鈴木宗男のレビュー一覧
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「今まで得た資産のことは問わない。だから今後、政治には口を
出すな」とオリガルヒ(新興財閥)を集めた円卓会議で凄みを利かせ、
未払い賃金の支払いに同意する書類になかなかサインをしない
オリガルヒに「君のサインがまだのようだが?」と脅してサインさせ、
野党が提出した文書を目の前でビリビリにする。
かと思えば、楽しそうにワンコと戯れ、どこかぎこちないけどピアノを
弾いてみせ、テニスや乗馬や釣りをしている姿を公開し、バイカー・
ギャングを従えて大型バイクで夜の街を疾走する。
突然、ロシアのトップになってから色んな顔を見せて私を魅了する
プーチン大統領。本書は映画監督オリバー・ス -
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ネタバレ鈴木宗男。知っている方は知っていると思うが、この方同業者(政治家ね)の間では優秀な政治家と言うことで有名なのだ。あの小沢一郎さんが宗男先生のパーティーの時(だったかな)喜色満面で握手してらした。
今は何をしてるの?って方。どうも鈴木宗男先生は冤罪で実刑判決を受け、公民権停止処分(つまり選挙に立候補できない)ということで浪人中である。そして彼がボスの政党・新党大地は娘の鈴木貴子議員(民主党)が現在議席を持っている。
鈴木先生がどうしてそんなに有能なのかというと、所謂、偏差値秀才でない(拓殖大学出身)「地頭がいい」政治家でかつ実行力もあるからである。
彼はド田舎の北海道足寄町出身であり「地元 -
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ロシア外交に関わる背任等を理由に共に国策逮捕された過去をもつ著者二人。鈴木宗男は佐藤優を生涯の戦友と言う。この二人が今のウクライナとロシアの状況を語るのだから、読まない手はない。ロシアを勧善懲悪、善悪二元論の悪者にする単純な見方は良くない。何故、日本人はウクライナを応援する側なのか、と。
ー スラブ人によってスラブ人を抑え込む。ロシアとウクライナでやっていることを、台湾人と日本人が中国と戦うことによって、アジア人同士を殺させ合う。アメリカならやりかねない。
この言葉に凝縮されている。そして改めてこれを読むと焦りもする。誰しも、ウクライナを利用した代理戦争だと知っている。対岸の火事のように、 -
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ネタバレ映画監督のオリバー・ストーンが2015年から2017年にかけてロシアの大統領プーチンに対して20時間以上のインタビューをおこない、テレビで放映されたそうである。
この本はそのインタビューを活字化したものである。
ニュースで伝えられるプーチンの発言は断片的であり、独裁者であるとかタカ派であるとか、あるいはアメリカからみて敵国のボスという解り易い役割を割り当てられているようにみうけられる。事実、ウクライナへん侵攻ひとつとってみてもやっていることは悪役のそれである。悪役が悪をなすとき悪役は白昼堂々やるだろうか?悪行が万が一成功しても、後々糾弾されるのは目にみえているのではないだろうか?
プーチンが -
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オリバー・ストーンの質問に答える形で、ロシア大統領としてのプーチンが回答するインタビュー集。
プーチン自身のプライベートな内容はほぼ話はされず、外交と内政、経済について語られる。
メディアで目にしているロシアのイメージは、プーチン自身によると「アメリカの内政における駆け引きの材料としてのロシア」であって実際とは異なる、という主張を繰り返すプーチンは、意外と「外からどう見られているのか」を気にしているようにも感じる。
外交で行われていることで表に現れて報道されているのは1/6程度、となるとほとんど見えないということで、この見えないことが正しいことと捉えているのか誤っているので正す必要がある