【感想・ネタバレ】青鬼 調査クラブ ジェイルハウスの怪物を倒せ!のレビュー

あらすじ

『青鬼 ジェイルハウスの怪物』(PHPジュニアノベル)と交錯(クロスオーバー)する、興奮のストーリー! 夏休みのある日、街外れの洋館・ジェイルハウスで恐ろしい怪物に遭遇したひろしたち。命からがら洋館から脱出したひろしたちの姿を、一人の少女が目撃していた……。目撃者・レイカは、ひろしと同じ小学校に通う5年生。初めてオカルト現象を目の当たりにしたことに感激したレイカは、オカルト調査クラブを立ち上げ、クラブ初の調査対象として「ジェイルハウス」を選ぶ。そして、幼なじみの優助とともに怪物ホカク計画を開始するが……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学校一美少女だと言われているレイカはオカルト現象に興味を持っていた。そんな彼女は、ジェイルハウスに潜む不気味な巨人の噂を耳にする。彼女は噂の真偽を確かめるため幼馴染みの優助とともに館へと乗り込んだ。

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PHPジュニアノベルの青鬼を執筆した黒田研二さんが原案で執筆者は別であるスピンオフ小説。時間軸は今まで読んできたタケル達の物語と同じだが、その物語に添うように別方向から青鬼にアプローチした話。タケル達は青鬼になるべく遭遇する事がないように思案しつつ、謎を解き脱出をするストーリーであったが、こちらは積極的に青鬼にかかわっていこうとする登場人物たち(一人は巻き込まれている感あり)が出てくる。青鬼に対して攻撃を仕掛けていくような文言が帯に見られ、読む前から登場人物の安否が不安に。ジュニアノベルだから大丈夫だと思うけど……。このシリーズは青鬼を倒すため様々な罠を仕掛けたり、倒すためにはどうしたらいいかと考察するレイカたちの物語を追いながら、タケル達の時には分からなかった青鬼の生態を見ることができた。
レイカはひろしとはまた種類が違うタイプの頭脳の持ち主のようで、様々な仮説を立て研究者のように冷静に青鬼を分析していた。タケル達の青鬼を読み進めたおかげで、自分の中にある程度知識があるため、そこまでハラハラドキドキではなく、新たな発見を楽しんでいくという感じだった。スピンオフから読むとたぶんもっとドキドキすると思うのでドキドキしながら読みたい方はこちらから読むといいかも。

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2021年03月25日

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