西田俊也のレビュー一覧
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ネタバレ亡くなったおばあちゃんが飼っていたネコがいなくなり、小学6年生の男の子2人が夏休みにネコを探す物語。
猫を知れる本でもあったし、少年時代最後の夏休みというノスタルジーを感じることもできる本でした。
作中に出てくる「ネコにやさしくできる人は、人にも優しい。」という台詞がシンプルに響きました。ネコが好きという理由だけで主人公達を助けてくれる大人。素敵な大人。
あと、児童書ということもあり、大切な人を失った後の生き方、戦争のこと、ネコ達の現状、大人(お年寄り)との関わりとはみたいなところを少年少女達に教えているというか、導いているというか、そういった部分も凄くよかった。 -
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夏休みに六年生の佳斗は、亡くなったおばあちゃんの住んでいた家に引っ越してきた。
おばあちゃんがかわいがっていた外ネコのテンちゃんが、やっとなついてくれたとおもった矢先、来なくなってしまう。
馴染みのない住宅地を探しているうちに近隣のおばあちゃん世代の人たちとの交流や蘭という少年とも知り合う。
蘭のおばあちゃんが迷子になったことがきっかけで蘭と知り合って一緒にネコを探すことになる。
ネコには縄張りがあることや遠くへいくことはあまりないなど蘭から教えてもらうこともあったり、チラシにテンちゃんの特徴を捉えた絵を描いてもらったりと助けてもらいながら探し続ける。
蘭とともに探すことによって、住宅 -
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ネタバレ1年前に東京から亡くなった母親の実家のある奈良に引っ越してきた少年佐久良陽太は、亡母の母校を実感のわかないまま卒業し、その帰り道にホームレスから迷い犬のフレンチブルドッグの飼い主を見つけて欲しいと託される。飼い主を探すために毎日散歩に出かけるうち、いろいろな人たちと出会い、馴染めなかった奈良の町への見方が変化してくる。
亡母の実家での彼女の思い出の残るものとの出会い、密かに想う同級生の少女の悩み、父親の転身の秘密……、これらのことが奈良の町と、犬を仲介とした人々とのふれあいとともに描かれていく。
ちょっと都合よく話が進み過ぎのところと、福島原発の事故と汚染された地域の問題まで出てきて、これ -
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結婚式の前日、由希子は昔の恋の思い出の品を捨てに出かけ、事故に遭う。気がついたとき、彼女は19歳の恋にタイムスリップしていた。さらに思い出の曲たちに導かれて、経験したすべての「恋」をたどるうち、高校時代の恋の思い出に立ち止まる…。一方現実の時間では、結婚を約束した恋人が、行方不明になった彼女を懸命に探していた。忘れられない過去の恋と大切な今の恋。彼女が選ぶのは?思い出とともに愛を巡る恋愛小説。
過去は過去。
それでも忘れられない恋はあるものです。
思い出にできない恋もあるものです。
なぜ女性は、昔の恋の思い出の品々をとってしまうのだろう。
読み終わった後、ジュエリーボックスの奥に隠した -
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15歳、中学3年のぼく江澤雄也、翔、真琴と、同級生の森山さんの4人は、中学の放送部の仲間だった。学校のいろんな時間に、生徒からのリクエストに答えてしゃべり、曲をかけるという活動をしていた。ある日、リクエストと間違えて、授業で書いた未来の自分への手紙が持ち込まれ、間違えて放送してしまう。放送部の男子3人が「おわびに文化祭で、女子に告白するシーンを録画して上映する」という話になり『初恋シネマ』の撮影を開始するが…。
甘酸っぱいというか、甘々の青春ラブコメである。10年後25歳の江澤雄也たちが、15歳の『初恋シネマ』とそれにまつわる事件について回想しつつ、その痕跡を探す、しかし、という物語だ。
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ネタバレ約半年ほど前に、主人公の祖母が亡くなったため、祖母が住んでいた家に住むために引越しを
した。その家に遊びによく来ていた猫が1週間いなくなり、その猫を猫の習性などを生かしながら、探して見つける物語だった。
引越しや転校したばかりで、自分の家がある地域のこともよくわからないのに、猫が1週間いなく
なって不安でたまらないのに、行動に出せてすごいなぁと思った。
行動に出せたおかげで、新しい友達に出会え、猫を見つけることができて本当に良かったなと思った。
また、太平洋戦争中の動物の扱い方(動物を集めて殺処分し、動物の毛皮を特攻隊の人たちの耳あてや兵隊の制服の襟などで使われていた。野良でも家で買っていても -
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1年前に奈良に引っ越してきた陽太。東北の震災の後、電力会社で働く事に疑問を感じた父は、母の故郷の奈良で、空き家状態になっていた母の実家で再スタートを決めたのだ。
慣れない関西弁で、仲のいい友達もまだいない。気になっている女の子川島さんにも声をかける事なく、小学校の卒業式をむかえた。
春休み、川べりで犬を連れたホームレスに声をかけられた。フレンチブルドックを渡され、「迷い犬だから、飼い主を探して欲しい」と言われる。犬なんて飼った事もない。死んだ母さんなら、むかし、犬を飼っていたのはしっているけれど。
しかし、犬は躾けられていて、高いものらしい。変な顔で豚みたいだけど、陽太は犬が気に入った。