武藤正敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ふだんこのような政治がらみの本は読まないのですが…。
発売前にいただいたのと、
ちょうど時節柄の話題だったので読みました。
度重なる、日本への対応無視や逆ギレは、
韓国の人の、全体の話ではなく
文在寅政権が自分の支持者向けにやっていることがよくわかります。
細かくは本書を読んでいただくことが1番ですが、
日本に「未来志向」と言いながら「歴史問題を反省すべき」と二枚舌を使う政権を言い表す言葉として流行している言葉があります。
「ネロナムブル」
意味は
「私(ネ)がすれば(ロ)マンス、他人(ナム)がすれば不(ブル)倫」
その略語です。
自分(政権)の不倫はまるでメロドラマのような主人 -
Posted by ブクログ
武藤前駐韓大使の話をこないだテレビで見て良かったので購入。28日の『不可逆的妥結』の前に読み終えてりゃ良かったんだけどねえ。
で、武藤前駐韓大使は、あくまでも外交官だから、こういった問題点があっても友好に向けてという方向で話をまとめる。それは彼の仕事だし、すり込まれたものだからそれで良い。
ただし、武藤前大使が繰り返していたように、政治的な韓国の姿勢とは別に韓国国民にはそれほど反日の意識は無いとするのであれば、逆に、韓国国民が内心で日本に親しみを持っていても、実際の政治に反映されないのだから、韓国との間で友好の促進は『不可能』だと思う訳で。裁判でも、『韓国国民の感情』を理由に方をねじ曲げ、時間 -
Posted by ブクログ
いや、(元)大使、韓国のこと分かっていらっしゃる… 過去、ここまで韓国通の日本大使もいらっしゃらなかったのではないでしょうか。韓国での勤務回数・期間もさることながらやはり韓国語を解されることが大きいのでしょう。
内容は力作であり、正論。もちろん、やや日本の立場寄りかもしれませんが、それは日本人でありもと日本の外務官僚なのですから当然のこと。それでも、限りなく客観的・公平な視点で書かれていると思います。
真面目な内容・冷静な文章なのに私は読んでいて感激して思わず目頭が熱くなりかけました。
日本人にもこの本に書かれている内容を知って欲しいですし、もっと言うとこの本の韓国語版が出て、韓国人にも多く読 -
Posted by ブクログ
まー、言ってる内容は他の韓国本とそう変わらない気はする。同じ国のことを述べるから、まあそうかもしれないけど。が、元駐韓国特命全権大使が言ってる点は重要だろう。
少なくとも、韓国人、韓国への愛はものすごく感じる。
韓国人は頭でなくハートで考える、ハートが熱いというのはすごい日本だと特に、昭和の漫画好きだと特に、非常に格好のいいことに感じられたが、実際に起きていることを考えたら薄ら怖い。
ファンタジーと期待感の中で生きているってのがポンと落ちる。こうあるべきだから現実はこうでなければならないという、怖い発想。
政治と歴史を除けば一般韓国人は日本が嫌いではないと言われたって、だからどうしたとしか思え -
Posted by ブクログ
ネタバレ元・駐韓国特命全権大使の武藤正敏さんが痛烈に韓国の文大統領の施策を皮肉った本。
ただ皮肉るだけではなく、「どうすれば日韓の関係を現在よりいい関係に持っていけるか」について、過去の歴史も紐解きながら自説を述べておられる。
「自国の利益になる限り相手国を利用し、利用できる限りにおいて感情は入れずに冷静に付き合っていく」といった意味で、韓国では用(相手国)といった言葉が遣われるらしいが、
「用日」「用韓」といった関係でもいいじゃないかと著者は述べておられる。
私も賛成だが、かなり偏った現大統領の考えに従わされている韓国の人たちにとって、果たしてどうだろうか?賛同する人たちが少しずつでもいいから増えて