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33人が同居するシェアハウスにやってきた、とってもかわいい女の子。彼女の名は牧村朝子、通称「まきむぅ」。職業はタレント。ある日彼女はこう言った。「私、早く彼女が欲しいな~」そう、彼女は「レズビアン」だったのだ。やがて“運命の人”森ガ(フランス人)と出会ったまきむぅ。なんとフランスで「結婚」までするそうな!?幸せいっぱいに見えるふたり、でもその過程には当然悲喜こもごもが……。元同居人みきによる、独断と偏見と愛に満ちた(?)恋愛観察日記。牧村朝子公式ブログで人気を博した連載漫画の書き下ろし書籍化!
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Posted by ブクログ
「百合のリアル」を読んでから読むか、これを読んでから「百合のリアル」を読むべきか悩む。たぶん「百合のリアル」を読んで、これを読み、再度「百合のリアル」を読むとより一層面白いのではないか。
牧村朝子さんというレズビアンを公言している方が「百合のリアル」という本を書いた。それはレズビアンという枠では無く、人として、自分が他者からどうみられようとしても自分であるということを強く意識させる本だった。
この漫画は「百合のリアル」を編集された方が描いたものである。
タイトルの通り、シェアハウスにやってきた牧村朝子さんをめぐるショートショートなのだが、わりとネガティブだ。「あまり好きじゃない」「苦手だ」など。「えっそんなことかいていいの!?」とびっくりするくらいのことを淡々と描いている。
そう、淡々と、というのが実に似合うトーンだ。
作者の小池さんは、牧村さんが好きじゃなくても、苦手でも、それは彼女の1部分であり、すべてではないと認識していて、自分の問題をすり替えて他人に押し付けることを是としない強さがある。(その分大変なんだろうなぁと思うのだけれど)
だからこそ、「百合のリアル」という本を作ることができたんだろうなと。
Posted by ブクログ
『百合のリアル』がおもしろかったので、著者の牧村朝子さんがメインで出る漫画ときいて。……と思ったら、漫画の作者さんがまさしく『百合のリアル』の企画や作画をやっていた方だったんですね。なるほど。このコンビはなかなかいい相性です。
漫画は決して重くなく面白い。35人の大所帯シェアハウスの同居人(且つ、特別に仲が良かったというわけでもないらしい)という距離感がよかったのかなと思う。当事者が描くとどうにもずっしりきてしまうこともあっさりライトに済まされる。この本には、問題提起や「同性愛について知ってほしい!」という必死さがない。あくまで自分たちの面白おかしい出来事の中に、たまたまレズビアンという属性も紛れ込んでいた、という姿勢に取れるコミックエッセイ。本来同性愛への扱いというのはそれでよいように思う。ゆっくりとでもいいので、いつかことさらに取り上げる段階を経て、「同性愛? ふーん、ところでさ…」と軽く流すことが誰にとっても負担でなくなればよい。そんな風に考えた。
Posted by ブクログ
なんか考えてしまったのは、カミングアウトのときの反応について。
本書では、著者は「ふーん」で終わってしまっているし、その他の人もおおむね好意的な反応になっている。
僕自身ははまたちょっと違ってる気がするだよね。根掘り葉掘りいろんなことを聞いてしまうと思う。だって、同性愛者のことを全然知らないから。知らないことは、ただ知りたいと思う。
そういった態度は、人によっては失礼で鈍感なものなんだろう。
でも人によっては「ふーん」こそが、失礼で鈍感なものなのかもしれない。
「あえて、腫物に触れないようにしてるんじゃないか」
みたいな疑心暗鬼を生じさせるものなのかもしれない。
だから当たり前の話なんだけど、反応の仕方に一つの正解があるわけではなく、そのときのTPOや相手との人間関係によって「正解」らしきものが決まっていくのだ。
となると、「空気を読む」って力が重要になってくるんだけど、うーん、僕にできるだろうか、と不安。いや、不安になる必要まったくないんだけどね。
ああ、支離滅裂な文章になってしまった。まあ、面白い本です。
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