えらんとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは紛う事なき百合……か?
1巻から続く水羽のトラウマ。
なんとか解消しなくては…とアレコレやってみた中がこれか(笑
確かに睡眠障害の打破には有効だとは思うけども。
それだけにとどまらず、皆が色んなアイディアを出して解決しようとするところがチームワークというか、叢雲町田の雰囲気を象徴していていいな、と。
それに対して…大企業の胡散臭さときたら。
楓達は実績を出して、広告塔になれているからいいけれど、恐らくそれ以外のチーム・事業所はかなりキツイ思いしてるんじゃないのかなぁ。
…それはそれとして、「レガリア」かなりカッコよくない? 「新型」感が半端ない。
そして「存在感がない」あの人も登場 -
Posted by ブクログ
原作ゲームでは見えづらい、戦闘の恐怖が描かれているのが白眉。
女の子達がバイト感覚で剣林弾雨の中に飛び込んでいく世界観である以上、厳重なセーフティが設定されているわけですが。
敵意をもって襲い掛かってくる相手がいる以上、そこは戦場です。絶対安全、なんてないわけで。
不慣れな武器、油断、強大な敵…そりゃぁトラウマにもなるでしょう。
外伝としてオリジナルのヒロインを設定したのも良い判断かと。
色々振り切ってる本編のキャラと違い、「弱小」というか普通のキャラから見てアクトレスという仕事(存在)がどういうものなのか、が分かりやすく描かれています。
…にしたって水羽の地味さ、活躍できなさは…うん、頑 -
ネタバレ 購入済み
[再読]
最初に読んだのはアニメ1期放送当時かと思いますが、本編最終巻読了後に改めて再読してみて、書き下ろし短編小説が本編ラストと上手くリンクしてる感じでした。
設定は恐らく高1の夏休み、ラノベ19巻は高2の冬~高3の春前にかけて、ゲームを楽しみつつも高校生の本分たる勉強を疎かにしない楓と理沙の二人は、末永く仲良しでいられるのでしょうね。 -
Posted by ブクログ
原作でも映画でも感情が色々と滅茶苦茶にされた本エピソード、それは咲太も翔子も麻衣も幾つもの選択肢を突き付けられ苦しみながら誰もが幸せになれる未来を掴もうとしていた姿がこちらの感情を叩いてくるから
誰かの心臓が捧げられなければ翔子が生きられないから咲太は藻掻く事になった。その有り様や傍で見守る翔子の決断があまりに美しくて感情を揺さぶってきたのだけど、そりゃあの物語を翔子視点で再構築すれば、同じようで居て少し違う美しさが描かれるのは当然かもしれず
本作での翔子ってかなり特殊な描かれ方をしているように思える
原作や映画だと超然的な視点で咲太の決断を見守っているように見えた。けれど本作では翔子の心 -
Posted by ブクログ
あの『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を別視点で描く本コミカライズ、咲太が謎めく翔子に振り回された本作と違い、翔子の視点で彼女が何を考えていたかを芯に掲げ描いているから、原作を読んだ時の感情を思い起こしつつもまた別の感情を抱けるようになっているね
原作では咲太が自身の命と翔子の命を天秤に乗せ比べる事になったけど、同様の問答を翔子自身も行っていたのだと理央との会話を経て描写される展開はキツイものが有る……
現実的に咲太の心臓で生きている翔子にとって、別の時間の流れに在る世界の咲太であっても、俯き悩んでいるのならば救ってあげたい
でも、咲太が事故に遭わない未来を作るという事は、その時 -
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Posted by ブクログ
原作6・7巻に相当し映画化もされた翔子のエピソードを翔子視点で描くという事になれば、俄然期待は沸いてしまう。それだけに前半は少し肩すかし感があったというのは否めなかったかも
原作6・7巻は翔子という人物をどのように描くかにより感動の度合いが変わってくるけど、そこに咲太や大きな翔子の覚悟も関わってくる
それだけに小さな翔子のみで描かれる視点はどこか歯抜け感を覚えてしまっていた
だからこそ、中盤で手術が成功するシーンが描かれた事で本作がどのような物語かを突きつけられ衝撃を覚えてしまったよ…
本作はいわばエピソード0のようなものであり、翔子が二重の意味で咲太と出会う物語。原作6・7巻のコミカライ -