佐々木愛のレビュー一覧

  • じゃないほうの歌いかた

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    著者初読み。

    さわや書店ポッドキャストで、タイトルと「カラオケの再現映像に出ていそうな女」と言われて・・・の件に惹かれて。

    連作短編。
    至るところに、クスッと笑える楽しさを隠している。
    石崎さんと小野さん、いい味出してます。
    小説をドラマ化するのは好きではないけれど、なんだか自分脚本家になったように映像が生まれます。

    じゃないほう・・・そう普通の人はみんなそうして生きています。

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    2025年10月28日
  • プルースト効果の実験と結果

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    カバーの写真とも相まってそう思っているだけかもしれないが、どの話も小さな劇場でやっている荒削りでしかし唯一無二な尖った映画みたいだった。

    話の中に翳りのある心理描写がそこそこの数あるのだけど、どれも夏に大きな雲が通過した時のようなさっぱりしたもので読んでいて親近感はあるのにウウウ……とはならなくて読みやすい。
    最後に収録された不倫の話なんかは特に「うわ、そういうの苦手なんだよな」と思いつつあまり不快にならなかったのは不思議だった。
    どの話も巨大な不穏さがだんだん大きくなっていくけど見事に腐ってどうにもならなくなった部分を「はい、ここでお終いにします」と主人公がすっぱり切っていくので読後感が良

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    2024年05月23日
  • プルースト効果の実験と結果

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    ネタバレ

    本屋さんでぺらぺらめくって
    たけのこの里と受験のプルースト効果を検証してる青春に惹かれて読みはじめた。
    描写の繊細さに心がぎゅっとなった。
    くるぱーの話も好きだった。
    忘れていた学生時代を心情を顕微鏡で覗き込んだくらいの鮮明さで思い出した。

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    2024年02月13日
  • ここにあるはずだったんだけど

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    大好きな佐々木愛さんの新刊がでていたことにようやく気づきました。
    あるはずだったのに、ない。そのことに彼女らはいつだって大真面目に悩んでいる。
    「たかが胸、されど胸」な珠玉の短編が4篇。

    『EあるいはF』
    推していた俳優が結婚したグラドルの胸のサイズがEなのか、あるいはFなのかに囚われる「Aカップ無職」の私。お洒落なFマークを掲げたファミーユ藤田に暮らし、近所の高校の吹奏楽部が奏でる音色を耳にしながら日々悶々と過ごしている。
    直視できないような彼らの眩しさを前に、自身の高校生活がよみがえってくるなかで気づくもの。自分が傷つかないように逃げ続ける彼女に足りなかったものは、本当に胸なのか?あるい

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    2024年01月13日
  • 料理なんて愛なんて

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    読みながら自分自身を振り返ってみたとき、
    好きになりたい、
    への執着ってあんまりなかったなぁって思った。
    好きじゃなくなりたい、
    はめちゃくちゃわかるなぁって思った。
    これからどうしていこうかいろいろ考えているいま、
    読んでよかったな、と思った。

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    2023年05月20日
  • ここにあるはずだったんだけど

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    好きな俳優が一般女性と結婚し、それを祝福していた主人公。しかし後に元グラビアアイドルだったことを知ってから少し祝福の気持ちに変化する。胸のサイズがEかFらしく、Fだけは嫌だという主人公にとっては大事な理由。全四編収録されている短編集で、他の三編もモヤモヤしている今の自分をなんとかしようとするそれぞれの人物たち。あまり理解してもらえないことだったりする悩みもいつしか大丈夫と思えるようなものがあって温かくいま特に注目している佐々木愛さんの絶品の作品集。

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    2023年03月26日
  • ここにあるはずだったんだけど

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    胸に纏わる四話収録の短編集。

    たかが胸、されど胸。
    よほどの胸フェチでない限り、そうそう他人の胸に関心はないと思うけれど、小胸に悩む本人にとっては人生にまで影響を及ぼす重大ポイント。

    小胸がコンプレックスとなり、生き辛さまで抱えた彼女達の思いは切実だ。

    "F”に拘る女性を描いた一話『EあるいはF』と最終話の『胸は育たない』は彼女達の必死さと切なさに愛おしさが込み上げる。

    二話『ブラ氏の告白』ブラに拘る小太り夫婦の異様で奇妙な世界観に何度も噴き出した。

    極限の生き辛さを描いた三話『授乳室荒らしの夢』の結末はグッと来る。

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    2023年03月07日
  • プルースト効果の実験と結果

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    2022/03/05
    帯のタイトルを見て新刊コーナーで遭遇して気になったので購入。
    全4話からなる短編で構成されていて読みやすいです。
     ひとつ目の話は、高校生同士の恋に落ちていく過程が描かれていて、そこに至るまでの経過が「高校生っぽさが前面に出てるなー」と思えるものでした。
     ふたつ目の話は何だか世にも奇妙な物語とかで扱われそうな話だなーと思いました。赤坂さんと青山さんと言う人が出てきて、都会に憧れ、自分達の苗字にかけて色々と話が展開していくのですが…。
     みっつ目の話は桑田佳祐さんが楽譜を読めないということに端を発する学校での男女の話。同級生の観察日記をつけようとする女の子とそれに協力する

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    2022年03月05日
  • じゃないほうの歌いかた

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    微妙な感じな地元密着型カラオケルームで起こる人間模様。出てくる人のタイプがよくある感じじゃなくて、でもきっといるこんな人たち。
    繋がり薄い人たちと行って流行りの歌聴いてるより楽しそう。人生やや苦めだけど。選曲がまた微妙で、懐かしめな曲でもサザンやユーミンじゃないのね。ほとんどの人には懐かしくないよ、筋少。夢を諦めたおっさんにも優しかった令和の青年たち。そうかと思えばやっぱり親には容赦ない娘もいて。二話目のサナとカガの関係が好き。意気投合しちゃうライバル関係って。

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    2026年08月05日
  • ここにあるはずだったんだけど

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    それぞれの短編小説が小さな胸をテーマに書かれていた。
    小さい胸がコンプレックスなのは理解はできるけど、どの話もなんか変と言うか…

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    2026年08月04日
  • じゃないほうの歌いかた

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    5話とエピローグへと繋ぐ物語。
    2話までは、いったい何の話よ?と不思議系の女の子の話に全く共感出来ず、読むのやめようかと思ったけど、3話目から引き込まれて、一気に読めた本。
    だんだん話がつながってきて最後に人の人生や思いやりに温かい気持ちになる本でした。
    1話は不思議なカラオケの使い方をする人もいるんだなぁと思った。
    筋肉少女帯の歌、聞いてみたけど、全く共感出来んかって笑った。

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    2026年06月04日
  • じゃないほうの歌いかた

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    あまり刺さらない。
    なぜかと言うと、多分、登場人物の殆どが自分は乗り越えた感情、引っかからなかった点で苦しんでいるからかな。

    俳優さん、石崎さん、染井さんのパートは好み。

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    2026年05月30日
  • じゃないほうの歌いかた

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    積読チャンネルを観て買った本。
    もう20年近く行ってない、カラオケボックスのあの薄暗くて埃っぽい部屋の空気を吸いながら読んでいる気持ちになった。カラオケ苦手だったなぁ。
    全く輝いてなかった若い時の雰囲気を思い出して重ねてしまって、後半は読む速度が落ちてしまった。

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    2026年05月29日
  • ここにあるはずだったんだけど

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    素敵にいうとシンデレラバスト、誰にでもわかりやすくいうと貧乳がテーマの短編集です。思春期の頃に同じような悩みがあったので、自分としてはかなり刺さる内容でした。

    他人からしたらそんなことでも、本人はとても軽くは思えない、悩みってそういうものですよね。堂々とかわいいブラジャーを身につけていた素敵なバストのあの子を、羨ましく思う劣等感にまみれた気持ちが生々しく蘇りました。。

    『ここにあるはずだったんだけど』というタイトルが秀逸すぎました。

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    2026年05月24日
  • じゃないほうの歌いかた

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    昨今生きていて息が詰まるような感覚も多い現代だが、自身の生き方を肯定し、元気をもらえるような1冊。

    個人のカラオケ店を中心とした短編5編が収録されており、1話完結となっているが、少しづつ他の話へも滲み出しており、構成が面白い。

    自身のオススメ「池田の走馬灯はださい」。
    元気になれと思いが込められて作られた歌を歌詞通り受け取れる感性がいいな、と感じた。


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    2026年05月14日
  • じゃないほうの歌いかた

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    カラオケの本来の使い方じゃない方の関わり方。
    サナと加賀の関係が切ない。
    でも最後にはみんななんとなく救われているみたいで安堵

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    2026年05月02日
  • じゃないほうの歌いかた

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    積読チャンネルで紹介されてて読んだ

    70を過ぎてカラオケ店でバイトしてる方の話が良かった
    全体的に優しい語り口

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    2026年04月25日
  • じゃないほうの歌いかた

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    ダビンチ・プラチナ本から。カラオケ店にまつわる、ゆるく繋がる連作短編集。選曲タイトルに込められたメッセージを、それぞれの側から描かれた後半の二編が好き。

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    2026年04月08日
  • じゃないほうの歌いかた

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    街のカラオケ店に集う人々が起こす何気ないドラマ。
    カラオケのイメージ映像に出ていそうな女、と言われてしまった池田さん、何処にでもいるけど、印象に残らない、そしてダサい、と言う事だと思って傷ついてしまう。
    東京へ出て来て、馴染もうとするがなんとなく空回りしている。だからこの言葉は余計に気になる。田舎から出て来た人間にはよく分かる感情。
    オレンジジュースの話もよく分かる。田舎と都会は違っていてほしいのだ。

    これまたミュージックビデオにほんのちょっと出ていた、夢を諦めた中年男性の佐藤待男、何十年も経ってまたブレイクして娘との距離も縮まる。

    どの話も面白かった。
    しかし、お客が何を歌っていたかチェ

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    2026年03月20日
  • じゃないほうの歌いかた

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    カラオケ店「BIG NEKO」に引き寄せられた人たちの群像劇。ほっと暖かくなったり、元気が出たり、少し前をむけそうになったりするやさしい感じがよかったです。
    軽い文章で一気に読めました。
    「加賀はとっても頭がいい」が、切なくて好きでした。

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    2026年02月23日