唐津一のレビュー一覧

  • マキャヴェリの経営語録 人を動かす「かけひき」の科学

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    良書 マキャヴェリの「君主論」入門書である。東に韓非子あり、西に君主論ありなのです。

    冷徹な理論にもとづく考察であり、君主とはどうあるべきかとのあるべき論ではない。

    君主論は、ひと言でいえば、人間研究の書である。政治における現実を客観的も物語っただけである。進歩はつねに事実を直視するところから始まるものであって先哲の字句の解釈からは生まれない。
    マキャヴェリもダ・ヴィンチや、ダンテ、コペルニクスとともに、教会と先哲の亡霊の威圧を排除して、ふたたび人間に真の意味の人間性を取り戻すべく努力したルネサンスの人々の一人なのである。

    本書は、君主論のエッセンスを6章にわけて、目的別に解説をしている

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    2023年01月05日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    ネタバレ

    これはタイトルに誤解を与えますね。
    この評価は読み物として、
    しかしある国、ブラフの塊がひどくなったねぇ!!
    それでしかかけひきができないと思うと
    もうぼろは出ると思うの!!

    ここにはかけひきのノウハウはありません。
    かけひきが用いられた過去の事象は出てきます。
    なので間違って手に取ると「詐欺」と文句をたれたく
    なることでしょう、要注意。

    興味深かったのは特許の部分。
    周辺特許苦の数だけでえらい量取得するのね。
    そういったものの戦いって
    それぐらいシビアなんだなぁ。

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    2018年11月19日
  • ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考

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    一般的な問題解決手法を踏襲しながらも、物の見方や考え方について筆者の経験から色んなスパイスを加えている。
    頭の使い方を教えながらも、実際にどのように解を出して、それをどう展開していくかという実地の部分を説いている本が少ない中、本書ではその部分がきちんと述べられていてとても参考になった。とりわけ本書の中で取り扱っている具体例がどれも興味深く、また説明としてしっかりとしているため非常に分かりやすい。筆者の他の本が気になる。

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    2013年03月21日
  • 松下幸之助とその社員は逆境をいかに乗り越えたか

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    青春の定義
    肉体的若さではなく、
    心の豊かさ、情熱を持ち合わせること

    水道哲学
    蛇口をひねってでてくる水のように
    良いものを、安く、万人に供給する

    ダム経営
    資金、設備、在庫の余裕
    ゆとりがある
    健全経営


    読めば読むほど
    深く、新たに学べる
    松下幸之助の生き方


    ぜひ一読してください。

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    2010年11月03日
  • ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考

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     名著であります。著者に感謝します。仕事をする上でも大変重要な指針を与えてくれます。

     フツーに考えろ、フツーに。余計な風評にとらわれるな。騙されるな。ゼロベースでしっかり考えろ、と教えてくれます。

     「何が本当の強みで、何が本当の問題点かは、丹念にデータを集め、現場を歩いて回ればおのずと見えてくる」(p.62)

     その通りですね。しかも読者私にしてもサラリーマンでありますから、そういうデータや現場にアクセスできる機会はあるわけだ。なのに出かけなかったり、データにあたらなかったりしていてはもったいない。自殺行為なんですよね。報告だけ待っているような輩、コンサルタントに依存している輩…こう

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    2010年01月08日
  • 説得の法則 情報を武器にする

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    筆者は日本の産業界・経済界の発展にも大きな影響を与えてきたシステム工学者、評論家だ。残念ながら私は知らなかったがパナソニックの松下幸之助やソニーの井深大などとも関係があり、品質管理の手法を生産現場に取り入れるなど活躍された方だ。そうした日本経済を作ってきた歴史的な人物達と行動を共にする事で学んだ、人を説得するという技術を惜しみなく紹介していく。人だけでなく生物全般が外部からの情報をもとに活動していると捉え、であるなら、人と人との接触、コミュニケーションの中に人間活動は成り立つとする。だから相手に何かをやってもらったり、自身が何かするたもの同意を得る事、即ち説得こそが成果を生み出すきっかけとなる

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    2023年10月25日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    「駆け引き・交渉」の重要性は時代を追うごとに高くなっている。それは国、企業、個人すら大きく影響を及ぼすネット社会の繁栄と利己主義者が増えてきたことかも知れない。
    本書の中で大切なことは目標に対する的確な「情報」の収集、分析、仮説、評価であり、常にそれを繰り返し、その度に修正をする事だと言うことだ。勝負に勝つには孫子の兵法「彼を知り己を知れば百選危うからず」である。

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    2022年04月18日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    以前読んで、情報について非常に印象に残った内容があったので再読した。

    元禄時代に、赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件というのがあった。ご存じのように、江戸城の殿中で赤穂潘の殿様・浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけたことが事件の発端である。
    その日のうちに浅野内匠頭は切腹ということになった。これは大事件である。現代ならすぐさま国許に電話をかけたり、インターネットを使って知らせるわけだが、当時はそんな便利なものはない。そこで早駕篭を仕立てて、播州赤穂の城まで一目散に知らせに走った。しかし当時の記録を見ると、到着までゆうに四日はかかっている。
    この四日間の赤穂の人たちのことを考えていただきたい。殿様は

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    2021年03月10日
  • 説得の法則 情報を武器にする

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    説得の実例が面白く参考になる。それ以外にも興味深いトピックあり。

    以下注目点
    ・ドイツ原発廃止も簡単でなはい様子。フランスにならって35時間労働にすることをぶちあげているようだが、実行できる策は無い模様。一方、自動化の進んだ日本の半導体工場では週36時間勤務を実現しているところもあるとのこと。24時間フル操業のシフト性の話なので、単純な話ではないが、フランスの役人にその話をしたら絶句したとのことで、フランスでも35時間労働の実現はさすがに難しいことが分かった。
    ・マニュアル主義の問題点に触れているところが、面白い。日本はかつてその解決にQCサークルを使っていた。
    ・あなたと私は意見なり考え方

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    2018年11月12日
  • ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考

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    商品開発のプロセスを汎用の課題解決ツールにするという考え方。「情報量とは驚きの大きさ」…これは何にでも当てはまる。驚きを与えることこそが、企業乃至個人の使命。技術もアートも同じ。この人の文章は明快かつプラクティカルで好き。また何か書いてほしい。

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    2014年09月19日
  • マキャヴェリの経営語録 人を動かす「かけひき」の科学

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    率直な感想。
    the・外資系。

    実にビジネスライクな一冊。
    これは1964年に書かれたものを95年に再出版されたものだが、引用されているのが、東急の五島氏、松下の松下氏など。
    ここに、豊田氏、ビルゲイツ、スティーブ・ジョブスなどが入ってくると、より今が見えてくるのかな。

    マキャベリ。孫子の兵法より、影響されたかも。

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    2012年02月16日
  • ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考

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    p59
     どんなプロジェクトでもそうだが、まずその目的を徹底して分析すること、そしてどのよ
    うな結果人なったら成功したといえるのか、という評価システムを明示することが大切である。
    その際、どんな条件やしがらみにもとらわれてはならない。原点に戻って、理想を追求するべ
    きである。
     じつは、何のためにそれをやるのかという目的を検討する段階で、成否の90パーセントが
    決まるといっても過言ではない。これをつきつめていくと、結局、プロジェクトを組んでかか
    るほどの問題ではなかったというケースも少なくないのである。

    p68
     報告書というものは分厚ければ分厚いほど、多くの情報がつまっていると思いやすいが

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    2012年02月13日
  • 説得の法則 情報を武器にする

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    どうすれば説得の達人になれるのか?
    いかにも「説得された」と相手に思わせずに事を運ぶ方法とは?
    情報を武器にする「説得の法則」。
    力ずくでも、情でもない。
    情報の威力で武装した<最強の説得>とは!?
    無理強い、詭弁では人を動かせない。
    説得の成否を分かつのは、押しの強さでも情でもなく、「情報」の使い方である。
    相手の翻意をうながす決定的な情報とは何か?
    困難な状況を乗り切り、一つの目的を貫徹させる交渉術とは?
    欧米との丁丁発止、歴史に残る究極の説得など、数々の具体例から説得の「法則」が明らかになる。

    [ 目次 ]
    序章「実践的説得の技術」
    第1章「説得とは何か」
    第2章「科学的

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    2011年04月23日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    なかなか楽しめる本。 情報って漠然としているし、最近は氾濫してる言葉なので、ピントがはっきりするカンジです。 指南書じゃないので、どこら辺を特に吸収するかも読み手次第かと。 個人的には「情報は質より量」「サイバネティクス」なんかがポイントでした。 結構手軽に読めるのもイイですね。

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    2011年03月30日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    情報に関して基本的なことをおさえた書物。如何に自分を情報でコントロールしようとしている他の存在から身を守り、適切に対処する術を教えてくれている本。

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    2010年12月06日
  • 説得の法則 情報を武器にする

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    説得においては、感情の古い脳に認知させる事が大切と説明されている箇所が大変納得して読めた。
     論理的な大脳新皮質で納得しても、その奥にある感情のが支配する古い脳が邪魔をして、「理屈では納得できるが、オマエのいう事は聞きたくない!」という気持ちは周りの人々を見ていてよくある出来事で実感した。

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    2010年08月10日
  • ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考

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    ホリエモンがはやらせた「想定の範囲内」という言葉。確かに、これから起こることを全て想定していたら、ビジネスだけでなく、いろんな場面で強いだろうな。
    この本では、「想定」ではなく「設計」という言葉を使っているが、「現場」に基づいた「データ・情報」で、将来を「設計」する事を説いている。

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    2009年10月04日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    経済に関するトピックを駆け引きという視点で解説してくれる本。ゲーム理論にも少し触れているが、それよりも、具体的なトピック自体が興味深い。ソニーのコンプライアンスに対する対処、RCAの顛末、日露戦争の話など興味深かった。

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    2018年11月12日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    豊富な例で駆け引きを紹介してはくれてるが、それを実践に生かすためにどうするかといったところが不足しているように感じる。日常生活でどう応用するかまで噛み砕いてくれれればこう評価出来たと感じる。

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    2014年01月13日
  • かけひきの科学 情報をいかに使うか

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    物々交換で入手した。1997年初版故の現状との乖離は致し方無いが、指摘としては普遍的な事項も多いので、今読んでもおっ、と思う指摘はある。

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    2012年09月16日