【感想・ネタバレ】かけひきの科学 情報をいかに使うかのレビュー

あらすじ

黒を白といいくるめるほどの手管がなければ、交渉ごとには勝てない。経済力、技術力という武器をもちながら、アメリカの巧妙な戦略に手もなくはまってしまうのは、日本人が「かけひき」の技術に長けていないからだといわれる。相手の行動をいかに予測し、備えるか、切り札となる情報とは何か、情報をどう駆使すれば目的を達成できるのか――データに裏打ちされた議論でつとに名高い筆者が、「かけひき」の本質を解明する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これはタイトルに誤解を与えますね。
この評価は読み物として、
しかしある国、ブラフの塊がひどくなったねぇ!!
それでしかかけひきができないと思うと
もうぼろは出ると思うの!!

ここにはかけひきのノウハウはありません。
かけひきが用いられた過去の事象は出てきます。
なので間違って手に取ると「詐欺」と文句をたれたく
なることでしょう、要注意。

興味深かったのは特許の部分。
周辺特許苦の数だけでえらい量取得するのね。
そういったものの戦いって
それぐらいシビアなんだなぁ。

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2018年11月19日

Posted by ブクログ

「駆け引き・交渉」の重要性は時代を追うごとに高くなっている。それは国、企業、個人すら大きく影響を及ぼすネット社会の繁栄と利己主義者が増えてきたことかも知れない。
本書の中で大切なことは目標に対する的確な「情報」の収集、分析、仮説、評価であり、常にそれを繰り返し、その度に修正をする事だと言うことだ。勝負に勝つには孫子の兵法「彼を知り己を知れば百選危うからず」である。

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2022年04月18日

Posted by ブクログ

以前読んで、情報について非常に印象に残った内容があったので再読した。

元禄時代に、赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件というのがあった。ご存じのように、江戸城の殿中で赤穂潘の殿様・浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけたことが事件の発端である。
その日のうちに浅野内匠頭は切腹ということになった。これは大事件である。現代ならすぐさま国許に電話をかけたり、インターネットを使って知らせるわけだが、当時はそんな便利なものはない。そこで早駕篭を仕立てて、播州赤穂の城まで一目散に知らせに走った。しかし当時の記録を見ると、到着までゆうに四日はかかっている。
この四日間の赤穂の人たちのことを考えていただきたい。殿様は、即日切腹した。ところが、赤穂の人たちは何も知らない。早駕篭が着くまでの四日のあいだ、赤穂の人たちにとっては、江戸で死んだはずの殿様はまだ「生きている」のである。そして早駕篭の知らせが着いたそのとき、赤穂の人たちにとって殿様は「死んだ」のである。
このように、あることが起きていても、そのことについての情報を手に入れるまでは、そのことがなかったのと同じ状態にあるということだ。いい換えれば、情報とは、それが到着、あるいはそれを入手したとたん、環境を一変させる力をもつ。もちろん、到着しないかぎり、なんの力ももたないのである。(p34)

という部分である。
当時、これを読んで情報についての概念を一変させられた。
他にも情報やデータの扱い方など、過去の出来事を例に分かりやすく書かれている。

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2021年03月10日

Posted by ブクログ

なかなか楽しめる本。 情報って漠然としているし、最近は氾濫してる言葉なので、ピントがはっきりするカンジです。 指南書じゃないので、どこら辺を特に吸収するかも読み手次第かと。 個人的には「情報は質より量」「サイバネティクス」なんかがポイントでした。 結構手軽に読めるのもイイですね。

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2011年03月30日

Posted by ブクログ

情報に関して基本的なことをおさえた書物。如何に自分を情報でコントロールしようとしている他の存在から身を守り、適切に対処する術を教えてくれている本。

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2010年12月06日

Posted by ブクログ

経済に関するトピックを駆け引きという視点で解説してくれる本。ゲーム理論にも少し触れているが、それよりも、具体的なトピック自体が興味深い。ソニーのコンプライアンスに対する対処、RCAの顛末、日露戦争の話など興味深かった。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

豊富な例で駆け引きを紹介してはくれてるが、それを実践に生かすためにどうするかといったところが不足しているように感じる。日常生活でどう応用するかまで噛み砕いてくれれればこう評価出来たと感じる。

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2014年01月13日

Posted by ブクログ

物々交換で入手した。1997年初版故の現状との乖離は致し方無いが、指摘としては普遍的な事項も多いので、今読んでもおっ、と思う指摘はある。

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2012年09月16日

Posted by ブクログ

「かけひき」という題名から人対人の背中で刃物を隠しながら笑顔で会話する話を期待したのですが、データやら情報やらの話が結構多かったです。それでも、一つ一つの話は日ごろの身の回りを見つめなおすきっかけになりました。

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2011年11月08日

Posted by ブクログ

ゲーム理論等がかかれており面白かった。
自分に有利な数字を提示する事など日本人が苦手とすることはとても参考になった。

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2010年09月05日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
黒を白といいくるめるほどの手管がなければ、交渉ごとには勝てない。
継済力、技術力という武器をもちながら、アメリカの巧妙な戦略に手もなくはまってしまうのは、日本人が「かけひき」の技術に長けていないからだといわれる。
相手の行動をいかに予測し、備えるか、切り札となる情報とは何か、情報をどう駆使すれば目的を達成できるのか―データに裏打ちされた議論でつとに名高い筆者が、「かけひき」の本質を解明する。

[ 目次 ]
第1章 情報の威力(情報を切り札に相場を制す ロスチャイルドの次の一手 ほか)
第2章 かけひきの技術(アメリカ流交渉術が通用しないアジア諸国 「人権問題」を突かれた莪小平のかわし方 ほか)
第3章 仮説の立て方(日本海海戦の疑問「敵前回頭」 リーダーの予測と決断が生死をわける ほか)
第4章 データの魔力(数字に強くなるのは簡単 物事はすべて数値化できる ほか)

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[ 参考となる書評 ]

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2010年06月30日

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