上村五十鈴のレビュー一覧
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購入済み
絵もエピソードもほっこり
たまにイライラしそうになるくらい、人の好すぎる店長…!優しいタッチの絵に癒されるのと同時に、エピソードの内容が濃く、また、美味しそうなカフェメニューにくぎ付けになって作り方をメモったりもしています。当たりのマンガを引いて嬉しくなりました。長く続くことを願っています。
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購入済み
ほんわりとした余韻
自分の歩いている道に迷ったとき、ふと立ち止まりたくなったとき、星を眺め自身と重ねてそれを糧にしていく人たちの話がたくさん詰まった作品です。
読了後の温かな余韻が心地よくて読みきってしまいました。
実家の本棚に並べたいくらい大好きな作品です。
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Posted by ブクログ
涙が止まらん、あんまりにも、ストーリーが美しすぎて
文句なし、満場一致で、この『星の案内人』を私の本棚の、「殿堂入り」の段に移したい
星は常に人を見守り、人は星に願ってきた。見上げれば、そこにあるもの、それが星々
星に夢を見て、神話を紡ぎ、語り継いできた、人たちは
人間の歴史とは継承、バトンを後世の人らに渡し続けるコト。星に宿る「何か」は、ずっと、それを見続けてきたんだろう
誰か、何かに自分が見守られている、その安心感は人を成長させ、変化させていく
ストーリーのメインは、迷いやすい多感なお年頃のトキオくんだったけど、主人公は全ての登場人物だったんだな、と思える最終巻だった
トキオくんは、いきなり大人になった訳じゃない。けど、星の偉大さを知り、個性豊かな多くの人に触れ、喜怒哀楽の感情を刺激され、少しずつ、自分の殻を打ち続け、ついに外の世界が見える穴を開け、一歩、踏み出したのだろう
まだまだ、彼の人生は壁も谷もあり、嵐が起こる事もあれば、鬼に出くわす事もあるだろう
けれど、星の輝きを大勢の人から貰った少年は一時は立ち止まってしまっても、その間、しっかりと考え、力を溜め、また歩き出せるだろう。空を見上げるトキオくんには、きちんと見えているはずだ、自分だけの星が
人は決して、孤独になったりなんかしない。周りを見渡す余裕を失わなければ、自分が一人じゃない、と気付ける
命とは自分だけのモノだが、それを自分に手渡してくれた人々がいる事を忘れなければ、その命を次に渡す事もできる
星は時に見えなくなっても、確かにそこに存在し、人を目的地へと導き続ける
星を見失ってしまった時は、空にかかる雲を責めるのではなく、己の眼の曇りを取り除くべきだろう
うーん、ダメだな、グッとくる漫画ほど感想に脈絡がなくなってしまう
これじゃ、上村先生に感謝が伝わらん。私の感想、これじゃ、星もつかん
どの回も好感度をグイグイと上げるものばかりだったが、個人的に胸倉を掴まれたのは、最終回だった、やはり。どこがどうイイって事を上手く説明できないが、ともかく、ブワッと来た。宇宙ってのは、自分の中にもある、そう言う事か。志村さんは結局、最後までトキオくんに対しても皮肉屋な大人として接したな。けれど、彼もまた、トキオくんを形作る、輝きを放つ星の一つなんだろう
この台詞を引用に選んだのは、私の心に超新星爆発を起こしてくれたから。「ある」や「ない」は、さほど重要じゃない。自分の信じたいモノが、ちゃんと、双眸で見えていればいい。周りから押しつけられる当たり前や常識に目を塞がれて、見たいモノも見えない、見たいモノから目を逸らすようになっちゃったら、人生、楽しくなくなっちまう。「見えない」モノにこそ、言葉に出来ない魅力が宿り、それこそが人を輝かせていく。改めて、漫画に宿る、目に見えない、けど、確かにある力を感じる事ができ、これからも漫画を読み、感想を書き、自分の糧にしていこうと思えた -
Posted by ブクログ
あーーーー良かった!!
ほんとじーちゃんの勢い好き!!
星にまつわる話や神話はじーちゃんが作ったものではなく広く普遍にあるものなのに、
じーちゃんの中を通って血を通わすみたいな
そんな強い力を持っていたなぁと
人は互いに自分を相手に分けていってるんだという話が良かった
別に意図して相手の中に残ろうとしてのことじゃないけど、それはいつかにくる別れの日にきっと
その人を守るバリアになる
ずっと思っていた、人は大切な人との別れで心が壊れてしまわないように
たくさんの思い出で心をコーティングして守るんだなと
そのイメージに添うようでなんだかホッとした
もうちょっとページ数があれば良かったなぁと思った
ひとりひとりのこれまでの物語とその先が、サラッとしてて物足りなさがある
寂しい
元々星が好きで天体観測なんかもしていたけど
その、宇宙はすごいんだよ!!! てところをもっと感じながら、夜空を見上げられたらなと思う
あ〜〜『小宇宙』いきたい! -
Posted by ブクログ
感想を書く前に、気になる事を一つ聞きたい
この作品、この3巻で完結じゃないですよね?
こっから、もっと面白くなりそうな、ストーリーの深みが増しそうな予感がするのに、あとがきを読むと、何だか、幕引きの言葉を上村先生は仰っているようだ
まだまだ、時央が少年としても人間としても大きく成長していく過程も見たかった、おじいさんのプラネタリウムで星の逸話に絡めた、含蓄のある人生の指針となりそうな話を聞きたかった
こんな面白イイ青年漫画が終わってしまうのは、実にショックだ
ただ、少し落ち着きを取り戻してから、完結巻である事を受け入れて、3巻を読み直すと、改めて、この『星の案内人』の良さをじっくりと感じられる気がした
デカすぎて、知ろうとしても知れず、調べれば調べるほど謎が次から次へと生れ出てくる宇宙をテーマにし、同時に、宇宙と同じくらい、いや、それ以上に変化の可能性を秘めた人間そのものに焦点を当てたストーリーは読み応えがあった
おじいちゃんのプラネタリウムに招かれる人間は確かに、それぞれ心の問題を大なり小なり抱えてしまっていって、答えが見えているのに、それに繋がる道を見つけられずに動けなくなっている人ばかりだった。その中でも、特に根深く、厄介な傷を背負っていたのは、やはり、主人公の時央だろう
この少年が、おじいちゃんから宇宙の話を聞き、驚きと感動を覚え、同時に悩み苦しんでいるのは、世界で最も不幸だと思い込んでいる自分だけじゃない、と当たり前の事に気付き、自分をその場から動かそうと足掻いている様は見ていて、心に響いた
また、おじいちゃんを含め、登場人物らの言葉が、しっかりと読み手に届く点も好印象
同じコトをリアルな人間に言われたら「カチン」と来てしまう。でも、似たような悩みを持った漫画のキャラクターを間に挟んで言われると、不思議な事に、素直に納得できる。それが、好い漫画の持つ力なんだろう
本当に最終巻である、と仮定した場合、私の3巻のお勧めは、やはり、時央少年が死ぬ第21話「スバル〔後編〕」だ
この台詞を引用に選んだのは、歯に衣着せない彼の、子供であろうと甘やかさない、大人らしい(まぁ、大人げないとも言えるが)厳しい優しさを感じたので。トラウマを負う人間は、他人が思うほど、そう簡単に変われない。けど、変わってもいないのに、変わった事で現状が悪くなる事を恐れ、その場から動こうとしなければ、人の心はますます弱まってしまう。無理に弱い自分を乗り越える必要はない。ただ、一度、そこから半歩下がって、今の自分がどんな状態かを自分の目で確認してみよう。そうしたら、元の位置から半歩進んで、落ち着いて深呼吸をしてみよう。それだけの勇気が、君にあれば、君は自分の中で超新星爆発を起こせる。弱い君の躯の中から新たな君が誕生するだろうさ。陳腐な言い方だが、壊す事でしか生まれないモノもある・・・・・・まぁ、壊すと言っても、肉体って器じゃなく、自分でわざわざ生んだ負の感情の澱だけで満たしてしまった、心の壺だけど! -
Posted by ブクログ
笑えるでなく、心に強く鮮やかに残るって意味で「面白い」と言い切りたい青年漫画
捉え方、言い方、それが正しいのか、そこの自信はグラつくが、上村先生の組むストーリー、これが1巻目より奥行きが増した気がする。味にも複雑さが感じられるようになったからか、各々の読み手の解釈もまた、変化しただろう
どんな人生を歩んでいても、誰だって一度は夜空を見上げ、瞬く星に力を貰った事があるはずだ、きっと
星座ってのは、大きい意味で言えば、芸術作品だろうか。誰かと一緒に星を見上げた人が、果てない想像力を働かせ、点と点を線で繋ぎ、形を作り、そこから物語を生み、なおかつ、それを多くの人に伝え続けたのだから
星に関わる神話は、いくつになっても聞くとワクワクさせられる。決して色褪せないロマンが、前や上を向く力、後ろを振り返って反省する時間、横にいる自分の力になってくれる人の存在を知るキッカケをくれる
子供なりに、でなく、個性が育まれつつある子供だからこそ、自分の内側で自分の力だけで思い悩むトキオの葛藤や足掻き、年長者との触れ合いで視えた「何か」による小さい、でも、確かな成長は、読み手を力強く引き込む。何と言うのか、壁にぶつかっているトキオのもがいている様にハラハラさせられ、助けてあげたい、そう思う一方で、大人として見守ってやるべき、と変に落ち着いている自分もいるのだ、読んでいると
それに加え、最年長者のおじいさんの言葉は、自分でも驚くくらいに、ストンと心のほんの少し欠けている割れ目に落ちて、喪失感を薄めてくれるのだ。自分に解決できない悩みはない、と思い込んでいる薄っぺらい事を自覚していない教師の上から目線の説教など比較にもならないだろう。やはり、長い時間を生き、多くの人と触れ合い、無数の経験、知識を溜めこんでいる人間の言葉には不思議だが現実的な力が宿るのかも知れない・・・・・・
どの話も魅力的だが、これは是非、と思ったのは、第13話と第14話の『ゴメイサー涙ぐむものー』である。人と犬の絆、これで涙しない人間はいない、と思いたい私は甘ちゃんかもしれんが。あと、私の字でもある、大きな黒い犬がメインってのも理由だったりw
キャラの心に迫るオマケ漫画も、本編とは異なった面白さがあって、上村先生をますます、好きになれる
あとがきを読むと、どうやら、上村先生やお父さんが、『星の案内人』を読んだ私たちの感想に目を通してくれていらっしゃるようで、もし、これを読まれたら、ちょっと恥ずかしいけど、こんな拙く、輪郭が定まっていない感想でも、先生のテンションの維持に貢献できるなら嬉しい限り -
Posted by ブクログ
ファンタジー感が滲む絵柄ではあるが、そのストーリーには浮ついた感がない一方で、気が滅入るようなリアリティさもない
ベタな言い方だが、手は届きにくい、けど、視線を自分の意志で変えてみれば確かにそこに“あってくれる”星のような、優しく、さりげない、人の傍にいてくれるだけの温かみを芯に秘めている話を描く漫画家だな、と思える作品
星座の逸話を、人それぞれの悩みを解決する術に絡めてくる点が非常に好ましい
掴み所のない、矍鑠としたお爺さんの、色々な経験をしてきたと感じさせる話し方、身振り手振りの端々に、素直に尊敬したくなる人生の先輩としての浅くない器を感じる事が出来る
どの話も、心に染み入ってくるが、上村先生に対して好印象を抱けるキッカケになったのは、第2話の『ほうき星』。また、他の読み手に「これ、面白いですよ」と勧めたいのが、第7話の『暁の明星・宵の明星』
星が好きな人、腰の据わった人間ドラマが読みたい人、対人環境に悩んでいる人は読むと、得る物があるかもしれない