門脇弘典のレビュー一覧

  • なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

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    「集合的幻想」というものが何なのか、多数派に追従しようとする人間の性質と近代における実際の現象、そしてそれがなぜ起こるのかについて
    実際の事例を交えつつわかりやすく解説してくれている。

    模倣の罠について
    人間は人の行動を真似しがちだという性質があるという話だが、これは多数派の判断に従うことで自分の非専門領域における思考・判断の脳負荷を低減させるために発生するという話はある程度納得のいく理屈だった。

    実際、確率論的には複数人が同時にある事象に対して判断を下した時、全員事前情報0ならば判断先の割合が同じ値に収斂するはずで、
    もし有識者がいればその択の割合が増加するはずだ。
    これが成立する限り多数派の模倣はある程度有効な判断といえよう。

    ただ、残念ながら実際は同時に判断が下されるわけではなく、誰かの判断を織り込んだ判断が下されることがあるというのが人々の本能に反して発生する罠なのだろうと思った。

    現状日々処理すべき情報量は単調増加する一方で、
    情報の奔流に流されぬようしがみつくことで精一杯でもある。
    その中でさらに情報の取捨選択には気をつけなければならないと感じる。
    疑問を感じたら確認する、は今も実践しているが、疑問を感じれなかった場合が怖いところであるが、、、

    アイデンティティの罠
    集団から逸脱しないことを本能的に優先するきらいがあるという話。
    脳波の観測によってもその傾向が読み取れるとのこと。
    これもそういう性質があっても特に違和感はないと感じる話。

    集団への所属を優先するあまり、集団のポリシーと自己の方針が一致しない場合においても集団のポリシーを優先してしまうことがあるということだが、これに抗って集団を変えるのはかなり難しそうだ。
    相当のリスクを負って一部から変革を促すか、集団を脱退するくらいしか回避方法はなさそうに思う。
    (本文中にもあるが、あとは迎合)
    集団を脱退できない状況にあり、変革や組織に対する疑念は即糾弾せよというグループポリシーであった場合には即詰みな気もするので、これに陥った場合どうしたら良いか少し考えてみたが妙案は思いついていない。

    総意の罠
    これはほぼ模倣の罠では?
    他者がこう思っているに違いないという方向に従ってしまうという現象。
    ただし、残念ながら多くの人が考える他者像は大きく間違っているということが現実としてあり、それにより虚像が実際の総意として顕現するという皮肉的な話だ。
    これもやはりこういう事象が起きやすいと考えて疑念は明らかにしておくことで対策するほかはないであろう。

    私の普段の行動においても多分に他者への模倣があることを気付かされた。
    たとえば会社での行動などは会社で先人たちが作り上げた仕組みにとりあえず乗っかることが多いし(1から考える方が非効率なため)、
    他の人が声を上げないようなことは私がちょっと引っかかっただけで誰も言わないということは私の認識がおかしいのかな?と感じることもあるため。

    こういった現象が発生した場合今一度集合的幻想に陥っていないか精査する必要があるという思考をもたらしてくれたという点でとても有益な本だったと思う。

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    2023年11月11日
  • なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

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    少し内容とはズレるけどこの本を読んでの考察は、人間はひとりひとりが細胞みたいなもので、脳がホメオスタシスの作用によって多数派集団に流そうとする。その報酬としてオキシトシンドバドバ出して脳を喜ばせる。流れに逆らおうとすると、手軽な報酬も無いしストレスを与える。
    脳の稼働を極力少なくし、何も考えずに生きればそうなるシステムなんだろうなぁ。それががん細胞であっても。

    興味深い事例が初っ端の「恥への恐怖は罰金より効果的」はこれは全てに使える最強の理論かもなぁ。
    結局恥をかきたくないために集団側に行くんだろうし。

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    2023年09月17日
  • なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

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    SNSに支配されて、模倣に走る人類。最近ではChatGPTや生成AIなど崩壊する人類のSFの世界が近付いているようだ。この本も真実に関係なく、また多数派とは限らない声に、人間は支配されているという。そこには人間本来の性質とともに過去の支配者が利用していたパターナリズム(慈善や保護を理由に個人の自由を侵害する習慣)が蔓延っている。最たるものがテイラー主義。今、話題になっているビッグモーターの経営もまさにこの主義だと思うが、まさに権力者の思うがままに個人が食い物にされている。
    我々が取るべき対策として管理に拘らず信頼ゲームをしてみようという。特効薬ではないが、個々の信頼が増すことが自己一致を生み出して、フェイクに騙されない自分をみつけられる。取り組んでみる価値のある考えだと私も思う。

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    2023年07月23日
  • シェアリングエコノミー Airbnb、Uberに続くユーザー主導の新ビジネスの全貌

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    シェアリングエコノミーの勉強をはじめようと本書を手に取りました。まったく知識のない状態で本書を手に取りましたが、まず第1章でつまずきました。というのも米国のシェエアリングエコノミー企業が多数登場しているのですが、ウーバーとエアー・ビーアンドビーくらいしかわからず、なじみのない固有名詞のオンパレードに全くついて行けませんでした。でもこれは仕方がないですね。米国人であれば、あ~あの企業だよねということで導入部としては良いのでしょうが、日本人にはとっつきにくいとは思いました。

    第2章からはだいぶ一般的な議論に入り、読みやすくなりました。かなり広い範囲の社会経済をトピックとして取り上げているのは好感が持てました。シェアリングエコノミーはGDP統計では補足できない消費者余剰を増加させる、というのは説得力がありました。また自分の主張だけでなく他の有識者の主張も要所に織り交ぜてあり、「なるほどこういう見方もあるのか」という意味で初学者にとっては良かったです。ただ最後まで読んだ感想としては、シェアリングエコノミーは経済の全ての分野にいきわたるわけではなく、特定の条件を満たしている場合に発現するのだというものです。本書によれば、ガンスキーの「メッシュ性グリッド」という呼び名で紹介されていましたが、(1)資産の価値が高く、(2)その資産の使用度が低い、という条件が満たされているとシェアされやすいということでした。第1章の具体例を除けば、(米国企業になじみがない日本人の)初心者にもシェアリングエコノミーを学ぶ最初の1冊になると思います。オススメです。

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    2023年04月28日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    『人新世の「資本論」』『ジェネレーション・レフト』などの斉藤幸平モノを読むにつれ、世界を変える可能性をもった世代としての「Z世代」の存在感がどんどん大きくなっていくのであります。そのトリセツとして手にした本です。ベビーブーマー=団塊の世代、みたいに世界共有現象になるのかどうか、も確認したかった気持ちがありました。(ミレニアル世代とかX世代とか、いまいち日本では盛り上がらなかったような気がして…)本書がいう「z世代」は「9・11をデジタル上の動画でしかしらない世代」というのがあって、これが日本でもそうなのか、日本の場合はどう違うのか、を考えてしまいました。例えば、パリの五月革命は,世界のベビーブーマーの共通体験だったのは、とか、ビートルズはベビーブーマーのマイミュージックだったのでは、とかからの類推です。でも今回のコロナ禍は、きっとその共通イベントでなのだと思います。そして、ニューノーマルと言われている状態は、結局、Z世代ノーマルなのだと思いました。サブスク、動画、常時接続、それがTikTokの成長やNFTの進展に現れているのだ、と知りました。逆に言うとZ世代ファーストで考える事がニューノーマル時代のマーケティングの最重要事項なのでしょう。日本では、まだまだZ世代の購買力は低いと未着手な領域でもあると思いますが、そういってると先行しているアメリカ企業に持っていかれる気がしました。「Z世代マーケティング」という題名ですが「Z世代」を使って「マーケティング」をアップデートする参考書として読みました。

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    2022年06月21日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    あまり〜世代という概念を仕事上でも考えずに、今まで過ごしてきたので、Z世代、ミレニアル世代、X世代、ベビーブーマー世代など、生まれた年で層を作って世代としてどのような特徴があるのかマーケティングするんだな〜と勉強になった。
    ・10代から大学生までのZ世代が消費者として既に形成しているトレンドは、今後さらに加速していく。
    ・Z世代が20代後半になるまで待っていたのでは遅すぎる。そんなことをすれば、ミレニアル世代の波に乗り遅れた多くの小売店、飲食店、ブランド、雇用主の二の舞いになってしまう。
    ・16才のカーターウィルカーソンがウェンディーズにツイートした話などは、年齢や社会経験など関係なく次から次へといろいろアイデアだけで、世界にインパクトと影響力与える事ができる事を証明している。
    ・Z世代の雇用をこれから考えているので、柔軟な勤務体系、勤務スケジュールを考えていきたい。

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    2022年04月18日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    Z世代

    私が知ってたのはz戦士。その関係なのかと
    まさになんのこちゃか良くわかりませんでした。が、年代別にカテゴリライズされた年代に各呼び名があることもしりました。X世代、Y世代、今度はα世代。みんな同じ人間なのに何が違うのか、色々書いてありましたが一番違うのはデジタルネィティブだという事。小さな頃から携帯などになれそれ自身が当たり前だと思ってきた年代。好きな時間に自分の好きな動画を自由に見ることが普通な世代。我々世代は夜のトゥナイト観たさになんとか夜更かししてその時間を必死に起きて見たいテレビを見てた時代とは全然違います。暮らしやすさがこのことを考えるだけでも全然違うって来たなと振り返る事ができました。私たち企業が進めようとしていること、このZ世代が今後の大きなマーケットになること、少子高齢化の時代にこの若手Z世代の働き手をどうやって集めるか、またやめないで育てていけるか?いろんなことを考えるきっかけになりました。入社式で早速私はZ世代のワードを訓示で使いました笑
    大事なことは色々な人を知ろうとする気持ちです。そしてそのことを受け入れて、新たなものを想像していきたいと思います。何事にも前向きに挑戦すること。固定概念を持ちすぎないようにZ世代を含めてあらゆる人と交流をすることをめんどくさがらないようにしていきます!

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    2022年04月15日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    ・感想
    今の最先端を生きるZ世代の生き方についてまとめた書籍。
    行動パターンとなぜそういう考え、行動を取るのかを解り易くまとめていて
    とても参考になりました。マーケティングは面白い。

    ・Todo
    GenHq.comを除く。
    常に最先端の若者の流行りを捉える。
    Youtubeを始め、動画広告の今後についても要注目する。

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    2022年04月10日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    z世代について書いてある本。
    9.11を教科書で習ったような世代がz世代。
    物心ついた頃からインターネットが当たり前に普及しており、それがスタンダードだと思っている世代。
    ダイバーシティに興味を持ち、上の世代が汚してきた地球や環境問題に真剣に取り組んでいる。
    これまでのTVCMなどには反応せず、インフルエンサーが評価しているものに対して好意を持ち、経済活動もYouTubeやレビューを見て本当に価値があるものを購入する。
    一言で言えば堅実な世代だといえる。

    これからは彼らがマーケットの主役になっていき、スタンダードになる。
    いかに早く適合するかによって勝敗が決まる。

    未来のテクノロジーなどの記載もあり、個人的には興味のある分野だったので楽しく読み進めることが出来た。

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    2022年01月29日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    一回り世代が違うだけで、考え方がこうも違うのかと気付かされた。自分の考え方も常にアップデートさせる必要性を感じさせてくれた本であった

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    2022年01月05日
  • Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル

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    この業界にいるのと、15歳の息子の行動を間近で見ているだけに、思いもよらなかったような内容は正直ありませんでしたが、大変によくまとまっているGen-Zの行動特性・特長のガイドブック的な本でした。その意味でなかなかの良書かと。
    知識としては知っている、頭では分かっている…つもり…だからといって実践できているとは限らないことも多々あり、色々とあらためての気づき、認識をもらった感じがします。

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    2021年12月26日
  • 創業メンタリティ 危機を救い、さらに企業を強くする3つの戦略

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    日本の大企業に勤めている人には是非一読いただきたい一冊。自分もまさに日本の大企業に勤めていたが、そこでのモヤモヤ感・違和感を適確に表してくれている。

    ・革新志向
    ・オーナーマインド
    ・現場へのこだわり

    という創業目線の3要素がいかに重要であるかが、例示を用いて語られている。

    個人的にはやはり“オーナーマインド“が1番大事だと考える。日系企業に勤めていると、やはりその会社のお作法や内部ルールに縛られており、結局これは誰のために役立つんだっけ?ということに陥ることが多い。

    創業メンタリティを阻害する複雑性の排除という点にも激しく同意。

    本質的な仕事・世の中的な価値、ひいてはそれが自分のやりがいにつながるが、仕事をする上で常に念頭に置いておきたいことが書かれており、再読したい。

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    2021年08月04日
  • ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

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    よりよい仕事を得る、休みを増やす、理想の人生に向けた資金繰りを行うという3つの軸をもとに、思い描いたとおりの成功を収め、充実感に満ちた人生を送るための10の法則を解説しています。
    この本はライフ・シフトで定義されているポートフォリオワーカーを実際に行うにあたって意識すべきことなどが書かれていて、とくにライフ・シフトを読んだ人にとっては補完する点でももってこいの本だと思います。

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    2021年05月08日
  • ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

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    これからの働き方についてだけでなく、ギグ・ワークスを成功させるための10ケ条とはこれからの成熟社会でハッピーに暮らすためのTipsだった。
    1条目の「自分なりの成功を定義する」から始まって、自分の人生を自分自身でデザインして、自由に泳ぐための指南書。スキルと人とコミュニティと貯金と保険。
    ここでもこれからの時代において、複数のコミュニティに在することの重要性が語られている。

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    2019年02月26日
  • ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

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    ネタバレ

    意外とアメリカでも、終身雇用がはびこっていたのね。

    というのが素直な感想。
    アメリカは、スキルで食べていく国というイメージは
    勝手な印象だったのか。

    私自身が
    会社員をやめて「職(ジョブ)から働き(ワーク)へ」
    となったのが15年前。

    ギグ(単発の仕事)でも、
    仕方なく引き受けたり、収入面を重視して受託したり
    ということも、正直あります。

    でもやっぱり
    自らの手で、お気に入りのギグのパネルを組み合わせて
    心地よく仕事をしたいと思います。

    第2部の「休みを増やす」は、とても参考になりました。

    あらかじめ休みを取る最良のシナリオをしっかりと考えていきたいです。

    終盤のライフプランニングは、共感を抱く内容でした。
    家計簿の支出分類は、使い途を可視化するため。
    1円たりともキッチリ数字が合うような家計簿つけは、意味のないことだと思っています。

    お金を使うことについて
    「人生を買っている」
    と表現していました。

    大げさでなく、本当にその通り。
    名言です。

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    2018年08月15日
  • シェアリングエコノミー Airbnb、Uberに続くユーザー主導の新ビジネスの全貌

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    ネタバレ

    短期宿泊プラットフォームの中でも、贈与経済に近いカウチサーフィン、贈与経済と市場経済の中間を行くエアビーアンドビー、市場経済に程近いワンファインステイと3種類もあることに驚いた。

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    2018年07月06日
  • SUPER BOSS(スーパーボス) 突出した人を見つけて育てる最強指導者の戦略

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    リーダーを生み出すスーパー・ボスのメカニズムを説く。世に溢れる理想的なリーダーシップ本と異なり、この本に出て来るリーダーはアウトプットは超一流だが、人間的には掴みどころがないなど、非常に人間的。ある意味、部下が上司から好子を得るメカニズムが規則的ではないランダム性に、部下が惹き込まれるのかとも感じた。書中に頻出するバークレーのレストラン、”シェ・パニーズ”のオーナー、アリス・ウォーターズには以前から関心を持っていたこともあり、非常に興味深く読めた。

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    2017年03月13日
  • シェアリングエコノミー Airbnb、Uberに続くユーザー主導の新ビジネスの全貌

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    シェアリング・エコノミー(著者は"Crowd-based capitalism"と称する)とは何か、どのように発展した来たのか、そしてこのシェアリング・エコノミーによって、我々の働き方はどのように変わっていくのか、幅広い示唆に富んだ本。近年のシェアリング・エコノミーのビジネスモデルは理解していたが、シェアリング・エコノミーというプラットフォーム上で働く人たちにかかる労働法的なアプローチはこれまで気にしたことが無かっただけに、目から鱗。あえて苦言を呈すれば、第4章のブロックチェーンは、まだシェアリング・エコノミーとの親和性は無いと思え、少し先走り感もあったか。

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    2017年01月29日
  • SUPER BOSS(スーパーボス) 突出した人を見つけて育てる最強指導者の戦略

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    ☆☆☆☆『スーパーボス』(シドニー・フィンケルシュタイン)
    ☃現代の人材教育が「促成栽培ができ、教育投資が速く回収できるシステムに向かっていて、組織にdamageを与えるリスクの少ない者の数を増やすことを優先」している。
    このような、人材育成の方向性の限界、誤りにいち早く気がつき始めた企業は、“スーパーボス”を社内のなかで発掘し、それをロールモーデルとして評価し、彼等に活躍の場としてのフリーハンドの領域を与え始めている。でも、それは人材開発に投資する余裕があり、人材の価値が企業の価値であるという信念をもとに従業員を見つめることのできる経営者を持つ企業に限られている。そしてそういった企業であっても、全員がスーパーボスのように振る舞い、実績をかさねづけることはできない。
    スーパーボスの存在はそれに魅了された人々が、その憧れに近づくために必死でもがき、自分の能力の限界にぶち当たった時に発生し、開眼する各自の才能を掘り起こすことにこその目的がある。

    この本は、「スーパーボス」を部下とのかかわりからの視点で、描き出している。各界の著名なスーパーボス及びその部下たちを多数取材して、そこに存在する共通の要素を著者の経験をとおして表現しています。
    社会人として働いている読者であれば、ここに描かれているスーパーボスの一端を備えている上司に巡り会えた人も少なからずいることだと思う。社会人経験が浅い人のなかには、今まさにその環境に置かれていながら、気付くことができない人もいるかもしれない。
    そんな人にとっても、これから揚げる幾つかの
    、スーパーボスと部下たちの関係を描いた描写に暑いものを感じ、心の隅にポスターの様に貼って、スーパーボスとの出会いを楽しみにしてもらえたらと思う。

    ・スーパーボスは自信に溢れているので、知性と創造力に優れた押しの強い部下に驚異を感じることも、追い越される可能性を意識することも全くない。自分よりも優秀な部下がいてもなんとも思わない、そもそもそんな人間がいるという考えを持っていない。
    スーパーボスは自己意識が強いので、どれほどレベルの高い能力を見せられてもぐらつくことがない。そればかりか、新人からの挑戦を楽しみにさえする。その挑戦が優れた洞察に裏付けられている場合は特にそうで、自分の理解が深まり、、能力が上がり、より良い解決策が浮かぶきっかけになれば、ありがたいと考える。

    ・『ルールを変え、リスクを恐れず、高い目標を達成しようと本気で考え、部下を参加させようとする上司のもとで働いているときは事情が違う。そうした上司から指示を受けたり、力強く叱咤激励されたり感化されたりすると、『プレッシャーのような重荷ではなく、きわめて重要な使命の一端を担っている実感』だと受け止める。このプレッシャーは生きがいになり、部下も上司と同じように使命に没頭することになる。
    つまり、有能な部下に不可能なことをさせる秘密は、『スーパーボスが大きな期待と向上心を兼ね備えている』ことにある。スーパーボスのもとで部下は、【業績を上げる正のスパイラルが発生する。強烈な環境で生き残り、成長することに慣れると野心が膨らむ。成功が病みつきになり、さらに困難な業務を求めるようになる。そしてスーパーボスの期待どおりかそれ以上の成果をらあげることに快感を覚え、それを何度でも繰り返したくなる。スーパーボスにもっと近づいてインスピレーションとエネルギーを得たいと考え、スーパーボスの近くにいる為ならなんでもする。プレッシャーが成功を呼び、成功すれば称賛され、称賛を受ければ自信がつき、自信がさらなる成功につながるという好循環だ。』

    ・部下の存在理由は「仕事を終わらせること」だけではないし、マネジャーの役割も監督することだけではない。会社を成長させる長期的なアイデアを協力して見つけるのがあるべき姿だ

    ・部下を信じていないせいで権限移譲におよび腰なマイクロマネジャーと、真剣さや能力がないせいで仕事を丸投げするフリーライダーではなく、【関与型権限移譲】を遂行する。効果的に仕事を部下に任せられるのは、細かいことに目を光らせているからなのだ。また、明確なビジョンを共有しているのでチームメンバーは基本を正しく理解するという確信がある。

    ・スーパーボスが最終的に部下に求めるものは、学習と成長を日々意識して、自分の責任で能力を開発するレベルまでステップアップすることだ。
    許可を求めるような部下は「木になったまま枯れた」ブドウのようなものだ。「水をかけてくれないと育ちません」という態度の社員と、「木からなんとか水分を吸って育ちつづける」社員とが存在した。

    ・スーパーボスのビジョンについていくと決めた部下たちは、ビジョンを共有しない人間、あるいは不幸にもビジョンを持たないリーダーのもとで働いている人間と自分たちとは違うという意識を自然と抱くようになる。スーパーボスは部下のあいだに一種の内部者意識を生み出すために、これほど特別な逸材がそろっている集団はほかにいないと繰り返し言い聞かせる。
    スーパーボスが「選ばれた人間」の素質としてもっとも重視するのは、業界の基準をみずからつくる能力だ。部下はリーダーであって、フォロワーではない。

    本書で紹介されているスーパーボスはビジネス、芸術、メディア、レストラン経営といった土台で活躍して、それを軸にネットワークを築き上げていますが、それらの領域は例えて言えば、共通言語の様なもので、その領域での成功や頂点が、彼等の目標ではなく、『スーパーボスという現象の本質は、知識、知恵、成功を次の世代に伝えることにある。ノウハウだけでなく、考え方や生き方も伝えるのだ』と語っています。

    読み終えたあとに、この本の表紙を再度眺めながら、感じるのは古代ギリャの哲学者や、ルネッサンス期の芸術家のこと。
    難しい理論やテクニカルな技の伝承ではなく、人の心を魅了してしまうものを自らのなかに育てられたかを確認せざるおえない死の床が迫っている。

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    2016年08月19日
  • なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術

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    顧問の本棚よりお借りして。
    著者の経験が多岐にわたるため、多くの事例を挟みたかったのだろう。しかし、それが読みにくさにもなっている。結局、集団的幻想を打ち砕くには・・・信頼。まあそうだろう。その信頼を崩すは易し組み立てるのは難し。そこが知りたい。

    以下の箇所は面白かった。今アメリカにいて、アクアフィーナもダサーニも減って、マイボトルが多く見られるのも興味深い。

    - だが、本当にペットボトルの水はより安全で衛生的なのだろうか?たしかに、2015年に水道水汚染が発覚したミシガン州フリントの住民なら、そう断言できるだろう。しかし、そういった例外を除けば、水道水でなんの問題もない。アメリカでは、濃過された水道水の99パーセントは飲用に適している。それどころか、多くの人がペットボトルから飲んでいるのは、まさに水道水なのだ。ペットボトル飲料水の半分以上は処理した水道水と大差なく、業界の2大ブランドであるアクアフィーナ(ペプシコ社)とダサニ(コカ・コーラ社)はデトロイトの水道水を小水してボトル詰めしたものを売って巨額の利益をあげている。ボトル入りの水を買うことは、この壮大な詐欺に手を貸すことにほかならない。
    - ボトル入り飲料水現象は、現代のチューリップ・バブルだ。詐欺同様の根強い商売に何千億ドルが消費されることは置いておくとしても、大量のプラスチック生産にともなう地球環境への影響はとてつもなく大きい。ボトル入りの水をコップ1杯分つくるのに必要なエネルギーは、同量の水道水の2000倍にのぼる。アメリカだけでも、飲料水用ペットボトル全体の70パーセントがゴミとなって土壌を汚染し、水路をふさぐ原因になっている。海に流れ出たプラスチックは、カリフォルニアとハワイのあいだの海面にテキサス州の2倍の大きさの渦を巻いているという。
    - ボトル入りの水をめぐる熱狂などに見られる幻想の連鎖は、人間に染みついている他者との感情的つながりに乗じて発生するのでガムのように粘着質だ。そのため、罠にかかるときは意外なほどあっけないが、一度とらわれると引き剣がそうとしても非常に難しい。

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    2026年06月18日