あらすじ
会社をクビになって途方に暮れていた榛名都冬のもとに突然現れたのは、七福神の老人コンビ、福禄寿と寿老人!知名度が低いことを嘆く二柱に、ネットでのPR活動を頼まれた都冬。「…お二人の名を広めることができたら、私の願い事も叶えて貰えますか?」そうして、都冬と神様たちの可笑しな共同生活が始まった!平凡なニート女子と個性的な神様たちのゆるぐだ日常ファンタジー。―全国の書店員が選んだ「世に出したい」新作!第1回本のサナギ賞優秀賞受賞作。
※本書は2015年に小社より刊行された著作を改稿し、書き下ろしの短編を加え、文庫化した内容となっています。
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Posted by ブクログ
可愛くて楽しくてほのぼのしてて声だして笑うほどおもしろいのに、落ち込むしハラハラするしヒヤヒヤする…。
よくここまで感情詰め込めるような作品を…作れるものだ…すごい…。
声だして笑ったところは、つふゆと福禄寿・寿老人の掛け合いのとこが多かったなぁ。
「なんと、逢い引きか!」
「逢い引きですかね!」
のとことか、大好き。ワチャワチャ感。
そんで最後にかな入力の伏線回収ね!!さすが!!気付いたとき「ハァッ!!」ってなった。そういうオチャメなところも好きだ。
ニタニタも楽しく読めた!
「君と夏が~」のときもそうだったけど、こういうお化けのゾワゾワ感出すのすごい上手だよね…。ほんとに読んでてゾワッとするの。賽助先生の手腕です。
おもしろかった!新作が出たらまた読みたい!明るくても暗くてもいい、賽助先生の文字の紡ぎ方が好きだ!
Posted by ブクログ
七福神に会うことからつふゆちゃんがたくましく成長していくお話。いいなぁ、神様が日常にいるとか楽しそう。大黒さんは迷惑すぎるけど憎めないし、恵比寿さんはかっこいいし。黒闇天さんは好きになるのはとても難しいけどもそれを差し引いても会えるって大きい。願いを叶えてくれる云々がなくても話を聞いてくれるだけで羨ましいです。