中村雄二郎のレビュー一覧

  • 新・新装版 トポスの知 [箱庭療法]の世界

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    哲学と臨床、それぞれの立場から箱庭療法について語っていますが、お二人の視点に大きなズレがないためにストレスなしで読めました。
    古い本のはずですが、箱庭解釈は全く古くなく、カラー写真も多いので勉強になります。

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    2024年07月14日
  • 術語集 気になることば

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    中村雄二郎
    1925年東京に生まれる。1950年東京大学文学部卒業。哲学者・明治大学名誉教授

    1  アイデンティティ──存在証明/自同律/相補的アイデンティティ
    2  遊び──真面目/演劇/祝祭
    3  アナロギア──アイデンティティ拡散/性自認/免疫
    4  暗黙知──パタン認識/棲み込み/共通感覚
    5  異常──正常/理性・狂気/根源的自然
    6  エロス──タナトス/セックス/ジェンダー
    7  エントロピー──永久機関/ネゲントロピー/開放定常系
    8  仮面──霊力/神話的形象/素顔
    9  記号──フェティシズム/シンボル/隠喩・換喩
    10  狂気──譲渡/疎外/

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    2024年02月15日
  • 新・新装版 トポスの知 [箱庭療法]の世界

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    箱庭療法が大好きで、できたら、勉強し、カウンセリングに使いたいと思っている。
    箱庭の勉強の仕方がわからず、公認心理師で、実際に箱庭療法をやっている方に聞いたところ、「とにかく河合隼雄先生の本を読みなさい」と言われたので、手始めに読んだのがこの本。

    今まで、自分が箱庭体験をし、それを周囲のカウンセラーに話した時、「なんで治るのか?どんな解釈をするのか?」という質問をよく受ける。
    他の箱庭療法の本で、「言葉にしたことで、本来見るべきところが見えなくなることがある。」という旨の話が載っていたので、それを語ることが多かったが、この本を読んで「こういうことか!」と、うっすらとわかった。
    もう一度、読み

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    2019年11月17日
  • 臨床の知とは何か

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    ネタバレ

    本書で注目したい点は、平易な言葉によって、日々の中で人が生き、自然に感じる言語まで至らない、非言語的な現象を捉え、言語化している事実にある。もし本書を読み、その内容があまり記憶に残らなったとしても、それらは既に自分の中に前々から無自覚に自覚されていた現象であっただけとも考えられ、全く不思議ではないように思える。それゆえ、本書の内容は近代科学が苦手としてきた日々の生活の場を、学問体系の水準まで高める際に十分な指針となってくれるであろう一冊である。

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    2017年07月26日
  • 知の百家言

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     哲学者の中村雄二郎氏が百人の思想家からの言葉を引用して解説。中村氏のかんがえの根本にあるリズム論とも絡み合い、アクティブな哲学を見せてくれる。

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    2012年12月05日
  • 術語集 気になることば

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    友達に貸してから3年経っているのに、帰って来ず、再購入した一冊。
    理系の領域に身を置くとなかなか体験することのない「他分野の関連付けて思考する」という思考方法を垣間見ることが出来る。
    文系の方々を心より尊敬してしまうかっこいい論調。
    私の中では最高にオシャレな一冊です。

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    2012年03月11日
  • 術語集 気になることば

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    ポストモダンな雰囲気が横溢している84年刊の本。従来哲学の仕事であった問いを発して「定義する」固定から、「表現する」開放へという姿勢、チョイスされた40のことばの学際性、リゾーム性がさっそくポストモダンである。
    ギリシャ哲学からデカルト以降の近代哲学、もちろん先端だったフランス現代思想、それに東洋、西田、三木、親中村だった栗本慎一郎、上野千鶴子まで引用され縦横無尽。とりわけ心理学、精神医学の領域への関心が広く取り入れられていることも象徴的である。
    ではこの時代思潮とはなんであったか?
    ルソーや白樺派の素朴自然主義を超えて、堅固に構築された科学的近代知の世界を解体し過激に自然回帰すること。その知

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    2011年12月15日
  • 臨床の知とは何か

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    数字を用いた量的な研究って詰まるところ平均であり確率論だと思うんですが、その限界を語るとともに、これから来たるべき「臨床の知」について、歴史を振り返りながら述べている。途中の哲学のお話は難しかったですが、科学史の話や医療との関係は(比較的)わかりやすく、面白かったです。心理学の人や医学系の人は読んで損はない一冊。

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    2011年07月27日
  • 臨床の知とは何か

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    留学時代にこの本を読んだ。15年以上前のことである。すごく新鮮だった。氏の考えは将来、日本のカイロプラクティックの発展にとって非常に重要になる。これが私の確信だ。本書の骨子。今日の医療の限界は近代知の限界そのものであり、新たな医療の展開は近代知の限界を超えた臨床の知でなければならない。近代知は普遍主義・論理主義・客観主義の構成原理を持つ。それに対し、近代知を超える臨床の知はコスモロジー(宇宙論的考え方)・シンボリズム(象徴表現の立場)・パフォーマンス(身体的行為の重視)を構成原理とする。著者は「科学の知は、抽象的な普遍性によって、分析的に因果律に従う現実にかかわり、それを操作的に対象化するが、

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    2011年02月01日
  • 臨床の知とは何か

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    わが師匠の集大成の一冊。大学時代に出版されたときは貪るように読み、ゼミで質問しようとすると『自分で考えて、そう思ったものが正しい答えなのだ』という内容のことを言われたのが、懐かしいです。とにかく必読の書。

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    2009年10月04日
  • 臨床の知とは何か

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    近代科学が社会を覆う中で、そこからこぼれ落ちる、身体性、魔術性、能動性に対する受動性=パトスの復権、重要視を論じたもの。これらはこぼれ落ちるどころか、時代の行き詰まりを打開する「場所」でもある。

    「医療と臨床の知」は、具体例として読んだ。
    「生命倫理と臨床の知」は脳死やインフォームドコンセントを扱った時代的なもので、今も読む価値があるかどうか微妙。

    書き口は、新書だけあって、哲学書としては比較的平易。

    メモ
    ・因果律の外にある偶然の50%=未開人。→この50%は信仰の力の領域でもある。
    ・「物語が換気するのは、過去の行為のそのものでない。むしろ、そうした行為が生み出された状況である。」P

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    2025年02月14日
  • 術語集 気になることば

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    哲学、心理学、社会学などのキーワードの中で著者が重要だと思うものを分かりやすくまとめた本。1984年に書かれた本だが現代でも主題として取り上げられるような項目ばかりなので、十分な読み応えでこれを起点にして興味のある項目を深掘りしやすいのも良い。

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    2024年12月22日
  • 臨床の知とは何か

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    IV 臨床の知の発見 を読むと、分厚い雲の隙間から「臨床の知」が少しだけ垣間見れる気がします。でもよくわからない。とてももどかしい、もう一度読み直そうかと思います。

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    2017年02月18日
  • 臨床の知とは何か

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    「臨床の知」という新しい知のあり方を提唱した本。

    普遍性、論理性、客観性を原理とする科学の知だけでは、人間の全部はわからないよね、ということを言っている。
    医療の世界に限らず、ものの見方全体に関わる話だったので面白かった。1992年発売の本だけど色あせていない。

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    2013年12月22日
  • 臨床の知とは何か

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    哲学の歴史とともに、科学とは何かを解説しておられる。
    僕にとっては難解な本で、ゆっくり時間をかけて読んだ。

    読み進めて、「臨床の知」の頁に行き当たって、『そうだった、「臨床の知とは何か」を読んでいるんだった』と思い起こされるほど、前置きが長かった。
    5章、6章になって、やっと医療に関るないようなのだけども、それも医療とは何か、生命倫理とは何かといった深い者で読み応えがあった。

    何度も繰り返し読んで深めていきたい本。
    難しいけれど・・・。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    科学に代表される“近代の知”は大きな成果を生んだ。しかし今日、その限界も指摘

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    2013年10月17日
  • 知の百家言

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    古今東西100人の選択は奇をてらったものではないけれど、その配列と引用される文言が凡百のアンソロジーとは千歩は違うし、そこに付された極短エッセイに教授の珠玉の閃光あって万歩差の一冊となる。
    ブックガイドとしても最上級。

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    2013年06月26日
  • 術語集 気になることば

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    述語は観念を示すと思う。主語が主体であって、私やあなたなどのある程度の固有の範囲を示すが、述語は範囲と同時に行為、状態など、同じ言語を使っているもの同士でも齟齬が生じることが多い。
    何気なく使っている言葉の意味は相手と共有できているのだろうか
    。「コモンセンス」「狂気」「記号」「レトリック」・・本書は何気なく使っている言葉のなかに深い意味があることを知らないで使うより知って使うほうがいい、そしてその言葉を深く考えて使うほうがもっといい、ということを教えてくれる。でも知ってるを表に出すと嫌われる、ってことは書いてない。(^0^;)

    日本語の意味がわからないことが最近多い。興味のない分野の情報は

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    2012年02月13日
  • 臨床の知とは何か

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    あの河合隼雄先生が「参考になった」と書かれていたので読んでみた本。なにか大事なことが書いてあるとは感じるものの、どういうわけか、内容をうまく読み取れない。もう一度読んでみないといけない本。

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    2011年08月13日
  • 術語集 気になることば

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    [ 内容 ]
    現実や世界を読み解いていくためのキー・ワード=術語。
    現在の〈知の組みかえ〉の時代にあって、著者は、記号、コスモロジー、パラダイム等、さまざまな知の領域で使われている代表的な四〇の術語と関連語について、概念の明晰化を試みながらそれを表現の場で生かそうとする。
    現代思想の本質が把握できる、〈気になることば〉の私家版辞典。

    [ 目次 ]
    アイデンティティ―存在証明/自同律/相補的アイデンティティ
    遊び―真面目/演劇/祝祭
    アナロギア―アイデンティティ拡散/性自認/免疫
    暗黙知―パタン認識/棲み込み/共通感覚
    異常―正常/理性・狂気/根源的自然
    エロス―タナトス/セックス/ジェンダー

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    2011年05月17日
  • 臨床の知とは何か

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    科学に代表される〈近代の知〉は大きな成果を生んだ。
    しかし今日、その限界も指摘されはじめている。
    人間存在の多面的な現実に即した〈臨床の知〉が構築されねばならない。
    著者の積年の思索の結実である本書は、人間の知のあり方に新たな展望を開き、脳死や臓器移植などの医学的臨床の問題にたいしても明快な視点を提供する。

    [ 目次 ]
    序文 なぜ〈臨床の知〉なのか
    1 〈科学〉とはなんだったのか
    2 経験と技術=アート
    3 臨床の知への道
    4 臨床の知の発見
    5 医療と臨床の知
    6 生命倫理と臨床の知

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文

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    2011年05月11日