佐々木愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
街のカラオケ店に集う人々が起こす何気ないドラマ。
カラオケのイメージ映像に出ていそうな女、と言われてしまった池田さん、何処にでもいるけど、印象に残らない、そしてダサい、と言う事だと思って傷ついてしまう。
東京へ出て来て、馴染もうとするがなんとなく空回りしている。だからこの言葉は余計に気になる。田舎から出て来た人間にはよく分かる感情。
オレンジジュースの話もよく分かる。田舎と都会は違っていてほしいのだ。
これまたミュージックビデオにほんのちょっと出ていた、夢を諦めた中年男性の佐藤待男、何十年も経ってまたブレイクして娘との距離も縮まる。
どの話も面白かった。
しかし、お客が何を歌っていたかチェ -
Posted by ブクログ
みんみんの本棚から
うん、よく分からんかった
わいが読み取れてないだけなんだけど、タイトルの意味もよく分からんかった
何に対して「じゃないほう」なん?
「普通じゃないほう」ってことか?
だとしたら普通のほうの歌いかたってどないやねん
そもそも歌ってない人いたし
いや「歌う」って何かのメタファーなんか?
そうか!
「歌う」ってきっと「恋する」ってことだ!
「歌う」ってきっと「応援する」ってことだ!
「歌う」ってきっと「頑張る」ってことだ!
「歌う」ってきっと「認める」ってことだ!
「歌う」ってきっと「もがく」ってことだ!
「歌う」ってきっと「生きる」ってことなんだ!!
「じゃな -
Posted by ブクログ
ネタバレ収録されている五篇はいずれもちょっとコミカル&キュートで、私がこの著者の小説を好きな理由がつまっているなぁと思わせてくれる短編集だった。
やや寂れた印象のカラオケ店に集う、脇役的な人生を送る人たちの悲喜交々。
連作の種明かし的な立ち位置となる最後の『矢沢じゃなくても』にある文章が胸に響いた、というかグサグサ刺さった。
〈「自分でも、ほんとうはわかっているはずだよ。あなたはそれをしていないといけない、才能がなくても」〉
〈おれが書かなくても誰も困らない。だけど、おれは困るのだ。大切な誰かを思ってやっと作ることのできた噓は、ずっと先の自分のことを励ましてくれることもあって、おれみたいなやつは