岡田育のレビュー一覧

  • 我は、おばさん

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    私にとっては昨年読んだ中で一番力をもらえた本だった。

    本書での主張そのものも心に響いたが、参考文献が多く、中で興味のあるものにアクセスすると、また違う人が違う視点でおばさんをエンパワーしていて、おばさんコンテンツが集約されていてすばらしい。来るおばさんとしての自分を迎え入れ祝福する先輩の多さに、勇気をもらえた。

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    2025年05月31日
  • 嫁へ行くつもりじゃなかった

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    どんな形でもお互いに尊重しあえて楽しく過ごせればなによりだよね〜と思いながら読みました 新婚おわりたてのいま、フウフ二人して勉強に励むそれなりに珍しい結婚生活を送っているとはおもうけど、こういうのもいいよね、って改めて思えたのでよかったです

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    2020年10月11日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    以前から気になっていた本としてTwitterのフォロワー様から頂いた物です。
    読んでみた感想ですが、未知である男性の体の魅力を知れて大変満足です。私自身は腐女子として男同士のあれこれの小説をよく書く人間なので、これからの小説の資料にも大変役立ちそうな1冊だと思いました。また新しい扉、新しい価値観(この場では語れない助平なことばかりです)を得れたことも、高評価の理由です。
    おすすめしない理由は腐女子としてないですが、ただ最後の方で腐女子が実際のゲイの方と絡み、ナマモノ妄想(実際の芸能人の名前が出てきます)やそういった妄想をぶつけるところがある、またゲイの方を腐の世界に半ば強引に?引きずりこもうと

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    2020年08月01日
  • 40歳までにコレをやめる

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    作者の言葉をお借りして「それをやらなくたって死にゃしない」この一言に尽きる。「自分自身がやりたくて続けている事はいくつあるか?」その投げかけにハッとさせられました。
    『する決断はしない決断と表裏一体。(中略)何かを始めるのに、そしてやめるのに遅すぎるということはない』p22より引用

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    2020年01月25日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    二村ヒトシさんがPodcastで話しているのを聞いて読んでみたくなった
    もともと2015年に発売された単行本に加筆修正されて2017年に刊行された文庫本
    今から10年以上前であるので、この時点から見れば言葉の捉え方に関してやや古い面があることは否めないが、今なおあまり解決されていない、支配欲や加害欲を性欲と取り違えているのではないかという問題提起や男性が自分の身体や心に関して鈍感であることを指摘しており、このころから言われていたのか…ということと、今なお解決する兆しがあんまり見えてこないことを考えてしまった
    それはそれとして、まじめに性、とりわけ男性の身体のことを考えている内容のため興味深く、

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    2025年12月07日
  • ハジの多い人生

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    ネタバレ

    面白かったです。“ハジ”は端っこという意味。
    表紙のドーナツみたいな、「普通」なんて無いので皆さん距離の違いはあれど端っこに居るはずで勿論わたしも…と、岡田さんの文章にしみじみ頷きました。
    端っこからのほうがよく見える事もある。色々な所にも移動しやすい。たぶん。「普通」の定義が狭い人間は、「世界」の定義が狭い。世界は広いほうがなにかと面白いです。
    こちらは知らないけど相手は自分のことを知っている、という状況にはあまりなったことがないけれど、声かけても自分は名乗らないの怖いな。リアルで声かけるならわたしもアカウント名を名乗ってるけど(たぶん…覚えてる出会いのとき名乗ってる)……距離感は間違えちゃ

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    2023年01月05日
  • 40歳までにコレをやめる

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    目新しいことが書いてあったわけではないけど、なんだかほっとした。同じようにはできなくても、似た感じで私ももっと手放せることがあるんだろうなという気持ちと、こうやって自分にマッチしないことを手放してもそんなに困らない(むしろ楽になる)んだなって思うと安心する。40歳までとタイトルにもあるけど、だいたいはいつ始めてもやめてもいい内容だと思う。読めてよかった本。

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    2021年10月23日
  • ハジの多い人生

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    インテリジェンダーオタク臭がして、まとめ買いした時に買っておいた本。(注: この個人的ジャンルにはジェーン・スー、酒井順子、三浦しをん等が入っております)

    読んでみたら全くの同世代、かつ女子中高出身(いやこっちのほうがお嬢様感と偏差値は下であろうが)、なんなら出身大学もおんなじであったと気づくのだが、いやいやこんな美女の才女だったら人生イージーモードだぜ…と性格と育ちの悪い私は思わずにはいられない。
    いられない、のだが、この人にはこの人なりの生きづらさやそれを補ってあまりある自意識とか考察があるんだなあというのが非常にウィットに富んだ筆致で書かれており、とても面白かった。

    タイトルのハジ=

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    2020年05月18日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    BLだとかLGBTだとかだけではなくて、
    ただ、自由に、正直に、お互いの違いを楽しみながら、関係性を大事にしながら、パートナーと楽しく生きていけたらいいなぁと思うのです。

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    2018年01月14日
  • 嫁へ行くつもりじゃなかった

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    ネタバレ

    普段、パソコンで読んでいる方の書籍版です。
    自分も作者と同じく”人生ソロプレイ”な感じで独り者なわkです。でも、この作者は結婚しているのです。
    寂しいからとかそういう理由ではなく”おもしろそうだから”と結婚するのです。

    何か分かるわあー。人生ソロプレイ。自分も中学生くらいになるころには、人生ソロプレイだと思ってたもん。まさか、求婚してくれる男性がいるとは分からなかった作者が、そのまま結婚して、その語を書く話です。

    自分は、未だもって人生ソロプレイの道を歩み続けているので、うっかり結婚しちゃったなんって、考えられません。誰か、人生ソロプレイを終わらせてくれる人がいればいいのですが、なかなか難

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    2016年10月16日
  • 嫁へ行くつもりじゃなかった

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    ひとりの時間、空間が確保されていないと、精神が不安定になる人の結婚生活。まったく同意見。うちもチャレンジ中13年目。
    ただ時間と空間を獲得するには、経済的事情も影響するわけだし、ひとりじゃなくていい時の趣向も理解しあう必要がある。そういう意味で、あらゆる条件を手に入れている、または入れようと努力している途中の作者考え方は参考になる。
    なにより、そういうことを押し付けがましくなく、楽しい例えと、わかりやすい刺激ワードで言語化するおセンスがすばらしい!

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    2016年11月25日
  • 我は、おばさん

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    「おばさん」という言葉にネガティブな響きを含んでいると感じることがよくある。自分も他者からいきなり言われるとカチンとくる。だがそれは、自分自身もその言葉をネガティブなものとして捉えているからだと、本を読んで気付かされた。
    「おばさんですが、何か?」と堂々と自分の人生を楽しみ、若い世代の助けとなり、かっこいい人間になっていきたいと感じた。

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    2025年01月02日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    LGBTQを扱った学術よりのものはたくさんあるし、BLについて語られたものもそこそこあるけれど、カラダから正面切ってオープンに?語られるって見たことがない。

    シモのお話が中心ではあるが、突然人体図でてきたり、漫画の分析始まったり、内容自体は実は真面目なんだよなぁ。

    タイトルがタイトルだし、中身の過激さゆえに抵抗のある人もいるかと思いますが、論としては面白かったです。

    2024.10.6
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    2024年10月05日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    腐女子2人とAV監督の二村ヒトシがメインとなって、BL文化や男の乳首(雄っぱい)、リアルゲイについて語り合う本。

    「今、タチが減少している」というゲイの方との話が興味深かった。それまで男性がリードしていくセックスから、受け身になるセックスへと変わってきているとのこと。「気持ちよくさせたい」ではなくて「気持ちよくしてもらいたい」の受け身のセックス。これは女性が強くなってきたことや、男性の性の快楽の求め方が多様化してきたことが要因なのではないかと思った。

    色んな漫画や小説などを挙げて語られていたが、元ネタがわかればもっと楽しめるんだろうなとは思った。BL好きの人たちがワチャワチャとお喋りしてい

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    2023年01月17日
  • 40歳までにコレをやめる

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    来年で40歳になるので読んでみました。

    「やめる」ための考え方や、
    方法が書かれた本なのかなー?
    と思って手に取ったのですが、
    著者がやめるに至ったエピソードが書かれています。

    また、やめることを強制するようなものでは全くないので、「そうかな?」と思ったり「そうだよね」と思ったり。

    読む人それぞれだと思います。

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    2022年11月02日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    ネタバレ

    TBSラジオのアトロクなどでよく聞く声の女性ふたり+AV監督の3人、ときどきゲスト、の対談集。
    この会話自体が抜群に面白い。
    センシティブな内容なので、男の性をイジって遊んでいると辟易する向きもあるかもしれない、功罪両面ある本だとは思うが。
    個人的には気を付けながらならば遊んでもいい事柄だとは思う。
    半分くらいは漫画アニメ小説などコンテンツの話だが、半分くらいは現実の男体について。
    個人的には前者の話をもっと。

    目次
    ・はじめに あらゆる次元を生きるすべての男女と、その狭間にいる者たちへ 岡田育
    ・第1章 これからの*(アナル)の話をしよう
    ・いまさら聞けない!「ボーイズラブ」ってなんだろう

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    2022年05月10日
  • 40歳までにコレをやめる

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    40歳になる1か月前に古本屋で発見。岡田育さんのお名前は聞いたことがあったし、購入してみた。よくあるライフスタイル本かと思ったけど、硬めの意見が語られているところも多く、おもしろいとも感じた。

    でも、なんだろ。東京の有名私立に小学校から通った女性のハイソ感が拭えない。同世代の女性がしっかり考えた言葉という点では共感できたけど、オール共感ではなかったかな。

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    2022年03月07日
  • 40歳までにコレをやめる

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    刊行時39歳、NY在住の筆者の「やめた」ものごと選。人生色々あるけど、やめて気楽に自分らしく生きていこうよ、というお誘いのような本。なんだか身近には感じられないのは、筆者の私立小中高卒→有名大企業→NYでの文筆&デザイン業、という経歴からだろうか。自分と社会における立ち位置があまりに違いすぎて、雲の上の人の現実味のない話だと感じてしまう部分が多々。ただこんな人もいるんだな、と勇気づけられるのは確か。

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    2021年09月01日
  • オトコのカラダはキモチいい

    匿名

    購入済み

    うーん

    小説のネタになるかなぁと思って読んでたのですが、BL漫画書いてる人向け?いや単に、いい大人が談義しているだけですね。
    興味深いネタもありましたが、欲しいネタはそこではない。
    タイトルに騙されたかなぁ。そんなことは知ってるねん的な話でした。

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    2020年12月07日
  • ハジの多い人生

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    無駄を嫌う人が削ぎ落としてしまうような、雑多な余白
    「普通」の定義が狭い人間は、「世界」の定義が狭い
    一緒にご飯を食べる回数が増えるほど、相手に情が移る
    あなたがたが一つになりたくて個を捨てるのか、個を捨てたくて一つになるのか

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    2020年10月16日