あらすじ
なぜこうも文在寅政権は理不尽、無責任なのか。
その理由はこの本を読むと分かる。
前著『韓国人に生まれなくてよかった』で文在寅政権の「従北」「反日」姿勢の強化と経済無策の可能性を鋭く予言した著者が、政権誕生から2年を経て、さらに深まった韓国の悲惨な現状と、最悪化した日韓関係の行く末を展望する。
文在寅氏は日韓が苦労してまとめた慰安婦合意を一方的に破棄し、徴用工裁判で日本企業への賠償判決を誘導し、これまでの日韓関係を根底から覆した。かたや北朝鮮にすり寄り、米中間をさまよう支離滅裂な外交姿勢で米朝からも孤立し、東アジアの安全保障にも大きな影を落としている。
しかし常識を逸脱する文在寅政権の無策、暴挙はとどまるところを知らない。「未来志向」を謳いながら、歴史問題を持ち出しては反日姿勢を最大化するこの革命家が権力の座にある限り、両国関係の修復は望むべくもない。果たして、著者が2年前に予想した通り、経済失政による韓国国内の疲弊も限界に近づきつつある。しかし、外交・内政でいかに失策が続いても、行政、司法、メディアを牛耳る独裁者の「恐怖政治」によって、「普通の韓国人」はその実態に気づくこともない。ただ、「幸いにも、海外メディアに触れやすいネット世代の若者たちは、うすうすその悪政を見抜き始めている」と著者は指摘する。
日韓両国民を不幸にする最悪の大統領をいかに追いつめ、退場させればいいのか。日本人はその動向から目を離さず、断固とした姿勢で立ち向かうべきだ。
40年に及ぶ外交官経験に裏打ちされた著者の洞察が光る「韓国分析」の決定版であり、日韓両国民に贈る魂のメッセージだ。
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Posted by ブクログ
さすが元駐韓大使である。過激なタイトルだが、内容は決して安易な嫌韓本ではなく、理性的な反文在寅本である。儀礼的に「未来志向」などと言わず、「用韓」、「用日」で良いではないか、という主張は頷ける。
Posted by ブクログ
武藤元大使のことは好かないという人も多いようですが、また、前著のタイトルは私も当時書いたようにいくら何でも挑発的というか煽情的過ぎてやり過ぎと思いますが、毎度ながら書いている内容は真っ当であり、おっしゃる通りと思わざるを得ません。韓国で何が起きているのか?を理解するのに一読して損はないかと。
Posted by ブクログ
ふだんこのような政治がらみの本は読まないのですが…。
発売前にいただいたのと、
ちょうど時節柄の話題だったので読みました。
度重なる、日本への対応無視や逆ギレは、
韓国の人の、全体の話ではなく
文在寅政権が自分の支持者向けにやっていることがよくわかります。
細かくは本書を読んでいただくことが1番ですが、
日本に「未来志向」と言いながら「歴史問題を反省すべき」と二枚舌を使う政権を言い表す言葉として流行している言葉があります。
「ネロナムブル」
意味は
「私(ネ)がすれば(ロ)マンス、他人(ナム)がすれば不(ブル)倫」
その略語です。
自分(政権)の不倫はまるでメロドラマのような主人公のような甘い話しするくせに、他人には手のひらを返して糾弾する様子を皮肉っているのです。
言えていることは、
●「理想だけで政治をすすめる、革命家リーダー」
●「むずかしい問題は放置し、何もしない。解決せざるを得なくなったら関係官庁に丸投げ」
だということです。
暴力にはいたらずとも、いまもくすぶる
他の人の意見に耳を貸さないイスラム国によく似ています。
この結果
●「役人は政権の意に沿わないことを言うと、閑職や逮捕などの可能性もあるため、正しいことも言えない官庁」
●「『親がかつて親日家、親日企業だった』とだけで、検挙する法律ができてしまうような、感情で立法を捻じ曲げる」
さらに、
●「政権自ら国民から責められないがため、『自分(政権)たちの正当という」主張をやめることができない状況』に陥っている」
本書は6月末に開催されたG20のことも踏まえて書かれています。
最も著者が言いたいのは
「韓国の人と政権をわけて考えるべき」
ということです。
本書を読めば、それがよくわかります。
「なぜ、韓国は最近もめるようなことを繰り返すのか?」と素直な疑問を持っている人におススメの本です。
Posted by ブクログ
昨年書かれた本だが、今年の総選挙も文政権与党が大勝し、本書でも指摘された親北中政権の独裁化がさらに進行している。
まさに同国民をも毒する政権に思われるのだが。
Posted by ブクログ
元韓国大使による一冊。
過激なタイトルではあるが、意外と中身は濃い。いわゆる嫌韓本のような批判一辺倒ではなく、彼の国を知った者として、歴史的な背景も含め建設的な議論、提案がなされている。
彼の国民にも届くといいのだが、、、
Posted by ブクログ
元全権韓国大使。
怒ってはるなあ。
前著までは、文大統領が悪いんだ、韓国の一般に人たちはそうじゃないんだという主張がそうかなあと思ってた。
ずっと嘘ばっかりだし、夢の世界で生きてて、日本に甘えてやって来たじゃん。
でも判った。そういうレベルではないのだ。
そういう中でもなんとか合意点を探して一生懸命やってきた「歴史」をこのおっさんは全部ぶっ壊そうとしてるのだ。
それは日韓問題だけではなく、国内もそう。
でも。
それに乗っかってる人たちが多々いるのも、韓国の真実だとは思います。
Posted by ブクログ
元韓国大使の方が書いた韓国政府の現状。
辛辣な言葉であらゆる角度から韓国政府、特に文在寅大統領への批判がなされている。
経済政策、外交も素人。目指すのは南北統一の思想のみという恐ろしい政権の実態。
ただ読んでいると同じような内容が繰り返し繰り返し出てくるので、若干辟易してくる。
普通の隣国になってくれることを望みます。
Posted by ブクログ
元・駐韓国特命全権大使の武藤正敏さんが痛烈に韓国の文大統領の施策を皮肉った本。
ただ皮肉るだけではなく、「どうすれば日韓の関係を現在よりいい関係に持っていけるか」について、過去の歴史も紐解きながら自説を述べておられる。
「自国の利益になる限り相手国を利用し、利用できる限りにおいて感情は入れずに冷静に付き合っていく」といった意味で、韓国では用(相手国)といった言葉が遣われるらしいが、
「用日」「用韓」といった関係でもいいじゃないかと著者は述べておられる。
私も賛成だが、かなり偏った現大統領の考えに従わされている韓国の人たちにとって、果たしてどうだろうか?賛同する人たちが少しずつでもいいから増えてくれることを切に願う。