【感想・ネタバレ】ディスカヴァー文庫 はるなつふゆと七福神 (本のサナギ賞受賞作)のレビュー

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初作家さん、とても良かったです☆とにかくキャラが可愛い!七福神なんてよくわからないのですが、そんなわたしですら弁財天や恵比寿様は知ってたのでやっぱり寿老人とか福禄寿はマイナーなんだろうなぁと思いました。老神についている鶴のおつうと、鹿のひよどりが可愛い☆そして老神たちも可愛い☆とはいえストーリーとしては突然麻雀を始めたり、戦争になったりで唐突感が個人的にはありました。それにしても榛名都冬(はるなつふゆ)とは「あきない(飽きない)」だなんて素晴らしいネーミング(笑)ちょっと鈍臭くてイラっとしましたf^_^;

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2019年06月13日

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七福神のキャラがそれぞれ個性的で面白かったなぁ。キャラクターが生き生きしてる感じ。賽助先生の本はほっこりします。

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2018年05月30日

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ネタバレ

可愛くて楽しくてほのぼのしてて声だして笑うほどおもしろいのに、落ち込むしハラハラするしヒヤヒヤする…。
よくここまで感情詰め込めるような作品を…作れるものだ…すごい…。

声だして笑ったところは、つふゆと福禄寿・寿老人の掛け合いのとこが多かったなぁ。
「なんと、逢い引きか!」
「逢い引きですかね!」
のとことか、大好き。ワチャワチャ感。

そんで最後にかな入力の伏線回収ね!!さすが!!気付いたとき「ハァッ!!」ってなった。そういうオチャメなところも好きだ。

ニタニタも楽しく読めた!
「君と夏が~」のときもそうだったけど、こういうお化けのゾワゾワ感出すのすごい上手だよね…。ほんとに読んでてゾワッとするの。賽助先生の手腕です。

おもしろかった!新作が出たらまた読みたい!明るくても暗くてもいい、賽助先生の文字の紡ぎ方が好きだ!

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2017年11月05日

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主人公のハルナツフユは失業中・・・

そんなところに、マイナー七福神の寿老人と福禄寿が降臨?

知名度が低い事に悩む二柱のためにインターネットを駆使してPR活動に励むファンタジーコメディ!

色んな神様や妖怪が登場します!

スピンオフの短編【ニタニタ】は落語のようなオチで爽快です!


続編を読みたいと思う作品でした!



帯に書いていた本のサナギ賞!?
初めて聞きました!

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2022年03月26日

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ネタバレ

七福神に会うことからつふゆちゃんがたくましく成長していくお話。いいなぁ、神様が日常にいるとか楽しそう。大黒さんは迷惑すぎるけど憎めないし、恵比寿さんはかっこいいし。黒闇天さんは好きになるのはとても難しいけどもそれを差し引いても会えるって大きい。願いを叶えてくれる云々がなくても話を聞いてくれるだけで羨ましいです。

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2020年11月12日

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2018004

季節柄、七福神関係のお話。都冬は七福神の福禄寿と寿老人とお友達になり、七福神同士の争いに巻き込まれたり。七福神がネットをやったりする姿が微笑ましい。

呆気ない終わり方でしたけど、それまでの展開が絶妙で良かったです。登場人物たちがそこで繋がるのかと。仁谷君の登場や環と妖怪の関係が心地好いです。

以下のフレーズが落ち込んだ時、元気が出ます。

三角形の内角の和は180度。四角形も同じで。とてつもなく大きい、富士山みたいな四角形でも内角の和はすべて360度。

人間という形。日本人とか、白人とか、尖っている人、鈍い人、内角の和は、誰もが皆同じなんじゃないかって。自分が駄目だと思っているその角とは違う部分は、きっと凄い角度。駄目な角が多いほど、どこかの角は凄いことになっているから。

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2018年01月16日

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★儂らは謎じゃないぞ。(p.12)
▶都冬は福禄寿と寿老人の来訪を受ける。最初にでてきたのに表紙カバーでは右上隅にちょこんといるだけ。▶福禄寿と寿老人は七福神の中でも知名度が低いのでもっと人に知られたい。▶神さまたちの勢力争いに巻き込まれる。▶謎の妖怪退治屋も出没。▶読みやすいです。

■七福神についての簡単なメモ

【青山祐樹/あおやま・ゆうき】二十六歳、お金持ちの青年。常に儲けることを考えている。持っている建物にいる幽霊を祓ってくれと妖怪退治請負人に依頼してきた。
【秋菜/あきな】都冬の妹。結婚する予定だが今のところ「榛名秋菜」で春秋ですね。
【夷三郎】恵比寿。かなり忙しい。大黒天と麻雀勝負をした。
【朧車】妖怪。現代ではステーションワゴンの形をしている。
【紙舞/かみまい】妖怪みたいなもの。
【吉祥天】なぜか都冬のことや環のことを知っていた。ご利益は金運や過去の懺悔をして災いを払ったり。調布の深大寺の蕎麦屋にいる。福禄寿ないしは弁天の代わりに七福神に入っていたことがある。あるいは単純にプラスして八福神のことも。
【黒闇天/こくあんてん】吉祥天の妹。人を困らせたいタイプ。
【七福神】大黒天、弁財天、恵比寿、布袋、福禄寿、寿老人、毘沙門天。ときどき変更とかあり。
【寿老人】水色の服。黒い鹿のひよどりとコンビ。赤ら顔に立派な髭。ご利益は寿命と幸運。気負わず物を言える雰囲気。
【猩々】妖怪。多くは海で暮らしだいたい酔っぱらっていて船を沈める性を持つ。寿老人の代わりに七福神に入っていたことがある。
【深大寺/じんだいじ】吉祥天や弁天や大黒天や毘沙門天も祀られている。
【宗拙/そうせつ】妖怪。宗旦狐の末裔。妖怪退治請負人の相棒。どこからか妖怪を鎮めるお札を手に入れてきて背中に背負ってる黒い箱に入れている。
【ソフトクリーム】デパ地下のソフトクリームが最強というのが都冬、秋菜姉妹の持論。
【大黒天】芥子色の頭巾、右手に小槌、左肩に白い袋、米俵に乗っている。関西弁。
【大黒生】大黒天の名を冠した新作ビール。発売前から都冬は存在を知ることになった。
【環/たまき】武藤環。友人、幼馴染みのようだ。富山出身。ルックスがよくコミュ力が高い。既婚者。プロポーションはいいが昔海で溺れたことがあってそれ以来泳ぐのが怖いので水着を披露することはない。露天風呂とかはOK。もう少し登場頻度を増やしてもよかったかもしれない。
【都冬/つふゆ】榛名都冬。主人公。メガネ女子。富山出身。大学では美術を専攻しておりけっこう絵は上手いようだ。会社をクビになり今は無職。名前の由来は「春夏冬」で秋無い→何事にも飽きないようにと祖母がつけた。バスではタイヤの上の席に乗るタイプ。タイヤのゴトゴトした振動がダイレクトに感じられるのと一段高いところにいる感じが好き。
【内角の和】仁谷の持論。三角形はどんなに形が違ってもすべて内角の和は百八十度。四角形ならすべて三百六十度。人間も同じようなものではないかと。《駄目な角が多ければ多いほど、どこかの角は凄い事になってるんですから》p.116
【仁谷太一/にたに・たいち】学生時代の都冬の知人。恋愛感情を抱いていたようだ。メガネ男子。演劇学科。手も足も身体も何もかもが町細く手作りのマッチ棒みたいだというのが第一印象だった。
【榛名都冬/はるな・つふゆ】→都冬
【毘沙門天】恵比寿、大黒天の麻雀勝負をセッティングした。子どもの姿。ちょっと乱暴な口調。
【飛縁魔/ひのえんま】妖怪。
【福助】叶福助。三十センチくらいの男の子の姿。恵比寿のところで修行中。どうやら元は大黒天の配下だったようだ。元は人間だったのか村田市兵衛という名もあり、カボチャばっかり食べて金を貯めたので加保茶元成(かぼちゃのもとなり)とも呼ばれていた。カボチャ料理がとても得意。
【福禄寿】緑色の服。白い鶴のおつうとコンビ。頭が長い。ご利益は福徳と長寿。周囲を気遣う優しさがある。
【ブログ】もっと有名になりたいという福禄寿と寿老人の依頼に応え都冬はブログを立ち上げた。
【弁財天】琵琶の弦か算盤をはじいてばかりいる。芸事には詳しい。福禄寿と寿老人によるとどことなく都冬に似ているとか。都冬より少し背が低いメガネ女子の姿。
【ほうせん荘】都冬の暮らすアパート。家賃が安く都内にある。屋根があって壁がある。
【布袋】ご利益は縁結び。
【マザコン】環の説では男はすべてマザコン。そして母はだいたいの場合家にいて迎えてくれさまざまな世話を焼いてくれたから妻にもそれを求める。そして大人になったつもりの男は自立したと証明したいので母に食べさせてもらいたくないので妻が経済的に自分より上になることを嫌う。そしてこの説を男性に言うと必ず怒る。
【武藤環/むとう・たまき】→環
【妖怪退治請負人】何者かが妖怪を退治してまわっているらしい。
【夜右衛門/よるえもん】妖怪猩々。自分たちがそんなに悪さをしていないことをブログに書いてくれと依頼してきた。しかし本命の依頼は人間の女にラブレターを書いてもらうことだった。

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2023年06月20日

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願い事をしたら逆にお願い事をされた?
つふゆと七福神の可笑しな関係が感じ良く進んでいきます。
私も神様と親しくなりたいです(笑)

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2021年07月21日

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榛名都冬の前に突如現れた寿老人と福禄寿。
どうにか有名になりたい!
メジャーになりたい!
という神々の願いを叶えるために、悪戦苦闘する主人公。

二人を有名にさせるはずが、気づけば恵比寿と大黒天の戦いに巻き込まれ、
なんだか当初の話はどこへやら。

でも、憎めない神様たちを見ていると、
ま、いっか。とも思えるほんわかストーリー。

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2019年10月08日

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会社をクビになって途方に暮れていた榛名都冬(はるな つふゆ)のもとに突然現れたのは、七福神の老人コンビ、福禄寿と寿老人!
知名度が低いことを嘆く二柱に、ネットでPR活動を頼まれた都冬。「お二人の名を広めることができたら、私の願い事も叶えて貰えますか?」
そうして、都冬と神様たちの可笑しな共同生活が始まった!
平凡なニート女子と個性的な神様たちのゆるぐだ日常ファンタジー
(あらすじより)

ゲーム実況グループ「三人称」鉄塔さんの処女作。

普段の実況の様子からコメディ全振りかと思ったら途中からバトル展開になって驚いた。

登場人物たちから鉄塔さんの人柄がよく出てましたね。

もう一作あるらしいので、暇なときに読んでみよう

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2019年09月04日

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福禄寿と寿老人、ひよどりとおつうに癒されました。もっとブログが読みたい!みんなのかわいい反応がもっと見たい!と思いながら読み進めました。

私にも可愛い神さまが付いてきてくれないかなぁ…これからお参りの時は住所もしっかり伝えます。

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2018年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

描き下ろしが追加されていると聞いて。
外伝的な話、あるいは続編を期待したんだけど、
全然違う話だったのでちょっと残念。
しかも、妖怪物だと大御所が多々いるのでなかなか難しいかなあと思ったり。
まあ、短編のライト小説と思えばそれなりか。
あと、表紙に紙カバーがついてるんだけど、ぱっと見題名もなくこの本だって分からないので、ちょっと困った。
まあ、知名度的に言えばそうやって探す人の方が少なそうだから良いのかもしれないけど。

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2017年03月30日

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