岡田育のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前から気になっていた本としてTwitterのフォロワー様から頂いた物です。
読んでみた感想ですが、未知である男性の体の魅力を知れて大変満足です。私自身は腐女子として男同士のあれこれの小説をよく書く人間なので、これからの小説の資料にも大変役立ちそうな1冊だと思いました。また新しい扉、新しい価値観(この場では語れない助平なことばかりです)を得れたことも、高評価の理由です。
おすすめしない理由は腐女子としてないですが、ただ最後の方で腐女子が実際のゲイの方と絡み、ナマモノ妄想(実際の芸能人の名前が出てきます)やそういった妄想をぶつけるところがある、またゲイの方を腐の世界に半ば強引に?引きずりこもうと -
Posted by ブクログ
二村ヒトシさんがPodcastで話しているのを聞いて読んでみたくなった
もともと2015年に発売された単行本に加筆修正されて2017年に刊行された文庫本
今から10年以上前であるので、この時点から見れば言葉の捉え方に関してやや古い面があることは否めないが、今なおあまり解決されていない、支配欲や加害欲を性欲と取り違えているのではないかという問題提起や男性が自分の身体や心に関して鈍感であることを指摘しており、このころから言われていたのか…ということと、今なお解決する兆しがあんまり見えてこないことを考えてしまった
それはそれとして、まじめに性、とりわけ男性の身体のことを考えている内容のため興味深く、 -
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ネタバレ面白かったです。“ハジ”は端っこという意味。
表紙のドーナツみたいな、「普通」なんて無いので皆さん距離の違いはあれど端っこに居るはずで勿論わたしも…と、岡田さんの文章にしみじみ頷きました。
端っこからのほうがよく見える事もある。色々な所にも移動しやすい。たぶん。「普通」の定義が狭い人間は、「世界」の定義が狭い。世界は広いほうがなにかと面白いです。
こちらは知らないけど相手は自分のことを知っている、という状況にはあまりなったことがないけれど、声かけても自分は名乗らないの怖いな。リアルで声かけるならわたしもアカウント名を名乗ってるけど(たぶん…覚えてる出会いのとき名乗ってる)……距離感は間違えちゃ -
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インテリジェンダーオタク臭がして、まとめ買いした時に買っておいた本。(注: この個人的ジャンルにはジェーン・スー、酒井順子、三浦しをん等が入っております)
読んでみたら全くの同世代、かつ女子中高出身(いやこっちのほうがお嬢様感と偏差値は下であろうが)、なんなら出身大学もおんなじであったと気づくのだが、いやいやこんな美女の才女だったら人生イージーモードだぜ…と性格と育ちの悪い私は思わずにはいられない。
いられない、のだが、この人にはこの人なりの生きづらさやそれを補ってあまりある自意識とか考察があるんだなあというのが非常にウィットに富んだ筆致で書かれており、とても面白かった。
タイトルのハジ= -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段、パソコンで読んでいる方の書籍版です。
自分も作者と同じく”人生ソロプレイ”な感じで独り者なわkです。でも、この作者は結婚しているのです。
寂しいからとかそういう理由ではなく”おもしろそうだから”と結婚するのです。
何か分かるわあー。人生ソロプレイ。自分も中学生くらいになるころには、人生ソロプレイだと思ってたもん。まさか、求婚してくれる男性がいるとは分からなかった作者が、そのまま結婚して、その語を書く話です。
自分は、未だもって人生ソロプレイの道を歩み続けているので、うっかり結婚しちゃったなんって、考えられません。誰か、人生ソロプレイを終わらせてくれる人がいればいいのですが、なかなか難 -
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腐女子2人とAV監督の二村ヒトシがメインとなって、BL文化や男の乳首(雄っぱい)、リアルゲイについて語り合う本。
「今、タチが減少している」というゲイの方との話が興味深かった。それまで男性がリードしていくセックスから、受け身になるセックスへと変わってきているとのこと。「気持ちよくさせたい」ではなくて「気持ちよくしてもらいたい」の受け身のセックス。これは女性が強くなってきたことや、男性の性の快楽の求め方が多様化してきたことが要因なのではないかと思った。
色んな漫画や小説などを挙げて語られていたが、元ネタがわかればもっと楽しめるんだろうなとは思った。BL好きの人たちがワチャワチャとお喋りしてい -
Posted by ブクログ
ネタバレTBSラジオのアトロクなどでよく聞く声の女性ふたり+AV監督の3人、ときどきゲスト、の対談集。
この会話自体が抜群に面白い。
センシティブな内容なので、男の性をイジって遊んでいると辟易する向きもあるかもしれない、功罪両面ある本だとは思うが。
個人的には気を付けながらならば遊んでもいい事柄だとは思う。
半分くらいは漫画アニメ小説などコンテンツの話だが、半分くらいは現実の男体について。
個人的には前者の話をもっと。
目次
・はじめに あらゆる次元を生きるすべての男女と、その狭間にいる者たちへ 岡田育
・第1章 これからの*(アナル)の話をしよう
・いまさら聞けない!「ボーイズラブ」ってなんだろう