平藤喜久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても面白かったです。
1章から4章までで、大まかに以下のようなことが書かれています。
日本には、大きく分けて神話に出てくる神様と神話に出てこない神様がいます。神話に出てくる神様は古事記や日本書紀に詳しく魅力的に書かれています。神話に出てこない神様については、地域の信仰であったり、仏教の伝来、もともとは人だった神様まで、様々です。それぞれの神様の個性やご利益について、魅力的に書いてある本です。
日本の神様を知ることは、究極的には日本人とは何なのかを知ることだと、僕は考えています。仏教の伝来前からどの様に神道は形成されて、仏教伝来後にどの様に変遷したのかを想像したり、この本で得た知識を、近く -
Posted by ブクログ
神社にお参りして御朱印をいただくようになって、神社と神道への興味が増したが、よくよく考えると日本神話について体系だった知識がないことに気がついた。そこに書店で、読みやすそうな本があったので購入。
おかげさまで、昔百科事典で読んだギリシャ神話と同じ程度には理解が進んだと思う。
神話はフィクションだろうというツッコミには、そうはいっても成立過程で様々な時代背景が反映されているはずだ、が答えとなる。
『日本の神々』という本で神に大和朝廷系と出雲大社系の2系統が交錯しているという話も頭においてふむふむと読んだ。
日本はもともと無人島で、アフリカで発祥した人類が順次渡ってきて日本人になった。神話 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本神話、北欧神話、ギリシャ神話に、エジプトの神話、キリスト教、ヘブライ語聖書、インドの神話…世界中の神話から、共通の型や発想を取り出して紹介している。貴種流離譚や異類婚姻譚など、物語の型として有名なものも、ハイヌウェレ型、バナナ型など起源を語る神話して民俗学などで聞くものも。ハイヌウェレ型って洪水からの近親婚による人類発生神話だと思ってたけど、死体化生の話だった。オオゲツヒメみたいな。
三種の神器や三貴神とか、三にまつわるもの多いと思ってたけどそれも類型化できて、第一機能神聖性(八咫の鏡、天照大神)、第二機能戦闘性(草薙剣、素戔嗚)、第三機能豊穣性(八尺瓊の勾玉、大国主…って月読じゃないんか -
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