波摘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレミルグラムの小説第二弾、
前回の第一弾の続編となっていた。
前作で赦された統知が次の看守エスになっていた。
今回は看守、囚人含めて記憶を皆有している状態で、キーワードとなるのが「正当な善なる殺人」だった。
深く、考えさせられる。
ミルグラムは「人を裁く」のではなく「罪を裁く」場所。
司法においてヒトゴロシはあってはならないことではあるけれど、そこに理由が、正当な善であるという理由が付与された場合本当にそれはあってはならないことなのか、と。
これを読んでいると、現在進行しているミルグラムのコトコはまさにこの正義同盟の体現者なのではないかと。思わずにはいられない。
世の中には法で裁けない悪がい -
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Posted by ブクログ
すごい好きです.ᐟ.ᐟ
ーーあなたは「ヒトゴロシ」の彼らを赦(ゆる)す?赦さない?
そもそも「ヒトゴロシ」の基準は??
いろいろ考えさせられる本ですねぇ
答えのない問題を考えるの楽しい.ᐟ.ᐟ.ᐟ
次巻が読みたくなる.ᐟ
とりあえず読んでみてください.ᐟ.ᐟ
私の友達2人ともハマってる.ᐟ
すっごい良きです.ᐟ.ᐟ
↓ネタバレ↓
トーチの回すごい切ない、、
エスがなんでぐったりしてるのかと思ったら表紙の意味はこういうことか、!
私はエスのことを赦す。
エスのしたことが直接人を殺したことになならないから。
これでエスを赦さなかったら、ほとんどの人が罪人になってし -
Posted by ブクログ
あなたは看守です。それ以外は罪を犯した囚人です。看守と言っても、囚人と関わるだけです。ただし、囚人を裁くのは看守、あなたです。監獄にはルールが1つしかありません。「赦す」か「赦さない」。裁くのに必要なのは法ではありません。あなたの考えです。あなたの態度です。あなたの性格です。囚人を裁くのは看守、あなた自身です。囚人と関わっていく中で印象も変わることでしょう。安心して下さい。裁く前には尋問室が使えます。最後の判断材料になるでしょう。囚人達は看守にどんなことを言うのでしょうか、想像しやすいことでしょう。ですが、それは実際手元にとって、これを読んでいるあなたもこの監獄の看守になって囚人達に裁きを与え
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近、本家ミルグラムを友達からオススメされて瞬く間にどハマリした作品の過去のミルグラム実験の物語。
本家の方は何度も曲やドラマパートなどを聞いて、赦す、赦さないの判断が一審、二審と変わっていくことに自分でもかなり悩んでいた。
この物語では今のような三審制ではなく看守エスのその場の判決で許されなかった場合たちまち粛清が行われるシステム。
登場人物もみんな一つの因果で繋がっていて、あのとき誰か一人でも行動を変えていれば結果が変わりそうなものだったり、審判の順番によっても結果は大きく変わっていただろうと思う。
物語の一面だけみて、赦す、赦さないを判断するのはむずかしく、ここでも捉えられていた「罪の解 -
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ドアや箱など、「四角」いものを「開けてはいけない」というテーマに沿って書かれたホラーショートショート。これだけ縛りのあるテーマなのに、実にバリエーションが豊かです。どれも怖いし、だけれど開けたい誘惑に駆られてしまうのがまた怖いところです。そして本の装丁が実に可愛いの。怖いけど可愛い。
お気に入りは「コ、コ、コン」。このネタはなんとなくわかったな……と思いながら読んでいましたが。このオチまでは予想できませんでした。
「すべてを失う夜」「ホームボックス」は、こういうのがあったら便利なような、しかし恐ろしいような。AIの代わりに○○〇使うってのが最高に愉快なのですが。いやしかし本当に、開けちゃダメだ -
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ネタバレ優助からきた謎のメッセージ。それは碧奥港に青鬼がいることを示唆していた。しかし、その後彼と連絡がとれなくなり、更には行方不明になってしまう。彼を探し出すため、唯一の手懸かりである港へスズナと一緒に赴く。
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前作の不穏な終わり方と、今作の表紙。そして帯に書いてある文章。それらを総合的に見てこの作品に出てくる青鬼の正体が自然と察せられる。(今までの青鬼の小説を読み進め、青鬼がどの様にして誕生しているかを知っている人なら、おそらく前作の最後を読んだだけで分かったと思う)初めは、優助が先回りして青鬼の調査をしてくれているのだと楽観的なレイカとスズナだったが、調査を進め、様々な情報を集めてい -
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ネタバレジェイルハウスの青鬼を倒したレイカは、独自のレポートをまとめ青鬼の調査に意欲を見せていた。ある日青鬼の出現場所をまとめたメモを部室に忘れたことを思い出す。優助に連絡をし、一緒に夜の学校へ忍び込む……。
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青鬼シリーズ全ての始まりといっても過言ではないジェイルハウスに潜む青鬼をひろしから預かった秘密のアイテムと、館の中にあったアイテムを使って見事打倒したレイカ。ひどく恐ろしい目にあったにもかかわらず、レイカは青鬼のレポートを独自にまとめ、優助に呆れられながらも今後の調査に意欲を示していた。そんなある日、勝手に部室と称して利用している空き教室に、青鬼の出現場所を書き記したメモを忘れてし -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校一美少女だと言われているレイカはオカルト現象に興味を持っていた。そんな彼女は、ジェイルハウスに潜む不気味な巨人の噂を耳にする。彼女は噂の真偽を確かめるため幼馴染みの優助とともに館へと乗り込んだ。
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PHPジュニアノベルの青鬼を執筆した黒田研二さんが原案で執筆者は別であるスピンオフ小説。時間軸は今まで読んできたタケル達の物語と同じだが、その物語に添うように別方向から青鬼にアプローチした話。タケル達は青鬼になるべく遭遇する事がないように思案しつつ、謎を解き脱出をするストーリーであったが、こちらは積極的に青鬼にかかわっていこうとする登場人物たち(一人は巻き込まれている感あり)が出てくる -
購入済み
面白そうな題材
少し(何ページかもわからないが)読み進めたけれど、やはりタテヨミは読みにくい。
テーマは面白そうで興味が湧くものなんだけど、読むのにストレスがあるので終了。