井上恭介のレビュー一覧

  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    ☆☆☆2017年8月レビュー☆☆☆


    『里山資本主義』に続く、これからの日本の針路を示す著作。身近なものを生かし、原価ゼロで人と人とのつながりを大切にして暮らす。それが持続可能な社会ではないだろうか、と考えさせられた。
    今回のテーマは「里海」。四方を海に囲まれた日本において、海とどうつきあっていくべきだろうか?瀬戸内海のアマモ復活プロジェクトを中心に書かれている。
    僕は今、都会に住んでいるが日々の仕事や生活の中で何かできることはないか、考えたい。

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    2017年08月07日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    牡蠣筏によって、浄化されていく海。自然物を利用して自然を取り戻していく。ステキな考え方だと思った。赤潮の時と筏設置後の写真を実際に見比べた時は同じ海とは思えないほどキレイになっていて感動した

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    2016年10月03日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    里山資本主義も読みました。
    里山よりも里海のほうが、親近感がわきます。
    やはり、どちらかというと山よりも川や海の近くで
    生活してきたからかもしれません。
    だけではなく。
    里海資本論の考え方は、都市も地方も関係なく
    全体でできうる考え方だと思うのですが
    里山資本主義の言われ方は、都市対地方(田舎)という
    間違った対立に取られる部分があると思います。

    今住んでいる家の近くは、23区内ですが、近くの川や
    畑、森と自然が多く
    虫・鳥もたくさん見かけます。やはり自然や多様性
    を人間の手によって作り上げていくということが
    大事なのではないかと思います。

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    2015年08月27日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    『里山資本主義』の続編。瀬戸内海のアマモを再生するために立ち上がった漁師。富栄養化され赤潮が発生するまでになってしまった内海だが、稚魚の揺り籠となるアマモの森、牡蠣の養殖筏で、海水の浄化が進んでいく様子がダイナミックに描かれる。連鎖的に里山も再生され、ヒトが住みやすくなった。認知症老人が生き生きと暮らす島にも感動。こんな小さな循環型社会がこれからの日本の理想なのだと思った。「自然を自分たちの都合で、今生きている自分たちのためだけに使い、あとは知らないという時代は、終わるべきなのだ」に納得。

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    2024年11月30日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    2015年81冊目

    里山資本主義のNHK取材班が今度は里海を調査
    里海はSATOUMIとして海外でも認知されている言葉らしい。
    里山資本主義は里山にある資源を再度有効活用した生活を紹介したが、
    里海では一度死にかけた海をいかに昔の環境に戻し生き返らせるかという点がポイント。

    一時期はコンビナートから垂れ流される汚水や生活排水で赤潮でいっぱいになり、
    それまでは鯛の海だったのに魚達が生活出来なくなった瀬戸内海。
    そんな瀬戸内海を生き返らせたのは牡蠣でありアマモ。

    多くの人々の努力でかなりよみがえりつつある瀬戸内海であるが、
    まだまだ戻ってはいないそうである。

    自然と人間との関係性、将来へ

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    2018年10月28日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    ネタバレ

    だいぶ前に『里山資本主義』は読んでいたのだが、本書はしばらく積ん読状態。。

    読み始めてみると、自分にとってとても身近な瀬戸内海をメインに取材がされていて、もっと早く読めばよかったと後悔。

    今では、澄んだとてもきれいで美しい瀬戸内海だが、高度経済成長の時代には工業排水や生活排水、埋め立てなどの影響で1年に300回近くの赤潮が当時発生していたとされている。
    それが今の状態まで回復してきたのはここ約10年ぐらいである。

    公害や排水への意識が高まり、対策がとられてきたのももちろんだが、一番の要因は自然に任せるのではなく、「人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム」。

    西洋的な一神

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    2018年05月31日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    逆転の発想、視点はなかったが、取り組み自身は、興味深い。解説の藻谷氏の視点は鋭い。生命の循環を意識しなければ。

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    2017年05月23日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    海が好きになる本。
    瀬戸内海の浄化の取り組みを取り上げ、自然に任せるのではなく、自然の一部の人間が自然を作る手伝いをすることで本来の自然を取り戻す動きを紹介している。
    昔の当たり前を実現しようということで、懐かしい未来と表現している。
    東京の女性の就業率は全国最下位。保育所などがなく、出産後働けないから。

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    2016年09月15日
  • 牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日

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    私は牛丼が食べられなくなったって一生困りはしません。吉野家は行ったことあるし当然牛丼を食べたこともありますが、牛丼好きというわけではないです。しかし以前見たTV番組で、アメリカ牛肉の買い付けで日本の商社が中国に競り負けているというのを見て気になっていたので、まさにそれを取り上げた本だと手にとりました。
    この本はその番組のプロデューサーが書いたものでした。ええ、まさにその番組の本だったわけです。あの番組は本の宣伝だったのか?いや、そんなことはないでしょうけど。その番組自体、片手間に見ていたので、番組全体がこの本に詰め込まれているかどうかまでは私にはわかりません。
    前置きが長くなりましたが、牛肉に

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    2016年03月12日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    里山資本主義の続編! 東京でも素晴らしい自然がみれるのかな‼ちょっとずつ、自然を作り上げれるように、協力してみたい!

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    2016年02月01日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    広島のカキ,日生のアマモなど身近な話で楽しめる.素晴らしい人々の活動を記者として的確に報告している.確かに瀬戸内海はきれいになってきた.赤潮の時代があったことが信じられないが,あのように海を痛めてきたことは忘れてはいけないと思う.未来に希望が持てる話ばかりで,楽しく読めた.

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    2015年12月21日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    「里海」の概念によって再生した瀬戸内海各地を取材している。「里海」とは、人が手を加えることによって、自然の循環・再生が保たれ、生物多様性が増しているような海のこと。人間も多様性の一部であるという考え方は斬新だと思う。再生に取り組んだ人々の情熱と苦労と、その後の喜びが生き生きと描かれており、テレビ番組で見た場面も多かったが、活字もまた勉強になる。因島や弓削島も登場し、その自然環境の豊かさを再認識した。藻谷氏の解説の解説も面白い。

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    2020年10月26日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    「里山資本主義」に続いてNHK取材班による日本再生の具体論。思えば子供の頃、70年代の記憶では瀬戸内海と言えば石油コンビナートや赤潮の発生など公害によって汚染された海というイメージだった。それが直近の僅か10年間で、驚くほど豊かな海が復活したという。牡蠣やアマモを活用した古来から伝わる智恵によって海水は浄化され、生態系が再び息を吹き返しつつあるという。過疎に悩む地域に若者が戻ってきてあらたな繋がりを生み始めている。里山から始まった新たな資本主義が里海に到り、本当に日本の社会を変えていくのではないかという期待を抱かせる。

    少々、良いところばかりを取り上げているのではないかとも思わせるほどの絶賛

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    2015年08月21日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    20150804 懐かしい未来。我々の世代までが実感としてわかるのかも。子供たちにとっては当たり前の現実になるように変わっていく流れになれば良いと思う。人任せではダメ。参加する事から始めよう。

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    2015年08月05日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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     唯一神の世界では、海に手を加えるというのは環境破壊である。SATOUMIは牡蠣の養殖することによって海を浄化し、アマモという海藻を増やして豊かな瀬戸内海を取り戻した。つまり海に手を加えることによってより豊かな海を実現して、漁業によって生きる道を開こうとするものです。
     少し前に里山資本主義が有名になりましたが、里海資本論はそれを含めてオカネ資本主義に汚染された生き方を再考するきっかけになります。

     人類史上、パンデミックは人類の歴史を大きく変化させてきました。3世紀から4世紀にかけての寒冷化が民族大移動を引き起こし、東では漢帝国を滅亡させ、西ではローマ帝国を分断させました。寒冷化は大飢饉を

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    2020年12月29日
  • 牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日

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    牛肉争奪戦の取材をベースにした内容。牛肉だけでなく食料全般で起きている、爆食による市況の激しさがよくわかる。読むと本当に牛肉が食べられなくなるのでは?と思えるほど今そこにある危機と感じる。ただ、水も食料も持続可能な仕組み考えないと、必ずしっぺ返しがくる

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    2019年06月12日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    里山資本主義の枠を更に超えた面白い人たちが多数登場します。里山資本主義とセットで読むことをお勧めします。

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    2018年12月25日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    里山資本主義も読んだ。こちらは今日からでもやろうと思えば自分も実践できそうなことがたくさんあった。
    里海資本論はどうか?そこは広大な海の物語。自分としてすぐにできることは少なさそうだが、意識しなければいけないことは多そうだ。日本人にとって海の幸は切っても切り離せない産物。だから、改めて意識したい。

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    2018年04月04日
  • 牛肉資本主義―牛丼が食べられなくなる日

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    牛肉をメインにして、 グローバル資本主義の切り口から、今後を展望批判をし、解決策の糸口を見つけていく趣旨だと思うが、どうも取材及び話の構成があっち飛びこっち飛びで良く解らない上、結論は強引に里山資本主義、里海資本論へと向かう。
    理屈ではそうだろうが、何億トンという世界からいきなり里山への帰結はちょっと違和感を覚えてしまう。

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    2016年05月01日
  • 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く

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    前に読んだ「里山資本主義」より分かり易くて良かったが、私自身ではどうしようもない。でも、こういう話が増えて欲しい。

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    2015年12月12日