岸田るり子のレビュー一覧

  • 天使の眠り
    あまりのめりこめない単調で退屈なストーリーだったが、トリックはよくできていると思う。なるほど!と思ったとたんに理解不能なエンディングを迎え、またガックリ。話の重要なファクターである親子の愛情がよく伝わってこないため、どうも上滑りの感がある作品だった。
  • 天使の眠り
    登場人物達にしては衝撃の事実かもしれないけれど。。。
    読んでる方にしたらそんなに衝撃的でもないと思う。
  • 天使の眠り
    後半の真実が語られてからのそれぞれの言葉の意味するものが変わっているのがとても興味深い。
    母性愛。
  • 天使の眠り
    すべてを捨てて生きていく。
    仕事、住まい、恋人に別れを告げて
    誰も知らない土地で暮らす母。

    忽然と恋人に姿を消された過去を背負い
    色恋に向き合えず、適当に過す男。

    時を越えて13年後に再会する二人。
    それから、絡まりが徐々にほつれていく。

    サスペンスであり、親子愛があり
    恋愛がありの一冊・・・...続きを読む
  • 天使の眠り
    岸田さんの作品は初めて読むけれど、それほどいい印象はなかった。
    ストーリーはある程度面白いんだけど、それでいいのかって終わってしまう内容だった。
    心情的にこの結末でいいのか?
    一二三はおいて、幸せになっていいの?
    病気はどうなったの?
    って、いろいろと疑問がうかんでくる。

    2回目読むことはないかな...続きを読む
  • 天使の眠り
    トリックというかタネは好きだったけに、最後の最後がどうも気に食わない。

    画竜点睛を欠く、とはこの話のことか。
  • 天使の眠り
    しまった・・・文庫だった・・

    医学部大学院に勤務する秋沢は13年前に激しく愛しあった女性を偶然みかける。やがて驚くべき事実を掴む。彼女を愛した男たちが次々と謎の死を遂げていた。
    この話は 読めば読むほど 納得する話だった。
    もつれた糸がほぐれていくような そんな一冊。
    ・・・人の気持ちは 本人しか...続きを読む
  • 天使の眠り
    話としては面白かったので、どんどん読み進められたけど、ミステリーとしては・・・?そして”号泣・泣ける”と謳う意味が少しわからない。

    ハッピーエンド風に終わっていたけど、これって娘にとってハッピーエンドかな?ってちょっと謎でした。
  • 天使の眠り
    予想外のめまぐるしい種明かしが最後に待っていた。

    亜木帆一二三の人生は、とても悲しいけど、幸せなものだったと思う。

    致死性家族性不眠症が本当にあるのか、調べてみたい。
    ---
    今日との医大に勤める秋沢宗一は、同僚の結婚披露宴で偶然、十三年前の恋人・亜木帆一二三に出会う。不思議なことに彼女は、いま...続きを読む
  • 天使の眠り
    謎が気になって読み進めてみましたが、うーーーん。
    途中でちょっと謎に気がついた☆
    (どうしてそうなるのか、理由はわからなかったけど・・・)
  • 密室の鎮魂歌
    女性画家の個展に出されたある作品から始まるミステリ。密室殺人が繰り返される割にそれぞれあまり意味はなく、しかも後だしじゃんけんのように手掛かりがでてきて、眉間にしわがよります。あとがきで触れられている女性心理の描写も特筆するほど鋭くも深くもないような。雪乃の立場は哀れでやるせない気分になります。「汝...続きを読む
  • 密室の鎮魂歌
    東京創元社版の表紙の方がよかったなあ・・・ショックだ

    不可思議な連続密室殺人事件に巻き込まれる主人公。
    普通の小説の女主人公なら「次は自分かも」と怯えるところだが
    本書の主人公はとにかく飯を食う。
    知り合いが亡くなってもとにかく飯。
    そりゃそーだ。腹は減るもんね。
    京都を舞台に旨そうな飯を食べるシ...続きを読む