牧村朝子のレビュー一覧

  • ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話

    Posted by ブクログ

    文章力(表現力)の素晴らしさに圧倒されつつ、納得したり、新たな考えを得たり出来た。牧村さんの言葉が相談者の支えとなりますように。

    0
    2025年06月25日
  • ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか? ──聞きたい!けど聞けない!LGBTsのこと──

    Posted by ブクログ

    915

    牧村朝子
    タレント、文筆家。株式会社オフィス彩所属。2010年度ミス日本ファイナリスト。


    同性愛者=異性嫌い」っていう誤解がまだまだあるのかもね。私も「女が好き」なだけであって、別に「男が嫌い」ってわけじゃないです。

    世の中には、ゲイとして「ヤング・ゲイ・アメリカ」って雑誌を立ち上げた人が異性婚したり、逆に「同性愛は治療可能な病気だ!!」って 11 年も主張してた人が同性婚したりした例もあるのよ。

    レズビアン」って言葉は、そう名乗らなければ勝手に異性愛者だということにされてしまう社会で、いないことにされないために名乗る言葉なわけ。ということで、まず安心してほしいのは、なにも女を好きな女が〝レズビアンさん〟っていう異世界の生き物だというわけじゃないってこと。今まで通りに接すればいいってことです。

    友達に「レズビアンなの」と打ち明ける心理には、大きく分けて3種類ある! シンデレラ型 「私、レズビアンなの(もう異性愛者のフリをすることに疲れちゃって……)」 かぐや姫型 「私、レズビアンなの(だからあなたとは住む世界が違うんだと思う)」 エルサ型 「私、レズビアンなの(そんなありのままの私を生きるのよ。

    たとえば一見して女っぽい人でも、ありのままの人もいれば義務感でやってる人もいるのよ。

    いや、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの結婚みたいなものなんじゃない? ってこと。バイが結婚することは、なんにもおかしいことじゃないわよ。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーは、昔モデルで女優のジェニー・シミズとお付き合いしていて、そのあとブラッド・ピットと結婚したのよ。

    ちなみに、「人間は同性愛者と異性愛者のふたつに分かれるはずだ。どちらかひとつを選べない人は劣っている」みたいな考え方のことを、英語で「モノセクシズム(Monosexism)」って言ったりするのよ。

    私も中学生の時、ある先輩が他の先輩に取り囲まれて、「こいつレズだからね~! 女子は気を付けてね!」とかいって笑いものにされているところに直面したの。すごくいやな気持ちになったけど、何も言えなかった。まさに、注意して「お前もレズなの?」って言われるのが恐かったです。

    「同性愛者なのか?」と聞かれた著名人の反応いろいろ 質問自体が不愉快だ、とバッサリ全否定する。 ・ヒュー・ジャックマン(オーストラリア/俳優、映画プロデューサー) 「人がゲイだろうがなんだろうが、どうでもいいことだと思うがね。妻の前でそんなことを聞かれるのは不愉快だ」(テレビ番組において妻と共演時、2012年) 攻撃のつもりで「お前も同性愛者か?」と聞いたのかもしれないけど効いてないよ、と表明する。 ・ジェームス・フランコ(アメリカ/俳優、作家、映画監督) 「俺、『嬉しい! もっと言って!』って感じだったよ。だって、悪口でもなんでもないじゃん。だからゲイだと思われてもイヤじゃないよ。『やったー! 俺、ゲイだったらよかったのにって思ってたんだー!』みたいな」(WEBサイト「ザ・デイリー・ビースト」において、コメディ番組で「お前ゲイだろ」と笑いものにされた時のことについて聞かれ、2013年) そんなのどうでもいいじゃん? という反応をする。 ・小泉進次郎(日本/政治家) 「何書いてもらってもいいんですが……。もうね、まな板の上のコイズミですよ」(週刊誌での「ゲイでは」という報道についてスポーツ報知記者の前で、2013年) 自分自身の性的指向へとずらされた論点を、「そもそも人様の性的指向をネタにすることがおかしいんだろ」という本題に戻す。 ・ジョージ・クルーニー(アメリカ/俳優、作家、映画監督) 「笑えるね。けれど僕は、否定して騒いだりしないよ。そんなの、ゲイ・コミュニティにいる僕の友達に対して失礼なことだ。ゲイであることが悪いことであるかのような印象を、誰にも抱かせたくないんだ」(雑誌『ジ・アドボケート』で「ゲイという噂もありますが」と聞かれ、2011


    LGBTという言葉で呼ばれる人に対して失礼にあたる接し方は、LGBTでない人にだって失礼な接し方です。

    フランス人であるとか、LGBTであるとか、そういったことは確かに個人を構成する一部分であるかもしれないわよ。でも、同時に、一部分でしかないものでしょう。一部分を共有する人たちだって、それぞれ違う人間よ。「フランス人さんたち」とか「LGBTさんたち」みたいな存在がこの世にあるわけじゃないのよ。 モリガ   ある人間のことを、その人自身の名前じゃなく、「フランス人ってさぁ……」「LGBTの人って……」「やっぱり男は……」とかいうふうにカテゴリ名で呼んでいたら、それは要注意のシグナルかもしれないです。

    1970年ごろ~「ゲイ」から「レズビアン」「バイセクシュアル」が分離  「女どもは、同性愛者としてだけでなく女性としての権利も訴えてる。あいつらは俺たちゲイの社会運動を乗っ取るつもりなんじゃないか」  「バイセクシュアルはゲイを名乗れない中途半端なやつらだ」  「トランスジェンダーってなんだ、女装か? ああして異性愛のマネみたいなことをするから俺達ゲイが誤解される、迷惑です。

    人気俳優のロック・ハドソンが、エイズ患者であること、ゲイであることをカミングアウトして亡くなったのです。ハドソンはアカデミー賞司会者まで務めた大スターで、身長190 cm を超える雄々しい男性でした。いかにも異性愛者というイメージのハドソンが、ゲイであることをカミングアウトして亡くなったものですから、アメリカ社会ではこんな声が高まっていきます。  「ゲイは、見た目でわからないだけで、どこにでもいるんだ。みんな出て来られないだけです。

    LGBTの歴史年表 (533) 【東ローマ帝国】 帝王ユスティニアヌスI世、同性愛は飢饉や疫病の原因であるとして禁止。 (757) 【日本】 聖武天皇の孫であり、遺言により皇太子となっていた皇族・道祖王。孝謙天皇により「聖武天皇の喪中に召し使いの少年(侍童)と性行為を行った」とされ、皇太子の地位を失う。同年、拷問により殺害される。 (985) 【日本】 仏教書『往生要集』、男性同士で性行為を行った者は「多苦悩処」と呼ばれる地獄に堕ちると説く。責め苦の内容は、恋人だった男に地獄で会えるが、近づこうとすると全身を焼かれるように苦しく、抱き合えば全身がバラバラになってしまうというもの。 (1102) 【イングランド】 オーラルセックスやアナルセックス、特に同性間の性行為など、生殖を目的としない性行為が「ソドミー」と呼ばれ、罪深いものと定められる。この考えは後に、キリスト教の伝播およびイギリス帝国主義の波に乗って世界各国に広まり、2016年現在にあってもシンガポールやナイジェリアなどの旧植民地に法律として残ることになる。 (1278) 【日本】 この頃、日本最古のレズビアン小説として知られる「わが身にたどる姫君」が完成した。 (1532) 【神聖ローマ帝国】 刑法により、ソドミーが死刑に値する犯罪と定められる。 (1629) 【アメリカ大陸】 現在のヴァージニア州にあたる地域で、「トーマス」であり「トマシーヌ」でもあると名乗る人物が、「自分は男でも女でもある」としたため、性別決定裁判にかけられる。結果、訴えは認められ、男性の服装も女性の服装も許された。 (1652) 【アメリカ大陸】 現在のニューハンプシャー州にあたる地域で、ジョセフ・デイヴィスという人物が女装の罪で罰金刑を受けた。 (1659) 【アメリカ大陸】 コネチカットのニュー・ハヴェン・コロニーという地域が、女性同士の関係のみ合法化。 (1791) 【フランス】

    私は、2009年、 22 歳くらいまで、自分のことを異性愛者だと思って生きてきました。LGBTという言葉も知りませんでしたし、お付き合いしてきたのは私にとっての異性(つまり男性) でした。  そうして男性とお付き合いすることを、私は「努力」だと思ってきました。「私は女性に生まれたのだから、男性に喜んでもらえる振る舞いや家事の技術などを身に着けるべきなのだし、いずれは男性と結婚して妻となり母となるべきなのだ」と信じていたのです。  ……けれど、そんな自分を想像しても、ちっとも幸せな気持ちにはなれませんでした。  私はもう、6歳くらいの時には、とってもキレイで優しかった保健室のお姉さん先生に優しくしてもらいたいがために鼻をつつきまくってわざと鼻血を出すような子どもでした。

    10 歳の時には、「 20 歳になった自分の姿を絵本に描いてみましょう!」という課題が学校で出されましたが、「私は女の子なので ステキなお母さんになって 子どもにおやつをたくさん作ってあげたいと思います」と書いていたその絵本に夫と思しき男性の姿はありませんでした。

     初恋を押し殺してから、 10 年以上の時が流れていました。私は、フリーターを経て学生になり、100人くらいの学生と一緒に一般教養の講義を受けていました。  何の話をしていたんだか覚えていません。ただ、これだけは昨日のことのように目に浮かびます。  「レズビアン」  先生が黒板にそう書いて、レズビアンについて話し出したのです。私は焦って周りを見ましたが、笑ったり不快そうにしたりしている学生は誰もいません。  大学って、こんな場所だったのか!  レズビアンについて学問として真面目に扱う、こんな場所が世の中にはあるのか!  その日のことでした。「ジェンダー・セクシュアリティ論」と呼ばれる学問がこの世に存在することを知ったのは。  私は本を読み漁り、読書会や勉強会に参加し、前のめりでジェンダー・セクシュアリティ論を学んでいきました。LGBTという言葉の存在を知ったのは、そんな中でのことだったと思います。それは、アルファベットであるせいか、なんだか遠い、別世界の言葉であるように思えました。私より年下の学生たちが、まったく臆さず誇らしげに「自分はLGBTだ」と言っている姿にも胸を打たれました。  うらやましい、と思いました。当時、女性として男性とお付き合いしていた私は、LGBT勉強会に〝当事者〟として参加させてもらえる気はしなくて、「自分はLGBTだ」と言う学生たちをまぶしく見ているばかりでした。

    2012年、有名経済誌「東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」のLGBT特集。  2014年、NHKの「週刊ニュース深読み」でのLGBT特集。  2015年、ジャーナリスト池上彰氏も「LGBTが流行語大賞の候補になるのでは」と思います。

    0
    2023年10月04日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    すごく自然にレズビアンのことが書かれていてよかった。人を好きになるのは自然なこと、好きにならないのも自然なこと。良き本。

    0
    2022年04月09日
  • ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか? ──聞きたい!けど聞けない!LGBTsのこと──

    Posted by ブクログ

    対話形式でLGBTsについてのQ&Aに回答する形になっていて、身近に感じられ、大変わかりやすく書かれています。読んでいて「あくまで一個人として誠実につきあうこと」「LGBTsに対して、というのではなく、集団全体に対して配慮すること」が重要だな、ということを改めて認識できた気がします。

    歴史がマンガで紹介されているのも、わかりやすいですね。

    0
    2017年01月04日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

     「百合のリアル」を読んでから読むか、これを読んでから「百合のリアル」を読むべきか悩む。たぶん「百合のリアル」を読んで、これを読み、再度「百合のリアル」を読むとより一層面白いのではないか。

     牧村朝子さんというレズビアンを公言している方が「百合のリアル」という本を書いた。それはレズビアンという枠では無く、人として、自分が他者からどうみられようとしても自分であるということを強く意識させる本だった。

     この漫画は「百合のリアル」を編集された方が描いたものである。
     タイトルの通り、シェアハウスにやってきた牧村朝子さんをめぐるショートショートなのだが、わりとネガティブだ。「あまり好きじゃない」「苦手だ」など。「えっそんなことかいていいの!?」とびっくりするくらいのことを淡々と描いている。

     そう、淡々と、というのが実に似合うトーンだ。
     作者の小池さんは、牧村さんが好きじゃなくても、苦手でも、それは彼女の1部分であり、すべてではないと認識していて、自分の問題をすり替えて他人に押し付けることを是としない強さがある。(その分大変なんだろうなぁと思うのだけれど)
     だからこそ、「百合のリアル」という本を作ることができたんだろうなと。

    0
    2016年03月03日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    『百合のリアル』がおもしろかったので、著者の牧村朝子さんがメインで出る漫画ときいて。……と思ったら、漫画の作者さんがまさしく『百合のリアル』の企画や作画をやっていた方だったんですね。なるほど。このコンビはなかなかいい相性です。
    漫画は決して重くなく面白い。35人の大所帯シェアハウスの同居人(且つ、特別に仲が良かったというわけでもないらしい)という距離感がよかったのかなと思う。当事者が描くとどうにもずっしりきてしまうこともあっさりライトに済まされる。この本には、問題提起や「同性愛について知ってほしい!」という必死さがない。あくまで自分たちの面白おかしい出来事の中に、たまたまレズビアンという属性も紛れ込んでいた、という姿勢に取れるコミックエッセイ。本来同性愛への扱いというのはそれでよいように思う。ゆっくりとでもいいので、いつかことさらに取り上げる段階を経て、「同性愛? ふーん、ところでさ…」と軽く流すことが誰にとっても負担でなくなればよい。そんな風に考えた。

    0
    2016年02月26日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    購入済み

    素晴らしい本

    なるべく公平に物事を見ようとする著者の姿勢が素晴らしい。読んでいて違和感ない。

    0
    2015年03月28日
  • ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在

    Posted by ブクログ

    たかが「ゆり」されど「ゆり」。奥が深いな~。面白いな~。これまで知ることのなかった「ゆり」小説の数々を知ることが出来た。

    0
    2014年12月16日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「だった」は意図的な過去形なんですね。

    「言葉は世界を切り分けてしまう」「そこには必ずはみ出るものが出る」。ケーキのたとえは本やその他のメディアに変換すると、切り分けなければ人に伝えられないということなのでしょうか。

    自分もそのジレンマを感じることがよくあって、どうしたら「うまく」切ることが出来るのかとても悩みます。

    0
    2014年11月02日
  • ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話

    Posted by ブクログ

    牧村さんを存じ上げないまま、たまたま手に取った本でした。「そのままのあなたでいいのですよ…なんて、私は書きません。」というの、厳しいなとおもったけど、読み終わった今はいままで見てきたなかで一番優しい人生相談かも、と思いました。
    なぜ自分をふつうではないと思ってしまったのか、そもそもふつうとはどのようにつくられたのか、ふつうじゃないかもと思わせてきた人はなぜそういう言動をしたのかとか、考えて考えて考えていく姿勢がすごく良かった。見習っていきたいです。
    そのままのわたしでいい気がしないから、人生相談してるわけだしね。

    0
    2022年08月03日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    牧村朝子さんのことを知って、その美しさに惹かれて、彼女のことをもっと知りたいとこの本を買いました。
    ありのままの恋を応援するって、いい言葉ですね。

    作者の小池みきさんのTwitterもおもしろい。

    0
    2020年05月05日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    思い悩むのは誰しもだけど、行動に移せてしまえるのはすごいなーと思いました。行動に起こせないからこそ、それもまた悩むのです。

    0
    2019年02月10日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    絵柄が可愛い。読みやすい。面白い!。
    レズビアンをもっと自然体で見ることができそう。どうしても色眼鏡でみてしまうその色眼鏡が少し薄まったと思う。

    0
    2018年11月12日
  • ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在

    Posted by ブクログ

    百合について、時に文学史的に、時にクィア理論的に、或いはもっと娯楽的に、と様々な観点から語られる。本文も数多のポップカルチャーを絡めて書かれており、百合入門(?)のためのメディアガイドもついていたため、気楽に読めた。百合とされるアニメについて理論的に分析した文も多いので、考察厨も楽しめると思う。
    最も印象に残ったのは「百合は"出来事"」という考え方。あくまでも一瞬の出来事であるから、それ一つでセクシュアリティを決定するのは性急である、と。且つこの論は、百合に限らずBLやヘテロであっても適用されるものだという。これはLGBT界隈の常套句「セクシュアリティよりパーソナリティ」に通ずるものがある。
    もう一つは「百合の可能性」について。『ゆるゆり』のようなライトな接触こそが百合であり、他の『百合姫』作品はガチレズ、そんなものは求めていない! と嘆く人々。『ゆるゆり』の描くものはあくまで百合の一形態でしかないのに、いつしか百合の定義となってしまった。しかし百合はもっと幅広い可能性を持っていてほしいという。ここからは持論になるが、昨今はカテゴライズ隆盛社会とでも言おうか、カテゴリーを定め、既存の事物をそのカテゴリーの中に押し込めていく。しかもそのカテゴリーは大変な勢いで細分化されていく。その概念はこのカテゴリーには入らない、別枠にしろ、とどんどん切り分けていくのだ。カテゴリーを創作(細分化)していく彼らにしてみれば世界を秩序立てようとしているのだろうが、結果は混沌とした単語の濁流である。不毛だ。もっと単語一つに込められた寛容性や可能性を尊重すべきではないか、などと思う。そういった意味で、百合とガチレズの線引きについて興味深く読んでいた。

    最後に、孫引きになるかと思い引用欄には書かなかったが、印象に残った文をひとつ。
    “たとえば、十三歳から十七歳までの美しい姉妹の連続自殺を「僕たち」という曖昧な一人称複数形で描くジェフリー・ユージェニデスの『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』のセシリアは、自殺未遂を咎める医師に「先生は十三歳の女の子だったことなんてないでしょう」と言い放ってこの世を去る。”(190頁)
    書きそびれていたがこのように少女論もいくつか掲載されているので、サブカルチャー傾倒者は読むといい。

    0
    2016年01月17日
  • ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在

    Posted by ブクログ

     今日、女性同士の親密な絆を示す言葉として「百合」というキーワードがある程度の市民権を得ている。
     また、いわゆるLGBTの事柄についても、良かれ悪かれ話題になりつつある。

     しかしながら、否、だからこそ、改めて百合とは何なのか?ということを、あるいは、文芸作品が人と人との絆(もちろん、そこには百合も含まれる)をどのように描き出してきたのかについて考える必要性があるのではなかろうか。
     本書は、上記ののような「百合論」を考えるきっかけになる本だと私は思う。

    0
    2015年11月15日
  • 同居人の美少女がレズビアンだった件。

    Posted by ブクログ

    この中に出てくる「美少女」、どこかで見たことがある名前だと思ったら、最近ニュースサイトで見かけたことがあったのだった。
    書籍の編集者さんも、自分が注目していた方だったので何か円でもあるのかなと感じながら読んだ。

    異性愛とか同性愛とか、そういう部分に着目するのではなく、「その人」が何を考えて、どう生きていこうとしているのか?に着目しながら暮らしていくことが大切なのではないかと感じた。
    牧村さんも素敵だけど、この漫画を描いたみきさんがとても素敵な方だと思う。

    0
    2015年05月23日
  • ことばの向こうに旅をして

    Posted by ブクログ

    どんなに英語が便利だとしてもその土地の風土や文化を吸い込んだ言葉がわからないとわかったことにはならない。一方、言葉が通じても気持ちが通じるわけではないというのもまた真。わかろうという姿勢で自分の外に出る勇気を持たなくては。

    0
    2025年09月16日
  • ことばの向こうに旅をして

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「人生、トラブルが素敵な偶然に繋がることはいくらでもある。

    学生時代、中国の天津に行ったとき、まさにその言葉のような出来事が身に降ってきたことがありました。

    友達が道でコンタクトを落とし、必死に探しているときに、探すのを手伝ってくれた女性が偶然、日本語を勉強している方で、意気投合。お宅にお邪魔することになったのです。

    トラブルから逆転して素敵なことが起きる。何も旅の中だけではなく、日常生活でもそのような発想でいれば、何も恐くなくなると思いました。

    0
    2024年05月03日
  • ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話

    Posted by ブクログ

    人を好きになる普通ことで幸せだけど辛くもある。
    同性愛の恋愛で『愛しかあげられない』って言葉があった。愛するっていいことなのに、世間が認める幸せはあげられないと。
    2人がいいならそれが一番なのに

    0
    2023年07月02日
  • ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか? ──聞きたい!けど聞けない!LGBTsのこと──

    Posted by ブクログ

     バランスをとることは本当にむつかしいのだなぁと思った。
     LGBTsという言葉に至るまでの歴史やそれに関わるさまざな言葉がきちんと説明されているのだが、情報量が多い。
     また、序盤は軽い読み物に見えるので、なおさらその情報量に驚いてしまう。

    0
    2018年01月05日