佐木隆三のレビュー一覧

  • 正義の剣

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    現代社会のゆがみが引き起こした犯罪。罪を問われる被告人は、裁判では孤立無援の存在となる。そこで温情あふれる若き判事補が婚約者の応援を得て事件を解明していく。叡智と温情で裁く連作裁判小説集。

    1995年の刊行。親本は1992年の刊行。
    現実の事件にヒントを得たまったくのフィクションであるというが、確かに何処かで聞いたようなネタである。著者は、連載途中から全国の裁判を傍聴して回るようになったという。現在、傍聴マニアの存在が知られ、各種傍聴記録が作品として出版されていることをみると隔世の感もある。小説の中で、法廷でのメモを禁止される件があるが、現在は当たり前になっている事柄は、実が当たり前では

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    2012年07月23日
  • 復讐するは我にあり

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    「文庫本あきとがき」で著者自身も書いているが、手法としてはカポーティ
    の名作『冷血』と一緒か。

    実際にあった事件のノンフィクション・ノベルだが、犯人の名前は勿論
    変えている。

    九州での強盗殺人事件を皮切りに、静岡県で旅館経営者の親子を殺害。
    殺害後、旅館に質屋を読んで物品を処分する。

    その後、弁護士を装い、千葉県、北海道、栃木県、東京で詐欺を働き、
    東京では老齢の弁護士を殺害し、洋服ダンスに死体を隠したアパート
    で数日過ごす。なんだ?この神経は。

    そして、舞い戻った九州で再度弁護士を装い教誨師に接近するも、
    11歳の娘に正体を見破られあっけなく逮捕される。

    昭和38年から昭和39年の

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    2017年08月16日
  • 慟哭 小説・林郁夫裁判

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    読みながら犯人はいったい、いつになったら現れるんだろう・・と思っていたら、突然現れました。とは言っても、心の中では(まさかね~)とは思っていたのですが、思わずひっかけられました。

    まず、『この人が犯人だろう』というのは分かっていましたが、この犯人、最後まで冷静で、かといって普通の人かと言えばそうではなく、常識で考えれば、そんなことはありえない、と分かっている事を信じこもうとした所にこの人の悲しみの深さがあったのかもしれません。

    読んで、楽しくなる内容ではありませんが、ハラハラするミステリーを読みたい方にはお勧め。

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    2012年02月20日
  • 白昼凶刃 隣りの殺人者2 (小学館文庫)

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    実録犯罪小説。4人が死亡した通り魔事件の犯人は無期懲役の判決を受け、現在も塀の中。彼が取り調べや裁判で主張した「電波」は、今でも彼を苦しめているのだろうか。

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    2011年04月23日
  • 復讐するは我にあり(上)

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    殺人鬼榎津の行動力にはあきれるほど凄い。これが実際に起きた事件とは思われないほどだった。ただ、上下巻で多少長いと思わせるきらいがあった。

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    2009年10月04日
  • 復讐するは我にあり(下)

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    西口彰事件を題材にしており、ほぼノンフィクションのようである。主観、ドラマ性は一切排除してあるので(最後でほんのちょっぴりだけある)物足りなさを感じる人もいるかもしれない。しかしこの様な犯罪に対しドラマティックな理由付けがされたところで納得のいく答えなどありはしないのでは。直木賞受賞作品。06.06.11

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    2009年10月04日
  • 復讐するは我にあり(上)

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    タイトルは聖書の言葉。我とは主、神様の事で「酷い事をされても復讐する必要は無い。必ず主が代わりに天罰を下す」といった意味。06.06.09

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    2009年10月04日