【感想・ネタバレ】韓国の大誤算のレビュー

あらすじ

これまで強硬な反日外交を繰り返し、日米との協調を軽視して中国への傾斜を強めてきた韓国。しかし、ここへきてそのすべてが綻び始めた。頑なに拒んできた首脳会談を開催し、「慰安婦問題」に終止符を打つべく交渉の場についた背景にはなにがあるのか。そして、彼らの戦略はなぜことごとく失敗を繰り返してきたのか。それは、日本を「絶対悪」と決めつけて事実を直視せず、自分たちに都合のよい面しか見ようとしない習性、中国への事大主義や日本への歪んだ「上から目線」を拭い去れないために、常に間違った選択をしてきたためだ。そんな韓国と、これから日本はどう付き合えばよいのか。真の日韓関係改善への道は? 前・在韓国日本大使の著者が前作『日韓対立の真相』に続いて放つ「韓国研究」の決定版。

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Posted by ブクログ

前著『日韓対立の真相』に感銘を受けたので思わず手に取りましたが、内容的には前著ほどのインパクトはありませんでした。
ただ、内容の半分くらいかそれ以上は日本人というより韓国人に向けているかのようで、語り口は相変わらず冷静で客観的。日韓関係の見方について私は武藤・元大使の主張にほぼ同感、賛成です。
前著も併せて武藤大使の著書が韓国語訳されて韓国でも出版されるようなことが実現できれば画期的なのですが…
(残念ながら前著も翻訳はもとより韓国内論壇やマスコミ等で話題として取り上げられることもなかったようです)

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2016年04月23日

Posted by ブクログ

前の本とは若干トーンが変わってる気がする。
マスコミと政治が煽っているという主張は変わらないしそれは事実なんだろうが、なんか違う気が否めない。
残念な国と言い切って、その理由も書いているが、じゃあなぜというところは見えない。
仲良くするとと、その利点と、国際的地位とか、「事実」ということをちょっと切り離した方がいい気はする。
これまで失敗して来たじゃん。

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2018年03月07日

Posted by ブクログ

「韓国の大誤算」という書名が、あまり中身を表しているとも思えないが。

中国寄りになりすぎて、袋小路に入ってしまったということだろう。

トランプが大統領になってTPPが凍結されたので、著者の読み筋は一旦なくなったし、韓国の政権も変わった。

著者が韓国には一貫して好意的で、中国に対しては批判的なのは、駐韓大使だったせいか。

外交官のスタンスとしては正しいのかも知れないが、状況分析は鈴置高史氏の方が的を射ているように思う。

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2017年06月22日

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