃめちゃで何がしたいの?イライラする〜(短気)って感じでしたが、物語が進むにつれて謎が解けて行くと、まぁ納得と言いますか。

忘れられることは死ぬことと同じ。
忘れることは、殺すことと同じなのか。
忘れられることも怖いけど、私は忘れることの方が怖いなと感じました。

そしてこの本は、私がとっっっても大好きな三人称というゲーム実況グループで、鉄塔さんというお名前でご活躍されてる著者の賽助さん。
普段カラスの鳴き声をあげてるあの鉄塔さんか?と疑いたくなるような(笑)

ですが、言葉の端々や言い回し、主人公のセリフや考え方に鉄塔さんみを感じ、なんだか不思議な気持ちで読み進め終えました!

あと、描写がおどろくほど鮮明に目に浮かぶ!手を振るではなくて、大きく手が千切れんばかりに振っているみたいな(笑)語彙力(笑)
情景が丁寧に描かれてるので、表現には好き嫌いが分かれそうな気はしましたが、個人的には映像として風景が浮かんでくるようでとても好きでした!

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2024年06月02日

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ネタバレ

和風ファンタジージュブナイル。
3人の少年少女が夏休みに一つの謎を追います。
主人公の成長やヒロインの奇行の動機、その後の行動など、物語全体に筋が通っている感じが良い。
一方、主人公とヒロインがスポットを強く浴びており、「3人組」としての物語には成り切らなかった印象があり、惜しい。
物語中の「謎」の中心でもあり、その特性がヒロインの悩みを軽くした「鉄塔」の使い方も非常に上手く、
面白い作品でした。

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2024年01月31日

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最初の一行目が衝撃すぎて、ミステリー小説かと思った。
テーマがマニアックで、鉄塔をちゃんと見たことないからいろんな種類があるんだと少し上を見るようになった。
神社のシーンは、話としては怖いシーンだったようだけど、なんだか先がわからなくてドキドキした。

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2024年02月20日

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いわゆるボーイ・ミーツ・ガール。
でも、良い小説だと思う。
ただ、女性ウケはしないかもしれない。ヒロインは男の子の妄想の産物といったキャラクター設定なので。中高生は細かい事を気にせず楽しめると思う。

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2023年09月17日

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ネタバレ

中学生の時に読みたかった。ありそうなストーリーだけど、鉄塔というスパイスが加わっているのでよい。

鉄塔に座っている着物の子どもというファンタジーから始まり、スクールカースト的なので悩んだり、ちょっと変わった女の子とのひと夏の初恋だったり、お祭りで紛れ込んだ怪しい面の男たちだったり、夕焼けの妖怪のパレードだったり、空飛ぶ自転車だったりと2時間アニメ映画にとても向いてそうな物語。ヒロインが焦っている理由が病気じゃなくて良かった。

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2023年07月15日

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夏休みの不思議な冒険のお話し。
登場人物の子達が、なんだか可愛らしい。
私も鉄塔を見上げるようになりました。

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2023年06月01日

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ネタバレ

帆月の活発さが中学生ならではな元気で良かったです。
日常で鉄塔を探したくなった笑
行動することに自信がない時に元気がもえるとても爽やかな青春小説でした。
是非受験後の物語も読んでみたい!

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2023年04月27日

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ネタバレ

主人公で鉄塔好きの伊達くんや工事現場好きな木島くん。
マニアックな知識が面白かった。
私はとあることから、鉄塔を意識している人間であり、男鉄塔、女鉄塔など種類があるということを知れて、次からその知識を持って鉄塔を見られることを面白く嬉しく思う。
鉄塔を初めてググってみた。
本作に出会わなければ私は一生鉄塔について何も知らないままだったと思うと、本との出会い、新しい知識との出会いは本当に楽しいものだ。

作中、主人公たちが集う夏の日の公園や学校、鉄塔の下から見上げる夏雲、まるでその場所を見てきたかのように浮かんできて、描写が素晴らしいと思った。

多感な時期の両親の離婚、実母に忘れられていたということ、父の二度目の離婚、引っ越し、と多感な年頃の少女には辛かっただろう。
特に帆月が久しぶりに実母に会いに行き、自分に気づかなかった母親を目にしたときの気持ちを思うと胸が痛い。
伊達くんや比奈山くんの存在が大きくなるにつれて、また大切な人に忘れられてしまいたくないと思ってしまう気持ちが切なかった。
伊達くんが帆月のために不器用ながら一生懸命になっているところがとても良かった。

「帆月が様々な部活を転々としていたのは、多くの人に出会って、少しでも自分のことを覚えて貰おうとしたからなのか。彼女の破天荒な行動も、もしかしたら、誰かの記憶に残るようにと思ったからなのだろうか。──いや、多分、答えは一つだけなんかじゃない。色々な思いが重なり合って、絡み合って、それが帆月という人間を形成しているんだ。」
という言葉が印象に残った。

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2022年11月01日

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ストーリーに多少無理があり、展開に意外性も無いが自分が学生時代に戻った様な気がして、先が気になり一気に読み続けてしまった。もう少し恋愛的要素を入れ込んでも面白いかも知れない。

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2022年10月19日

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ネタバレ

タイトルの通り、夏の青春ストーリーが描かれており、何より身近に存在はしているが、あまり意識したことのない鉄塔に焦点を当てた情景が多く描かれていた。

電線を結ぶ鉄塔は身近にあるが、影が薄く忘れられがちである。そんな鉄塔は、我々の生活を支えている大切な存在であると改めて考えさせられた。そして、電線は県を跨っても1本から複数の線で結ばれており、例えその地を離れても、辿れば元の地に繋がっており、記憶・思い出は繋がっていると思った。

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2022年09月23日

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ネタバレ

少しでも暑さの残る夏の間に読まなくちゃ。

何にでもオタクというのは存在するもので、主人公は鉄塔オタク。鉄塔にも性別があり、しかも料理長型女鉄塔などという楽しげな形式名称まであるなんて。

想像していたよりもファンタジー。『E.T.』ばりにチャリが空を飛ぶ。群れない中学生男女3人の関係性がとてもいい。巻末に収録された短編で彼らのその後を知って嬉しくなります。

「どうせ、いつかは笑い話にしなきゃいけないと思うんだ」という言葉になぜか涙が出そうに。そう、先がどうであれ踏み出さなきゃいけないときがある。いつか笑い話に。

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2022年09月22日

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作者さんを配信者として知っているところから購入したので、贔屓目に見ているところもあるかと思いますが…(笑)
夏になると読みたくなる作品、読むと夏の空気を感じるような作品です。様々な夏を感じる場面に、非日常が混ざり合う感じが好きです。

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2022年08月30日

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夏休みのいろんなシーンが出てきて、よかったなあ。流れるプール、公園で飲む水筒の麦茶、普段見ない同級生の私服。。パレードのシーンは映画パプリカの大行列でしかなかった

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2022年08月13日

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中学3年生の夏休みの物語。
男女の主人公たちのぎこちなくて、もどかしいやり取りに、こんな気持ちあったなと懐かしく思ったり。。。
この作品の空気感は好きだな✨

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2022年04月26日

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空を飛びたい彼女と鉄塔が大好きな僕との一夏の冒険って感じでしょうか。主人公が中学生で、淡い初恋のような雰囲気が、とても良かった!

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2022年01月24日

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鉄塔知識の話がベースの中学生最後の夏休みに起こる不思議な物語って感じ。

実在する神社名もあり、その地域に住んでいたら、鉄塔の知識があったらもっと面白く感じたかも。

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2021年07月01日

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ここまでのマニアではなくても、「鉄塔」を見たら「あ、鉄塔だ」と思う。
好きなものを好きと言ったり、見えるものを見えると言ったり、したいことをしてみたり。そういうことは案外難しい。
その案外難しいことをやると、浮いたりひかれたりもするけれど、ここまでとことんやってみたら、あーーーこんなに気持ちいいんだ!!と、爽快感があります。
おもしろかった!!

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2019年07月30日

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ネタバレ

どんな話かの前情報を全く持たずに読み始めたため冒頭のインパクトに若干身構えたものの、主人公を始めとした登場人物のキャラクターが魅力的で、読み進めていくうち中学生ならではの爽やかさ、甘酸っぱさ、純粋さ、無力さなどが手に取るように伝わってきて、自分もその頃に戻ったような気持ちになりました。
自分は記憶力が悪く過去の大切なことも覚えていなかったりで、記憶について考えさせられる機会が人よりもたぶん多いので(笑)、「大事じゃないものから忘れていく。忘れないと頭が溢れちゃう」という帆月の言葉が刺さり、また忘れられるために河に流されていった物たちにどんな過去と歴史があったのか、どんな思いが宿っていたのか知りたくなりました。
自ら記憶の彼方へ向かっていった家電シリーズ、短編か何かで出ないかなー笑

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2019年05月01日

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子供の夏休みがテーマの本を探していて、本屋さんで見つけて買いました。
内容としては面白かったのですが、終わり方にモヤモヤが残ったような気がします。
続編が出たら、絶対に読みたい作品です。

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2023年10月01日

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京北線93号、94号鉄塔を舞台にした青春小説。実在する鉄塔というだけでワクワクする。
南川越変電所から京北変電所を結ぶ154kV×2回線、昭和5年建設の歴史ある系統。ネットで写真検索してみると、彩湖公園のカマキリやバッタの形の遊具に紛れて鉄塔が立っていて小さな赤い社もあるようで、これはいつか聖地巡礼してみたい。
夏休みの終わりを感じさせる青春小説であるとともに、作者の鉄塔愛が感じられました。

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2023年05月13日

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すっきりした甘酸っぱい青春ファンタジー。
夏に読めば、もっと小説の中に入れたかも、、、

賽助さん、らしさが満載の小説でしたw

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2023年05月04日

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そんなばかな、がたくさん起こる小説。いやいや、飛ぶなよ自転車で!笑

忘れられることの恐怖から逃げる女の子。
が好きな鉄塔好きの男の子。

ちょっと、中島みゆきの「」なんだっけ…異世界にとぶやつ…大好きなのにわすれた…と、夏目友人帳を思い出した。

忘れられると、人もものも死ぬという書き方の文章があって。
死んだあとに忘れられたらそのときが本当に死ぬときなんだと思う。

基本的に、私が生きた証を残したくて生きている節はある。文章は残りそうだから、書き残したいと思う。

椚彦かわいい。水羊羹がおいしくて、助けてあげよう、というんで空飛んでケタケタ笑ってるのかわいい。笑

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2023年03月04日

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一夏のボーイミーツガール。

鉄塔がわからないなりに楽しんで読んでいたが、鉄塔のことがもっと具体的にイメージできればもっと面白かったのかなぁ、とも思う。
ただ詩的に響く言葉がいくつかあったことがとても良かった。

しかし明比古君、君は何者?

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2021年06月13日

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鉄塔の上に、男のが座ってる
鉄塔マニアの地味な伊達は中学校最後の夏休みを、一人ダラダラ過ごしていた。しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月から「鉄塔の上に男の子が座っている」と声をかけられる。
次の日から、幽霊が見えると噂される比奈山も巻き込み、鉄塔の上に座る男の子の謎を解き明かそうとするのだが
少年たちが殻を破り、自らの一歩を踏み出そうとした夏休みを、この上なく鮮やかに、そして爽やかに描ききった、青春小説の名作。
(あらすじより)

爽やか!
天気の子に通じるテイストがあります。
面白いと思いますが、あらすじの最後でハードル上げ過ぎ。
まだデビュー2作目なんだから。

美人だけど言動かおかしい帆月の言い出した「鉄塔の上の男の子」を中心に物語は展開。

途中、鉄塔の男の子は幻覚なのでは?なんてちょっと別の意味のホラー展開になりそうになりつつファンタジーに着陸。

前作のニートのところに七福神がやって来た話もファンタジーだったので別の引き出し見たかったなぁ。

この人なら書けると思うんだけど。
期待して待ちます。

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2019年09月12日

Posted by ブクログ

ニコ動やYoutubeなどで活動する『三人称』の一員であり和太鼓集団『暁天』の奏者でもある、「鉄塔さん」こと賽助の作品。

青春小説の王道、でありながら活発な男の子は一切出てこず、そのすべてをヒロインが引き受けるという、なんとも鉄塔さんらしい設定の面白さ。

強弱のあるテンポや甘酸っぱさ、文章の読みやすさは良かったなぁ。
詰め込みすぎちゃって、「あれはどうなった?」という要素が多かったのが残念。

帯は…本人がそれらしいこと書いてるけれど実態はあまり深いことは言ってないという、ものすごく鉄塔さんらしくて笑った。

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2018年08月02日

Posted by ブクログ

弟の2作目の作品。
青春小説とでも言えばいいのだろうか。
鉄塔武蔵野線のオマージュで作られた話っぽいのだが、それと比べたら色々足りない部分は多い感じ。
だた、舞台が作者の地元であり、当然であるが僕もその辺りの住人であるのでかなりリアルに場所が想像できた感じ。
この辺は個人的理由なので加点はしないけど
本編もまあそれなりに面白くはあったけど、文庫で追加された話の方が小さく纏まってて良かった感じ、若干、某ラノベっぽいなあとは思ったが、まあ、それはご愛嬌。

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2018年07月01日

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