しおんのレビュー一覧

  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
    これはまたすごい。端的に言うと、土着の神様 『オカカシサマ』の力を使った復讐劇。
    神様を使役した行動のおどろおどろしい描写、そして讐劇の悲惨な背景など、暗いストーリーで心にダメージもありますが、独特な作風で楽しく読めました。
    特に、オオカカシサマの使役による復讐は、独特かつ恐ろしいもので、本作特有の...続きを読む
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
    いじめ、自殺、復讐がすぐ頭に浮かぶ小説なので、今心が弱ってる方はおすすめしないかな…
    まぁ、ハッピーエンドなんで、読んでください。
    あ、B級映画好きな人なら、楽しめそう…かも笑
  • 舌の上の君
    普通に亡くなった方も
    弔いに食べる食人習慣の文化に対して
    私の本能的な嫌悪感が
    どこからきてるのか
    しばし 読む間に考え込んでしまいます
    美味であるから食べるというのでは
    納得できないけど ぎりぎりまで
    丹念に描かれていると思いました
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
    残虐な復讐と神なるものへの対価から凄惨な終わりを予感させるが、ラストはあっさりと幸福な結末に終着した。これでよかったのか?
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
    いじめの内容が酷くて、明里が壊れてしまった表現がとてもリアル。読む前はミスミソウを想像したけど、ファンタジーだった。
    復讐対象の7人を残りこのページ数でどう倒すつもり?と不安になるも、超能力でサクサク復讐を遂げていく。期待した部分がちょっとあっさり過ぎたかな…
    最後はまさかのハッピーエンド?オチは好...続きを読む
  • さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々
    いじめ、復讐を題材とする作品は多いが、これほどまでに被害者の黒々とした心情を描いたものは見たことがない。
    自己肯定感を地の底までに貶め、卑劣な言動で脳を蝕む様は詳細には描かれてはいないが、実際に死を選ぶまでの思考の過程がリアルだった。
    復讐劇を題材としているが、一人一人への復讐があっさりとしたもので...続きを読む
  • 死神少女と最期の初恋
     知人に騙されてアニメショップに連れていかれたため、折角だからとジャケ買いした小説。面倒臭いことを考えずにライトな恋愛小説を読みたかったので。

     何か夢や目標があるわけでもなくぼんやりと生きている大学生の主人公と、感情というものを知らない死神の少女が出会い、互いが大切なものを見付けてゆくというスト...続きを読む