あらすじ
神様にも個性がある。深く知って最強の開運を!
日本にはたくさんの神様がいますが、それぞれ個性的な方ばかり。
そんな神様たちを完全図解しました。
神様のことをもっと知ることで、ご利益の起源はもちろんのこと、
日本の歴史や、日本人の宗教観もみえてきます。
得られるご神徳もきっと増えるはずです。
■章構成
序章:すぐにわかる神様の系譜
日本の神様はどのようにして生まれたのか、
世界中にある神話との共通点も踏まえつつ解説。
日本の神と仏教との関係についても詳しく紹介しています。
1章:日本を形づくった古事記の神様
古事記に登場する神様を、それぞれの関係性も踏まえて
図解しています。
神様ごとのエピソードをなぞっていくことで、
日本の成り立ちが見えてきます。
奔放な方が多いです。
2章:ダークヒーローと異形の神様
酒呑童子のような乱暴狼藉を働く者、
絶世の美女に化けて世の中を混乱に陥れる狐など、
ちょっと個性的な神様を紹介。
敵を怪物にたとえることは今もありますね。
3章:物から仏まで、森羅万象の神様
日々の暮らしのなかにいる神様を取り上げています。
家のなかにも、各方角にも、道ばたにも神様はいるのです。
それも物、人間(外国の方も含む)、仏教、陰陽道と
出自もさまざま。
4章:ありがたい神様のスゴい御利益
良縁、安産、勝ちたい、儲けたいなど
願いを聞いてくれる神様はどんな方なのか。
願い別に複数の神様を取り上げ、その素性に迫る。
安産の神様は、みんな苦労しています!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても面白かったです。
1章から4章までで、大まかに以下のようなことが書かれています。
日本には、大きく分けて神話に出てくる神様と神話に出てこない神様がいます。神話に出てくる神様は古事記や日本書紀に詳しく魅力的に書かれています。神話に出てこない神様については、地域の信仰であったり、仏教の伝来、もともとは人だった神様まで、様々です。それぞれの神様の個性やご利益について、魅力的に書いてある本です。
日本の神様を知ることは、究極的には日本人とは何なのかを知ることだと、僕は考えています。仏教の伝来前からどの様に神道は形成されて、仏教伝来後にどの様に変遷したのかを想像したり、この本で得た知識を、近くの神社で披露して宮司さんとお話したりと楽しめました。
Posted by ブクログ
日本神話の解説書系で1番わかりやすかったと思う。
図と文章のバランスも良く、古事記だけじゃ知り得ない実際の神社や伝承話などにも手が届く。
資料としてとても優秀だったので星5!
Posted by ブクログ
神社にお参りして御朱印をいただくようになって、神社と神道への興味が増したが、よくよく考えると日本神話について体系だった知識がないことに気がついた。そこに書店で、読みやすそうな本があったので購入。
おかげさまで、昔百科事典で読んだギリシャ神話と同じ程度には理解が進んだと思う。
神話はフィクションだろうというツッコミには、そうはいっても成立過程で様々な時代背景が反映されているはずだ、が答えとなる。
『日本の神々』という本で神に大和朝廷系と出雲大社系の2系統が交錯しているという話も頭においてふむふむと読んだ。
日本はもともと無人島で、アフリカで発祥した人類が順次渡ってきて日本人になった。神話の中には、複数次の移民が対立や協調の果てに日本人となり、ひとつの神話を共有するようになった過程≒大和朝廷が政権を確固にする過程がいくらか織り込まれているように思う。
倭健命の東征、神功皇后の朝鮮遠征など、かなり露骨に当時の歴史が反映されてはいないだろうか。
神も八百万とはいうが、天皇の権威の根源たる皇祖神の系譜と、自然現象を神としたもの、土着の神(神話編纂者より前に日本に定住した者の神)を取り込んだもの、渡来人の神、仏教由来の神、ほぼ妖怪の神や付喪神、そして人を神格化した神など、様々な系列があり、それらは同じではないことが分かる。
より深く古代日本について語れるように、粛々と資料を読み進めていこうと思う。
Posted by ブクログ
古事記に登場する神様から河童、八俣大蛇なんかまで取り扱っている。イラスト多めで読みやすい。初心者向けの入門書という感じ。有名どころを軽く抑えておきたい人には向いてる。神様と仏教との関わりにも触れていて勉強になった。
別天神の概念すぎるイラストがとても好き。
宇賀神のパンチがすごい。
同一視されてる神様多すぎだね。
Posted by ブクログ
八百万の神が日本には存在します。
しかも神様の成り立ち、起源は千差万別です。
自然界から生まれた神もいますし、文字通り神話から生まれた
神様もいます。
学問の神様と言われる菅原道真は死後に神様になったり
しています。
そんな神々の外見をイラストで紹介しつつ、成り立ちや
どこの神社で祀られているかを解説してくれる本です。
Posted by ブクログ
軽い気持ちで手に取った本だが、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)や伊邪那美命(いざなみのみこと)などの、古事記に出てくる様な神様だけではなく、八岐大蛇や八咫烏などを「ダークヒーロー」として紹介されている。
日本には八百万の神がいる、と言われているだけあって、本当にいろんな神様がいる。
中でも驚いたのは、神様の尿や吐瀉物からも、神様が生まれたとされている事。なんだかやり過ぎな感があった。
Posted by ブクログ
日本には多くの神様がいる。
古事記・日本書紀の神々。
森羅万象の神々。
畏れられ祀られた怪物や人・・・。
古来からの神話、民間伝承、習仏混合、陰陽道等々、
様々な神様の素性や来歴、ご利益が詳しく載っています。
別天神のことまで載っている。あ、神社もあるんだ!
祀られる寺社仏閣も載っているのも良いです。
但し、全体的に載っている神様は主なもの。
豊受大神、三峯神社の狼信仰、出羽三山の記述も
欲しかったです。
Posted by ブクログ
2024年秋ドラマ、全領域異常解決室というフジテレビのドラマが面白い。しかもオリジナル脚本なので毎週楽しみにしている。登場人物のほとんどが日本神話の神様なので、こちらを読んで造詣を深めようと思って読んだ。門外漢にも分かりやすくまとめられていて、全決好きなら楽しめる一冊。
Posted by ブクログ
神仏習合から分離までの経緯の概略を踏まえて神々をダイジェストで解説。なんでお寺にも神社にもお賽銭があるんだろうという事がなんとなくわかった。各神様?の相関関係がわかるというよりは、概略がわかる内容。より深く知りたくなった。天岩戸など他の文明にも共通するエピソードや、成り立ちが共通している神々がいる事実。神話の共通点て不思議。
Posted by ブクログ
出かけ先で天孫降臨の演舞を観る機会があり、少し勉強してみました。読み進めるうちに、???が増えてきて途中から飛ばし読みになってしまいましたが、天孫降臨に登場する神さまたちは押さえられたので良しとします。
Posted by ブクログ
この『図鑑シリーズ』なかなか面白いんですが、豊富にあるイラストに付く解説が小さなフォントの赤い文字なので、ちょーっと読みづらいんですよね~(^^; 『古事記』や『日本書紀』、『出雲国風土記』とかタイトルは歴史や国語の時間に習ったけども中身まではあんまり知らないなぁ…って感じなので、いつか読んでみたいという気になりますね。しかし…日本人のこのゆる~い宗教観(笑)、一神教の方々にはきっと理解できないでしょうねぇ。