中田宏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
多忙を極め、会食も多い中、美味しい物&お酒が大好きな筆者が30年間、体型をキープできる理由とは?
すべてのこの手のやせる、健康本の中では比較的無理のないもっともな方法が記載されていて、かつ書き方も簡易的で万人向けだなと思いました。だけどまあ、これを文字通り実践できる人はジムで鍛えることも挫折しなさそうだけど。私は毎日同じ朝食を食べることが耐えられそうにないし、なんせ自力でのダイエットは続かない性格なのでお金を払って頑張ってジム通いする方法に走りました(笑)自らの健康すら管理できない人間にあれこれ言われても説得力がないというのはその通りであり、私も見習って体を鍛えたい。 -
Posted by ブクログ
人間はここまでエゴになれるのか。濃厚で絶望的なケーススタディ。ジャーナリズム精神の無いマスコミたち
★本の概要・感想
当時政令指定都市最年少横浜市長となった著者、中田氏。彼が数々の財政改革を断行する中で、政敵から仕掛けられた数々のデマ、攻撃について語られれる。これは、政治の本というよりも「人間のエゴの醜さ」についてかたられた本、という印象。人間は、自分の利得が脅かされそうになれば、どこまでも邪悪になれる。ウソをつき、自分は正義だと信じ、自分の権利を侵害する相手が敵であると考える。自己利益を守るためには、相手の人間をどんな手を使っても貶めようとする。私自身、地方政治の舞台には数ヶ月だけ足をつ -
Posted by ブクログ
前横浜市長(その後衆議院議員も務めた)の中田宏氏が、自らに降りかかった「スキャンダル」の裏側を告発している。中田氏がいうには、持ち上がった「スキャンダル」はすべて事実無根なものばかりであり、中田氏が行財政改革を行い、利権に切り込んだことで恨みを買った勢力によりでっち上げられたものだという。裁判でも勝訴しているそうであり、本書を読む限り、中田氏の主張に偽りはないように思われる。
「スキャンダル」がでっち上げれたら、それがたとえ事実無根でも政治家に与えるダメージは大きい。本書を読んで、政治の世界のおどろおどろしさを改めて感じた。自分にはとても無理である。また、政治家の「スキャンダル」については、そ -
Posted by ブクログ
もと横浜市長の中田宏氏の横浜市長時代の活動と週刊現代等の誹謗中傷記事との戦いを綴った本。
桜井よし子氏の記事を読んでいて、この本が紹介されていたので、電子書籍を買って、一気に読みました。
質の低いメディアが一部あるとは思っていましたが、事実関係を確認せずに何週間も特集を組むというのは、何ともひどい話です。
一企業(ここでは講談社)である以上、社会的責任という問題はあるものの、有名人の下世話な話題を提供して部数を稼ぐのは、しょうがないと思いますが、裏を取らずに、情報提供者の話をそのまま鵜呑みにして記事を書いてしまうというのも酷い話だなと思います。 -
Posted by ブクログ
横浜の市長をしてたという知識しかなかったけれど、当たり前の事をコツコツやっているということが伝わってくる。
人は物を忘れる。
特に私は物事をすぐ忘れる。
人の名前も良かったことも悪かったことも。
それがいい方に作用したこともあるけど、やっぱり覚えておくべきことは覚えておいた方がいい。
だからこそ、中田氏はできるだけメモをして、逐次読み返し、必要な数字等は使えるように覚えておく、という当たり前のことをしっかりしている。
そして、日記を書く。
自分の中でモヤモヤして絡まったものを書くことで整理され、スッキリする。
これもよく言われることだけれど、やはり毎日続けることは難しい。
自分も試したこと -
Posted by ブクログ
「出る杭は打たれても出る。」
「出すぎた杭は打たれない。」
・わずかなきっかけから本人と周囲のスキャンダルを捏造し、失脚を狙うジャーナりスト。
・任期満了に伴う、各党相乗り市長候補選出によるオール与党議会。
・選挙の即日開票と翌日開票では人件費は1億2800万も違う。
・退職前日に昇給という慣行。それで退職金が増額に。
・通勤定期を1か月分支給から半年分支給にしたら、部下から提訴された。
・55もの手当。保育士に保育手当。給食業務担当に食肉市場手当。全廃で年間29億削減。
・給料は現金支給も選択可。1割が利用。
・実名で市長に死ねメール。職員はめったなことではクビにならない。
・市長に脅迫電 -
Posted by ブクログ
前横浜市長の中田氏が、横浜市長時代の根拠なき中傷・誹謗を軸に、政治家の苦悩を生々しく描いている。さもありなん、という所も多いが、実際にその立場になってみれば本当に苦しい日々だろうと思う。政治家とはそういう泥の中につっこんでいく職業なのだろう。
やはり大事なのはマスコミ対策、ということになろうか。どんな政敵がいても、メディアに登場しない限りはそんなに問題はない。メディアとの接し方、メディア外での発信源の確保など、対策のためには詰めるところだろう。また、本文中にもあったし、多方面でいわれていることではあるが、マスコミが「悪い点」だけを必要以上にとりあげ「良い点」を取り上げないということは本当に問題 -
Posted by ブクログ
読んでみて「こんな実態があるのか…」と衝撃を受けるとともに、いかに自分が無知なのかを知った。正直言って政治を肌で感じていない自分は、「なんで政治ってそんなにうまくいかないんだろう」とか「有能な社長とかが政治すればうまくいきそうなのに、なんでやろうとしないんだろう?」とか考えていた。しかし裏にこんな世界が広がっていたとは。これは「強い思い」がなきゃやっていけないだろう。甘い汁を吸っている政治家は、目が自分だけにしか向いていないから楽なのだ。政治の世界で本当に信念を持って、それを実行しようとするといかに大変なのかがよくわかった。知っているだけでもいいので、多くの人に読んでもらいたい。そして、中田氏