西田俊也のレビュー一覧

  • 夏に、ネコをさがして

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    ネタバレ

    亡くなったおばあちゃんが飼っていたネコがいなくなり、小学6年生の男の子2人が夏休みにネコを探す物語。
    猫を知れる本でもあったし、少年時代最後の夏休みというノスタルジーを感じることもできる本でした。
    作中に出てくる「ネコにやさしくできる人は、人にも優しい。」という台詞がシンプルに響きました。ネコが好きという理由だけで主人公達を助けてくれる大人。素敵な大人。

    あと、児童書ということもあり、大切な人を失った後の生き方、戦争のこと、ネコ達の現状、大人(お年寄り)との関わりとはみたいなところを少年少女達に教えているというか、導いているというか、そういった部分も凄くよかった。

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    2023年07月12日
  • 夏に、ネコをさがして

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    夏休みにのんびり読みたい、夏のお話だった。
    ネコを探すのに協力的な人が多くて、優しいなあと。佳斗の親も蘭の親も、柔軟な感じが読んでて安心できた。

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    2024年06月20日
  • 夏に、ネコをさがして

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    亡くなったおばあちゃんの住んでいた家に引っ越してきた少年のひと夏の話。児童文学ながらなかなか心にしみる。

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    2023年10月26日
  • 12歳で死んだあの子は

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    クラスメイトが死んだのは、筆者の実体験だそうです。そして、みんなで彼のために計画をたてたのも。
    少し盛り上がりが欠けますが、リアルで胸に迫るものがありました。

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    2023年09月15日
  • 夏に、ネコをさがして

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    夏休みに六年生の佳斗は、亡くなったおばあちゃんの住んでいた家に引っ越してきた。

    おばあちゃんがかわいがっていた外ネコのテンちゃんが、やっとなついてくれたとおもった矢先、来なくなってしまう。

    馴染みのない住宅地を探しているうちに近隣のおばあちゃん世代の人たちとの交流や蘭という少年とも知り合う。
    蘭のおばあちゃんが迷子になったことがきっかけで蘭と知り合って一緒にネコを探すことになる。

    ネコには縄張りがあることや遠くへいくことはあまりないなど蘭から教えてもらうこともあったり、チラシにテンちゃんの特徴を捉えた絵を描いてもらったりと助けてもらいながら探し続ける。

    蘭とともに探すことによって、住宅

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    2023年09月06日
  • 夏に、ネコをさがして

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    ネタバレ

    認知症のおばあちゃんや田舎でのお年寄りとの付き合い方、距離感がリアルに描かれている。
    ネコを探しながら地域住民との交流による成長を感じられる。

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    2023年06月09日
  • ハルと歩いた

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    幼い頃に亡くなった母、父親の転職、転校先で親しい友だちもできないまま卒業、中学受験失敗、と書き並べるとマイナスイメージばかりだが、暗い気持ちにはならず、主人公と犬を応援する気持ちで読み進められた。

    古いものを壊して新しく作り変えること、原発問題などにも触れられている。
    高学年以上におすすめ。


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    2021年07月31日
  • ハルと歩いた

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    奈良生まれの作者と、数年暮らしただけの私ではイメージがこんなにも違うのだろうか。
    平城宮跡の読み方が奈良っぽくないし、大きなモールなんか奈良市内に無いし、ホームレスも奈良には居ない。
    が、それはさておき、物語は、奈良の町を人懐こい小犬と歩きながら成長して行く少年の心と桜の蕾が花開く様が相まって、「ハル」を思わせる爽やかな内容だった。この「ハル」には、春、遙、晴が込められている。
    死も病も障害も、共に乗り越えてくれる存在が居れば、必ず晴れる日が来るのだ。

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    2020年09月03日
  • ハルと歩いた

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    王道。
    小学校卒業、亡き母をしのぶ、離職した父や異性、知らない大人達との心の交流、それらを偶然託された迷い犬との日々の中で体験し、成長していく。
    古都奈良、桜の春、懐かしく切ない鈴の音といったモチーフもさりげなく効いてる。

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    2018年11月06日
  • ハルと歩いた

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    ネタバレ

    1年前に東京から亡くなった母親の実家のある奈良に引っ越してきた少年佐久良陽太は、亡母の母校を実感のわかないまま卒業し、その帰り道にホームレスから迷い犬のフレンチブルドッグの飼い主を見つけて欲しいと託される。飼い主を探すために毎日散歩に出かけるうち、いろいろな人たちと出会い、馴染めなかった奈良の町への見方が変化してくる。

    亡母の実家での彼女の思い出の残るものとの出会い、密かに想う同級生の少女の悩み、父親の転身の秘密……、これらのことが奈良の町と、犬を仲介とした人々とのふれあいとともに描かれていく。

    ちょっと都合よく話が進み過ぎのところと、福島原発の事故と汚染された地域の問題まで出てきて、これ

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    2016年05月15日
  • ハルと歩いた

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    亡くなった母が昔住んでいた奈良に引っ越してきた陽太は、母の卒業した小学校になじめないまま卒業式を迎える。
    式のあと出合ったホームレスの男から迷子のフレンチブルドッグを手渡される。
    初めて飼うことになったブルドッグの飼い主を探して、陽太とブルドッグは奈良の町を歩く。

    気になっていたクラスメイトの美少女や、記憶にはない母の作文の存在。初めて世話をすることになったブルドッグとの散歩、そこで出会う犬と一緒だから出会う人々。
    少女への淡い気持ちや、母の面影、父の葛藤、成長の節目にある少年の素直な気持ちが、さわやかさを呼ぶ。

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    2016年02月02日
  • love history

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    結婚式の前日、由希子は昔の恋の思い出の品を捨てに出かけ、事故に遭う。気がついたとき、彼女は19歳の恋にタイムスリップしていた。さらに思い出の曲たちに導かれて、経験したすべての「恋」をたどるうち、高校時代の恋の思い出に立ち止まる…。一方現実の時間では、結婚を約束した恋人が、行方不明になった彼女を懸命に探していた。忘れられない過去の恋と大切な今の恋。彼女が選ぶのは?思い出とともに愛を巡る恋愛小説。


    過去は過去。
    それでも忘れられない恋はあるものです。
    思い出にできない恋もあるものです。

    なぜ女性は、昔の恋の思い出の品々をとってしまうのだろう。
    読み終わった後、ジュエリーボックスの奥に隠した

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    2010年04月03日
  • 笑いの果てまでつれてって

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    2009-12-162
    不満なところも多々ありましたが、この物語の中で一番のお気に入りは
    ミナミさんの性に対する道徳観・・なので満足。
    続編を書く予定はあるのだろうか?
    著者に聞いてみたいなあとも。

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    2010年01月11日
  • love history

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    【my room】結婚式を翌日に控えた女性が、突然の事故をきっかけにタイムスリップの旅に出かける。それは“歌”を中心にした彼女のかつての恋愛を辿る旅だった。あり得ないことかもしれないけど、自分の過去に戻って何かをもう一度やり直せるならば、それをしてみたいと私は思う。過去を変えることによって今を変えることは出来ないかもしれないけど、過去に気付かなかった何かには気がつけるかもしれない。でも実際に私がこれを経験するには余りにも恋の経験が少ないなぁ。

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    2009年10月04日
  • love history

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    久しぶりにこんな甘ったるい(いい意味で)小説を読みました。過去に戻ってもう一度人生をやり直せる機会があっても、結局同じことを選んでしまう。。という部分が印象的でした。

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    2009年10月07日
  • そして僕等の初恋に会いに行く

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    15歳、中学3年のぼく江澤雄也、翔、真琴と、同級生の森山さんの4人は、中学の放送部の仲間だった。学校のいろんな時間に、生徒からのリクエストに答えてしゃべり、曲をかけるという活動をしていた。ある日、リクエストと間違えて、授業で書いた未来の自分への手紙が持ち込まれ、間違えて放送してしまう。放送部の男子3人が「おわびに文化祭で、女子に告白するシーンを録画して上映する」という話になり『初恋シネマ』の撮影を開始するが…。

    甘酸っぱいというか、甘々の青春ラブコメである。10年後25歳の江澤雄也たちが、15歳の『初恋シネマ』とそれにまつわる事件について回想しつつ、その痕跡を探す、しかし、という物語だ。

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    2024年06月12日
  • 夏に、ネコをさがして

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    ネタバレ

    約半年ほど前に、主人公の祖母が亡くなったため、祖母が住んでいた家に住むために引越しを
    した。その家に遊びによく来ていた猫が1週間いなくなり、その猫を猫の習性などを生かしながら、探して見つける物語だった。
    引越しや転校したばかりで、自分の家がある地域のこともよくわからないのに、猫が1週間いなく
    なって不安でたまらないのに、行動に出せてすごいなぁと思った。
    行動に出せたおかげで、新しい友達に出会え、猫を見つけることができて本当に良かったなと思った。
    また、太平洋戦争中の動物の扱い方(動物を集めて殺処分し、動物の毛皮を特攻隊の人たちの耳あてや兵隊の制服の襟などで使われていた。野良でも家で買っていても

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    2023年07月12日
  • 12歳で死んだあの子は

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    小学校の同窓会を機に再会した同級生3人。それぞれ別の中学へ進学していたが、12歳の時に病気で亡くなった同級生のことを思い出す。

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    2022年02月02日
  • ハルと歩いた

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    ネタバレ

    犬好きの作者がフレンチブルドッグのかわいさを存分にPRした本。犬飼ったことがないと、いまいち場面が想像つかない。

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    2020年09月06日
  • ハルと歩いた

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    1年前に奈良に引っ越してきた陽太。東北の震災の後、電力会社で働く事に疑問を感じた父は、母の故郷の奈良で、空き家状態になっていた母の実家で再スタートを決めたのだ。
    慣れない関西弁で、仲のいい友達もまだいない。気になっている女の子川島さんにも声をかける事なく、小学校の卒業式をむかえた。

    春休み、川べりで犬を連れたホームレスに声をかけられた。フレンチブルドックを渡され、「迷い犬だから、飼い主を探して欲しい」と言われる。犬なんて飼った事もない。死んだ母さんなら、むかし、犬を飼っていたのはしっているけれど。

    しかし、犬は躾けられていて、高いものらしい。変な顔で豚みたいだけど、陽太は犬が気に入った。

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    2016年12月23日