門脇弘典のレビュー一覧
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ネタバレSNSに支配されて、模倣に走る人類。最近ではChatGPTや生成AIなど崩壊する人類のSFの世界が近付いているようだ。この本も真実に関係なく、また多数派とは限らない声に、人間は支配されているという。そこには人間本来の性質とともに過去の支配者が利用していたパターナリズム(慈善や保護を理由に個人の自由を侵害する習慣)が蔓延っている。最たるものがテイラー主義。今、話題になっているビッグモーターの経営もまさにこの主義だと思うが、まさに権力者の思うがままに個人が食い物にされている。
我々が取るべき対策として管理に拘らず信頼ゲームをしてみようという。特効薬ではないが、個々の信頼が増すことが自己一致を生み出 -
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シェアリングエコノミーの勉強をはじめようと本書を手に取りました。まったく知識のない状態で本書を手に取りましたが、まず第1章でつまずきました。というのも米国のシェエアリングエコノミー企業が多数登場しているのですが、ウーバーとエアー・ビーアンドビーくらいしかわからず、なじみのない固有名詞のオンパレードに全くついて行けませんでした。でもこれは仕方がないですね。米国人であれば、あ~あの企業だよねということで導入部としては良いのでしょうが、日本人にはとっつきにくいとは思いました。
第2章からはだいぶ一般的な議論に入り、読みやすくなりました。かなり広い範囲の社会経済をトピックとして取り上げているのは好感 -
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『人新世の「資本論」』『ジェネレーション・レフト』などの斉藤幸平モノを読むにつれ、世界を変える可能性をもった世代としての「Z世代」の存在感がどんどん大きくなっていくのであります。そのトリセツとして手にした本です。ベビーブーマー=団塊の世代、みたいに世界共有現象になるのかどうか、も確認したかった気持ちがありました。(ミレニアル世代とかX世代とか、いまいち日本では盛り上がらなかったような気がして…)本書がいう「z世代」は「9・11をデジタル上の動画でしかしらない世代」というのがあって、これが日本でもそうなのか、日本の場合はどう違うのか、を考えてしまいました。例えば、パリの五月革命は,世界のベビーブ
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あまり〜世代という概念を仕事上でも考えずに、今まで過ごしてきたので、Z世代、ミレニアル世代、X世代、ベビーブーマー世代など、生まれた年で層を作って世代としてどのような特徴があるのかマーケティングするんだな〜と勉強になった。
・10代から大学生までのZ世代が消費者として既に形成しているトレンドは、今後さらに加速していく。
・Z世代が20代後半になるまで待っていたのでは遅すぎる。そんなことをすれば、ミレニアル世代の波に乗り遅れた多くの小売店、飲食店、ブランド、雇用主の二の舞いになってしまう。
・16才のカーターウィルカーソンがウェンディーズにツイートした話などは、年齢や社会経験など関係なく次から次 -
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Z世代
私が知ってたのはz戦士。その関係なのかと
まさになんのこちゃか良くわかりませんでした。が、年代別にカテゴリライズされた年代に各呼び名があることもしりました。X世代、Y世代、今度はα世代。みんな同じ人間なのに何が違うのか、色々書いてありましたが一番違うのはデジタルネィティブだという事。小さな頃から携帯などになれそれ自身が当たり前だと思ってきた年代。好きな時間に自分の好きな動画を自由に見ることが普通な世代。我々世代は夜のトゥナイト観たさになんとか夜更かししてその時間を必死に起きて見たいテレビを見てた時代とは全然違います。暮らしやすさがこのことを考えるだけでも全然違うって来たなと振り返る事 -
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z世代について書いてある本。
9.11を教科書で習ったような世代がz世代。
物心ついた頃からインターネットが当たり前に普及しており、それがスタンダードだと思っている世代。
ダイバーシティに興味を持ち、上の世代が汚してきた地球や環境問題に真剣に取り組んでいる。
これまでのTVCMなどには反応せず、インフルエンサーが評価しているものに対して好意を持ち、経済活動もYouTubeやレビューを見て本当に価値があるものを購入する。
一言で言えば堅実な世代だといえる。
これからは彼らがマーケットの主役になっていき、スタンダードになる。
いかに早く適合するかによって勝敗が決まる。
未来のテクノロジーなどの -
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日本の大企業に勤めている人には是非一読いただきたい一冊。自分もまさに日本の大企業に勤めていたが、そこでのモヤモヤ感・違和感を適確に表してくれている。
・革新志向
・オーナーマインド
・現場へのこだわり
という創業目線の3要素がいかに重要であるかが、例示を用いて語られている。
個人的にはやはり“オーナーマインド“が1番大事だと考える。日系企業に勤めていると、やはりその会社のお作法や内部ルールに縛られており、結局これは誰のために役立つんだっけ?ということに陥ることが多い。
創業メンタリティを阻害する複雑性の排除という点にも激しく同意。
本質的な仕事・世の中的な価値、ひいてはそれが自分のや -
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ネタバレ意外とアメリカでも、終身雇用がはびこっていたのね。
というのが素直な感想。
アメリカは、スキルで食べていく国というイメージは
勝手な印象だったのか。
私自身が
会社員をやめて「職(ジョブ)から働き(ワーク)へ」
となったのが15年前。
ギグ(単発の仕事)でも、
仕方なく引き受けたり、収入面を重視して受託したり
ということも、正直あります。
でもやっぱり
自らの手で、お気に入りのギグのパネルを組み合わせて
心地よく仕事をしたいと思います。
第2部の「休みを増やす」は、とても参考になりました。
あらかじめ休みを取る最良のシナリオをしっかりと考えていきたいです。
終盤のライフプランニン -
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シェアリング・エコノミー(著者は"Crowd-based capitalism"と称する)とは何か、どのように発展した来たのか、そしてこのシェアリング・エコノミーによって、我々の働き方はどのように変わっていくのか、幅広い示唆に富んだ本。近年のシェアリング・エコノミーのビジネスモデルは理解していたが、シェアリング・エコノミーというプラットフォーム上で働く人たちにかかる労働法的なアプローチはこれまで気にしたことが無かっただけに、目から鱗。あえて苦言を呈すれば、第4章のブロックチェーンは、まだシェアリング・エコノミーとの親和性は無いと思え、少し先走り感もあったか。
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☆☆☆☆『スーパーボス』(シドニー・フィンケルシュタイン)
☃現代の人材教育が「促成栽培ができ、教育投資が速く回収できるシステムに向かっていて、組織にdamageを与えるリスクの少ない者の数を増やすことを優先」している。
このような、人材育成の方向性の限界、誤りにいち早く気がつき始めた企業は、“スーパーボス”を社内のなかで発掘し、それをロールモーデルとして評価し、彼等に活躍の場としてのフリーハンドの領域を与え始めている。でも、それは人材開発に投資する余裕があり、人材の価値が企業の価値であるという信念をもとに従業員を見つめることのできる経営者を持つ企業に限られている。そしてそういった企業であっ -
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個人的なまとめ
企業の雇用形態が高度なスキルが要求される仕事も正社員として雇用されなくなり、パートや単発の仕事形態へと変化していく。
すでにあるスキル、経験、興味を活かして複数のギグ(コンサルティング、業務請負、パート、アルバイト、派遣労働、フリーランス、自営業、副業)からなる多角的ポートフォリオを整えた生き方が重要で仕事を得る時には素晴らしい経歴やスキルよりも人との繋がりが鍵を握るようになっていく。
ギグエコノミーの個人事業主は収入は波があり、安定しないのでそのような時もカバーできるようにスリムな家計を維持する事が重要だ。
読んだ後に思ったこと
企業の雇用形態の変化でマイナスなイメージと