高橋篤史のレビュー一覧

  • 粉飾の論理

    Posted by ブクログ

     ここは、実名を出せばキリが無く要約だけ語りたい。

    1 伝統的粉飾

     ・不良在庫飛ばし、またはキャッチボ-ル。
     ・非連結対象会社への損失移転。
     ・監査法人との長期的馴れ合い。
     ・役職員の企業への誤った忠誠心。

    2 IT企業の粉飾

     ・無形商品(システム一式、メンテなど)の循環取引による架空計上。
     ・MSCB・第三者割り当て等の増資濫用。
     ・甘い監査法人への乗り換えを繰り返す。
     ・粉飾を継続したままの新規上場の認可。
     ・上場後に反社会的勢力に喰い物にされる。

     排除すべき課題としては

     ・架空循環取引を受ける大手企業子会社の存在。(利益中抜き)
     ・些細な動機から、雪だ

    0
    2010年04月02日
  • 粉飾の論理

    Posted by ブクログ

    ・「事実は小説より奇なり。」 を地で行く面白さ
    ・カネボウの粉飾決算って、結局どんな内容だったのか
    ・商社ってどんなことをやっているのか
    ・世の中には、怪しい商売を生業にしてる人がこんなに跋扈してるんか
    ・粉飾決算って、小さなごまかしの積み重ねなんやなぁ

    0
    2009年11月21日
  • 亀裂 創業家の悲劇

    Posted by ブクログ

    亀裂はいつ生まれたのか。起業の火は一人の情熱から始まる。だが拡大とともに血縁は盾であり足かせにもなる。成功は親族の絆を強める一方で富と権限は疑心をも呼ぶ。やがて功労と嫉妬、理想と現実の継ぎ目に細いヒビが走る。転じて創業者の「志」が継承されず家族は争いへ引き込まれる。ドラマではなく簿記の行間で人は壊れるのだ。結局のところ企業を滅ぼすのは外の敵ではない。内に潜む見えぬ「裂け目」である。

    0
    2025年11月04日
  • 亀裂 創業家の悲劇

    Posted by ブクログ

    感想
    どの会社でも社員は汗水垂らして働いているのに経営者は権力争いに明け暮れて、会社のイメージを下げるなんて何やってるんだか。

    途中から社員や客のことじゃなくて、自分しか見えないのは情けない。


    あらすじ
    創業家の骨肉の争いを書くドキュメント。
    ユニバーサルエンターテイメント
    ロッテ
    大塚家具
    大戸屋
    セイコー
    国際興業
    ソニー
    ゲオ
    村上家

    0
    2025年09月07日
  • 創価学会秘史

    Posted by ブクログ

    詳細な情報が多く出版の意義は大きい。それゆえ、それぞれの出典が明確にされていないのが残念。注をつけた完全版があれば今後の学術研究の基盤の一つにもなろう。

    とはいえ、すでに妙悟空『人間革命』精文館や小口偉一他『宗教と信仰の心理学』といった基本文献を読んでいる読者にとっては、目新しい事実や新たな視点を提供するまでには至っていないようにも思う。

    0
    2025年02月10日
  • 亀裂 創業家の悲劇

    Posted by ブクログ

    創業家からサラリーマン社長に引き継ぐことの難しさはよく言われるが、親子での事業承継もここまで難しいのかと考えさせられる本。

    0
    2023年06月10日
  • 亀裂 創業家の悲劇

    Posted by ブクログ

    現大手オーナー企業で起こった家族内の内紛、つまり現代版の御家騒動の数々を取り上げたノンフィクション。最終章に出てくる、村上ファンドの村上家を含めると9つの家が取り上げられている。
    ロッテの重光家や大塚家具の大塚家といった有名な事例から、ゲオホールディングスや国際興業の内紛など、あまり知られていない事例もある。
    9つのケースが取り上げられているので、一つ一つの記述が、割と短い。そのため、やや余韻が感じられない。一つ一つの分量を増やせば、もっと面白くなった可能性があるので残念だ。

    0
    2022年10月02日
  • 亀裂 創業家の悲劇

    Posted by ブクログ

    まず、イントロがいい。
    戦前〜戦後の日本経済および日本企業の盛衰興亡を俯瞰し、そこに次々と本書で登場する企業がシンボリックに立ち現れていく。

    テーマがいい。
    あとがきでも触れてあるように、合理的なはずのビジネスにおける非合理の象徴としての、同族経営と醜い権力闘争。

    ここに登場する人々はすべて生臭く、時に滑稽ですらある。だから、面白い。

    ビジネス書として読むよりも、悲喜こもごもの人間ドラマとして捉えたほうが楽しめる。

    ただ、ある種悲劇のパターンとしては類型化されているので、取り上げている企業への思い入れや知識、関係性がないと、フレッシュさは読みすすめるごとに失われていく。

    0
    2022年09月24日
  • 粉飾の論理

    Posted by ブクログ

    カネボウとメディアリンクスをめぐる会計不正と監査法人のあり方を取り上げた本。
    失礼な言い方だが、雑誌記者の本としては珍しくしっかりとした取材に裏打ちされた考察がなされていて面白かった。
    裏勢力の話とか、本当に怖いと思った。

    0
    2011年06月18日
  • 粉飾の論理

    Posted by ブクログ

    粉飾の実例に基づき、かなり細かく解説してある。
    細かくて、登場するプレーヤー相互の関係などを把握しにくいが、経理や財務を学んだ身として、実務的にどのような不正が働かれる可能性があるか?について身に迫る危機感を持って読むことができる。

    0
    2010年08月15日
  • 兜町コンフィデンシャル 株式市場の裏側で何が起きているのか

    Posted by ブクログ

    前著の「粉飾の論理」がめちゃめちゃおもしろかったので期待して購入。前著でも、市場の裏側にうごめく不気味な人脈を活写していたのだけど、今回はさらにつっこんでいる。経営者側からの記述が多かった前著に対して、今回は裏側の人々の記述がとても多い。

    上場企業にまつわるわりと有名な事件からそうでもない小さな事件まで取り上げて、それぞれの事件の経緯をとても丁寧に描いています。そういうひとつひとつの事件はそれぞれ関係ないように見えて、少数の人物たちのつながりのなかで展開されているのを、丁寧な取材であぶり出している。そういう人脈を追っていくところなんて、ミステリー小説を読んでるようなスリリングさがあります。最

    0
    2010年07月09日
  • 兜町コンフィデンシャル 株式市場の裏側で何が起きているのか

    Posted by ブクログ

    最近の株式市場でのスキャンダルを取材したもの。多くが実名で書かれており、ちょっと懐かしい感じで読める。私募CBに絡んだ話題が多く、いったん上場してしまうとほとんど紙幣を刷るのと同じ感覚で株券を刷り、後は野となれ、、、という事件が多いようだ。松島庸が株券紛失事件後、「胡散臭いというより、比較するものがなかったので、わからなかった」と言ったことが引用されているが、「ポッと出」の若者に群がってエクイティ・ファイナンスを繰り返させ、やがて「ハコ」企業(いいネーミングだなぁ。。。)と化してゆく様はどれも同じように見える。リキッドオーディオ、クレイフィッシュ、ファーネス工業、ゼクー、南の建設、プライムシス

    0
    2011年08月07日