八束澄子のレビュー一覧

  • 団地のコトリ

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    とても読みやすかった。

    あの時コトリちゃんに助けを求める事ができて良かった。
    現実の辛さや、周囲の人の温かさに間接的に触れる事ができる作品。
    こんな優しい人が現実にもたくさん居ると良いな。

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    2024年09月18日
  • 明日のひこうき雲

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    すごく良かった。特に読書が苦手な人や恋愛ものが好きな人におすすめ。うつ病の母を抱える遊が初めての恋をする話。すがすがしい気持ちになった。この本を読んで毎日ご飯が用意されるのは当たり前ではないのだと気がつきました。ありがたさにも気づくことが出来ました。

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    2024年08月08日
  • 団地のコトリ

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    居所不明児童の物語。団地で暮らしている美月は飼っている鳥のピーコが逃げ出し、下の階の柴田さんに拾ってもらう。しかし、その時いるはずのない女の子の気配を感じるというあらすじでした。まず、読んで思ったことが想像以上に重たい話でした。しかし、だからこそ今の生活のありがたさが分かったのではないかと思います。

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    2024年08月07日
  • 団地のコトリ

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    主人公は中学3年生の女の子。

    話の進む中で、主人公の正直な気持ちが差し込まれているところが良いなと思いました。
    バレー部で一番背が低い美月が背の高い後輩に対する嫉妬心、仲間外れにされた親友の気持ちが分かるのに声をかけられない迷いなどです。
    実際に自分がとる行動や発する言葉と、内心の正直な気持ちは同じじゃないことが多いと思います。何かを肯定する気持ち、否定する気持ち、そういう風に考えてしまった自分に対する気持ちなどが、グルグル渦巻いた結果、ある行動が生まれるものです。それはいつも正解とは限りません。
    主人公が悩みながら、いろんな気持ちが混ざりながら生きているのが読んでいて分かるところを、中学生

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    2021年06月04日
  • 団地のコトリ

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    じいさんが悪人だったらどうしようと思ったが杞憂だった
    出てくる人皆キリスト教的価値観を持っていたのは意外

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    2020年10月09日
  • 明日につづくリズム

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    湊かなえ氏のエッセイで知った本書。湊かなえ氏と同じく因島出身の作家・八束澄子氏の作品。因島出身の音楽ユニット・ポルノグラフィティの歌詞や曲に刺激や勇気をもらいながら、悩みつつ成長する中学3年の女子2人が主人公。
    「青少年読書感想文全国コンクール 中学生の部」の課題図書でもある。

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    2020年01月25日
  • 明日のひこうき雲

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    この本の主人公は「遊」という女の子で、「遊」の家族の話を知っていく上で、こんな家族もあるんだと気づいた。
    この本の登場人物は、どの子もとてもかわいくて、私が一番いいなと思ったのは「キンちゃん」という男の子だ。まっすぐなところとかがすごいいいなと思った。いろんなことが起こる中で、主人公の「遊」の気持ちに結構共感できた。
    本の最後に「十代のときに出会いたい本」と書いてあって、いろんな本が紹介してあったので、その本も読んでみたいなと思った。

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    2019年12月26日
  • 明日につづくリズム

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    久しぶりに素敵な読後感を味わえた。一言で「思春期」とまとめるのは簡単だけど、島に住む中学3年生ならではの悩みや葛藤、素敵な景色に彩られたキラキラ輝く瑞々しい日々がやわらかく綴られていて、とても良かった。いつか必ず訪れてみたいと思うような風景描写も好き。
    作中に出てくる二人に比べたら自分なんてファンでもなんでもないけど、それでも知ってる歌詞が出てきたときにふと口ずさんでしまうのはご愛嬌。きーみがむーねを焦がすーからー

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    2016年10月29日
  • わたしの、好きな人

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    24歳差!!!!
    思い悩んでる乙女が可愛くってしょうがない。
    その後がものすごい気になる。

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    2009年10月04日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    憧れました
    きっと楽しいだろうと思います
    キャンプでも行って、温泉でも入りに行こうかな〜っと!
    令和7年度の優良図書でした

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    2025年11月09日
  • 明日のひこうき雲

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    思春期の繊細であやふやな世界、自分と他人との関係、よくかけていました。自分の中学時代を思い出しました。

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    2024年12月10日
  • 森と、母と、わたしの一週間

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    中学2年の野々歩は、学校でボッチになる怖さからストレスを溜めていた。
    祖母の葬式のあと、実家に残ったまま帰らぬ母のことを思い、学校へ登校せずに祖母の家のある田舎に向かった。
    田舎の家は誰も居ず、町で見かけた「森のようちえん コロボックル」のポスターと同じ文字が書いてあるクリーム色のバンが目の前を横切り、思わず走り出した野々歩。
    広場に着いたバンから次々と幼稚園児が飛び出してきて…
    最後に降りてきたのは、なんと母である。
    ボランティアをしているという母といっしょに翌日から森のようちえんに行く野々歩。

    滞在している1週間で野々歩が体験したことは、自然に囲まれて自由に自分たちだけで楽しむ子どもたち

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    2024年11月22日
  • ぼくらの山の学校

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    ネタバレ

    のびのびできる、本当の自分を晒し出せる居場所。
    自然の中で学校や村の大人達とも触れ合って成長していく子供たち。
    生きづらい世の中にいる子供たちへ、読んでもらいたい作品だと思います。

    努力を見てもらいたい子供、一番になって欲しい(目立って欲しい)親のやり取りの部分。
    子供の気持ちに感情移入して『どうして親って…本当、分かってない!』って思ってみたり。
    実際、自分の息子には私ならどんな言葉を伝えただろうかと考えたりしました。
    …まぁ、脇役でも悪役でも裏方であっても、否定はしないと思いますが。

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    2024年11月11日
  • 団地のコトリ

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    団地に住む中学生美月。
    バレーボール部ではあるが背が低く、ちょっと自信喪失気味、がんはいるんだけど。
    おばあちゃんから預かって飼っているインコのピーコがある日、外へ出てしまい探していると独り暮らしのはずの柴田さんの家に小学生ぐらいの女の子が居ることに気づく。
    その女の子と美月の物語が交互に出てくる。
    同じ団地で片やバレーボールに青春を掛け、方や狭い団地の一室に誰にも知られずに日々を送っている。
    団地の一室で暮らすことになった経緯等が曖昧な点はあるが色々考えさせられる物語ではある。
    近隣の人々との関係の希薄さなど、今の社会の縮図かも。
    しかし、美月が思う、簡単に色々受け入れて良いのかと言う言葉は

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    2023年02月09日
  • 団地のコトリ

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    たまたまだが、「満月の娘たち」にも美月ちゃんがいたが、この物語も主人公が美月ちゃん。
    団地に母親と住み小鳥を飼っていて日々、部活のバレーボールを頑張っている。

    ある日、開け放していた窓から小鳥が出てしまい、探していたところ下の階に住む柴田のおじいさんの家の窓枠にいたのを見つけた。
    ところが誰かの姿を見たような…。

    住むところも仕事もなければ、誰かに救いを求めたくなる。
    独りで、希望もなく過ごす日々なら一緒に住んでもいい。
    だけどこのままで良いわけはない。
    それはお互いにわかっていただろう。
    辛くて悲しいことなのだけど。

    美月に助けを求めた陽菜ちゃんが、ギリギリの状態だったことに切なくなる

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    2023年01月19日
  • 団地のコトリ

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    団地に暮らす中学生の美月。
    父の過労死、部活、受験など様々な出来事に対する心情描写が良い。
    階下で起こった出来事など、社会問題の要素もあり、試験問題に選ばれそうな作品だと思った。

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    2022年07月07日
  • いのちのパレード

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    なにげに手に取ったものだけどなかなかよかった。連作短編集。高学年から挑戦してみてほしい。いろんな命について考えるきっかけに。

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    2022年01月19日
  • 団地のコトリ

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    中学生の美月目線で描かれていて、自信がなかったり、気持ちが揺れたり、やりたいことで迷ったり。
    応援したい、優しい気持ちで読める本。
    ティーンエイジャー向けで、とても読みやすいです。

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    2021年09月29日
  • いのちのパレード

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    全て読み終えて、
    改めて良いタイトルだと思った。

    人の悲しみはその人のものだけど、
    寄り添うことはできる。

    寄り添ってくれる人がいるから、
    人は悲しみから立ち直れる。

    主要人物たちが、
    皆、誰かを想っているのが良い。

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    2021年06月05日
  • 団地のコトリ

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    小中かけもちしている先輩司書さんの選書。

    全体的に暗くならないけれど、現代社会の抱えるいろいろな問題を考えさせられます。

    最初の方でインコが死んでしまうのかと思ったけれどそうではなかったり、友達が仲間外れにされてたのもいつの間にか終わっていたようだったり、本筋ではないからいいのかもしれないけど、ちょっとうまくまとめすぎかなあとは思いましたが、中学生に勧める価値はありそう。

    身近に主人公と同じ小4でお父さんを亡くした子もいますが、実際そういう経験をした子には読むのは辛いかも。

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    2021年05月12日