あらすじ
旅先で人生にも道にも迷ってしまった糸子さん。彼女が見つけたのは「小宇宙」と名前がついた建物。その扉を開けると、そこには私設のプラネタリウムが広がっていて…。プラネタリウムを舞台に繰り広げられる人と空の優しい物語。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ファンタジー感が滲む絵柄ではあるが、そのストーリーには浮ついた感がない一方で、気が滅入るようなリアリティさもない
ベタな言い方だが、手は届きにくい、けど、視線を自分の意志で変えてみれば確かにそこに“あってくれる”星のような、優しく、さりげない、人の傍にいてくれるだけの温かみを芯に秘めている話を描く漫画家だな、と思える作品
星座の逸話を、人それぞれの悩みを解決する術に絡めてくる点が非常に好ましい
掴み所のない、矍鑠としたお爺さんの、色々な経験をしてきたと感じさせる話し方、身振り手振りの端々に、素直に尊敬したくなる人生の先輩としての浅くない器を感じる事が出来る
どの話も、心に染み入ってくるが、上村先生に対して好印象を抱けるキッカケになったのは、第2話の『ほうき星』。また、他の読み手に「これ、面白いですよ」と勧めたいのが、第7話の『暁の明星・宵の明星』
星が好きな人、腰の据わった人間ドラマが読みたい人、対人環境に悩んでいる人は読むと、得る物があるかもしれない
Posted by ブクログ
不思議な店があって、その場所を中心に人の輪が広がって、誰かが少し癒される。
うん後にとあるを生む作者だわこれ。
前後したけどこっちもいい話だ。
いやこっちの方がよりストレートかも知れない。
自分も次のハレーは見られないんだな。
癒されます
何とも不思議なプラネタリウムのお店。
そこへ引き寄せられるように訪れる人たちが、星や星座にまつわる話で生きる希望を見出す話。
優しくて暖かい場所とおじいさん。
ほんわりとした余韻
自分の歩いている道に迷ったとき、ふと立ち止まりたくなったとき、星を眺め自身と重ねてそれを糧にしていく人たちの話がたくさん詰まった作品です。
読了後の温かな余韻が心地よくて読みきってしまいました。
実家の本棚に並べたいくらい大好きな作品です。
Posted by ブクログ
これ好きだわ!試し読み小冊子で買い。
いろーんな事情がある人たちが、夜空を見て元気になるお話。星が見たくなった。
作者さんジジ好きコドモ好き田舎好きってことは星は好きではなかったんだ。そのせいかぜんぜん説教臭くなくて、ただ宇宙の雄大さに感心して、悩みなんかどうでもよくなる。
なんかよくわからないけどすごいバランスの距離感で成り立ってるような気がする!今後気にする作者さん入り!
ちょっとノスタルジックな気分を味わえました。
人によって、読む時によっても響く話が違ってくるかもしれない。。逆に言えば読んでも何も残らなず素通りな1話もあるかもしれません。私は3話目の木造校舎の小学校の画にも惹かれました。高校生の時がプラネタリウム初体験で、それも今はなくなっちゃってるような、ある田舎の市の会館の細々としたとこだったけど印象に残っててそれを思い出させられました。
Posted by ブクログ
実はわたし、あまり宇宙の話が得意ではありません。
得意じゃない?
というか、プラネタリウムはすぐ寝ちゃうし、星の点から美しい女神やらを想像するとかがピンとしていません。
でも、でも!
この漫画に登場する「小宇宙」が近くにあれば、絶対通ってしまうと思います。
それくらい「小宇宙」のご主人のおじいさんが魅力的。
常連の皆さんもちょっと何かを抱えつつも、素敵な方ばかりです。
小学生トキオくんの謎の部分が最後ちょっと出てきましたが、バイオリンを弾く小学生……。
もうそれだけで可愛すぎます。
田舎町のはずれにあるこんなプラネタリウム。
日本のどこかにないかなあ。
2巻以降、それぞれのキャラクターがどうなっていくのか、楽しみです。
Posted by ブクログ
悩みを抱えている人がプラネタリウムで星の話を聞くことをきっかけにまた歩み出していく・・・
絵柄もストーリーも優しいので,ほっとした気持ちになりたい人におススメです。
Posted by ブクログ
201606/1-3巻まとめて。地元書店で地味にプッシュされてたので買ってみたら当たり!ちょっとファンタジー要素な舞台とキャラ、そしてそれぞれが抱える現実的な事情や悩み。じいちゃんは押し強いけど笑、押し付けがましくない心地よい距離感な作品。おすすめ!
Posted by ブクログ
小さな看板が導く先に佇む「小宇宙」
そのプラネタリウムは妙に押しの強いじいちゃんの
手作りプラネタリウム
どこか暖かみのある空間で見上げる小さな宇宙は
自分の中に息づく大きな宇宙と繋がっている…
そんな壮大さと優しさに満ちたお話
作画の雰囲気と、あと作品テーマに惹かれて購入してみて
大当たり!
ほのぼの癒されつつ
じいちゃんの語るとてもわかりやすい宇宙の話が
人物の抱えている悩みに溶け込んでいくさまが良かった
Posted by ブクログ
本屋をぶらぶらしてて、何気なく手に取ってみた本。
”星の案内人” なんて、気になるタイトル。そして表紙。
その時はお金足りなくて買わなかったけれど、後々確認してみると評価がよく、やはり気になったので買いに行きました。
上手くいってないなと悩んでいたり、不器用だったり、寂しい思いを抱えていたり、そんな彼らが引き寄せられるようにたどりついた場所。それが「小宇宙」と名前のつけられたプラネタリウム。
ところどころに、星の小話みたいなのがあっていいです。あと、じいちゃん良いキャラ。1ということで次巻があるのでしょうね。それぞれ、少しずつつながる短編集なので、次が気になってしょうがないということがなく、安心して読めます。
本(漫画)との偶然の出会いにも感謝です。