真保裕一のレビュー一覧

  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    映画を観てストーリーとイタリアの風景がとても好きになり、原作を読んでみたくなり購入。
    少しずつ映画とは異なるけど、とても面白かったです。
    サスペンスやホラーが苦手なのですが、怖すぎずにストーリーを楽しめる点とテンポがあって読みやすかったです。

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    2016年06月14日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    ネタバレ

    真保裕一による映画原作から書き起こした、外交官シリーズ第一弾。
    読み始めはどうも、織田裕二の顔がチラついてなんだかなあと思っていたが、読み進めるに連れそんなことはどうでも良くなってきて、物語の世界に没入してしまう。日本人誘拐事件に端を発した物語は、やがて思いも寄らない展開を見せ始める。このあたり、真保裕一のストーリーテリングの巧さが光っている。
    それにしても、久しぶりに寝る間を惜しんで読んでしまい、今朝3時までかけて一日で読み終えてしまった。

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    2013年03月18日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    数年前に話題になった映画の原作である。型破りな外交官・黒田康作がイタリアを舞台に日本人少女誘拐に活躍する。犯人は誰か、目的は何かといった推理小説の要素、冒険小説、ハードボイルドの要素を併せ持つ、類い稀な傑作。

    文庫化に当たり、外交官シリーズとサブタイトルが付いたからには、シリーズ化されるのだろう。これまで、単発・読切り作品ばかりだった真保裕一作品に新たな楽しみが生まれた。

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    2013年01月23日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    骨太なストーリーとスピード感のある展開にハラハラドキドキ。
    イタリアで大活躍する外交官という設定もカッコいい。
    すごく楽しめました。

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    2024年11月30日
  • 天使の報酬 外交官シリーズ

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    サンフランシスコで日本人女子大生が姿を消した。その背後にうごめくテロリストを追い、外交官・黒田康作は帰国する。待ち受けていたのは、女子大生と接点をもつ記者の殺害だった…。

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    2023年04月20日
  • アンダルシア 外交官シリーズ

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    ヨーロッパの小国・アンドラで殺人事件発生。外務省邦人保護担当の黒田は現地に向かい、ひとりの日本女性と出会う。彼女は何者なのか。ふくれあがる疑念とともに、黒田にも危険が…。

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    2023年04月20日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    外交官黒田康作、外交官シリーズ第一弾。
    母親とともに観光に来ていた日本の少女が誘拐される。
    まさに息をもつかせぬ展開。世界を舞台にして、外交官黒田康作が活躍する。

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    2022年07月11日
  • アンダルシア 外交官シリーズ

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    スペインとフランスの間に挟まれて翻弄される日本人やらアンドラやら。

    静かな緊張感をもってストーリーは進むんだけど、クライマックスでも静かなまま弾けなかった。。新藤結香さん、まるで救いがなくて気の毒。

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    2021年10月26日
  • アンダルシア 外交官シリーズ

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    外交官黒田康作シリーズの第3弾。
    シリーズではあるが、単独作品としても十分楽しめる。
    欧州の小国アンドラにいる日本人女性進藤結香のSOSに黒田が向かったことで、国家間の陰謀に巻き込まれる。
    偽名を名乗った女性にも、何やら隠された思惑がありそうで、黒田にも危機が迫る。
    テロ組織ETA(バスク祖国と自由)との関与が噂される絵画偽造グループ、その背後にいたと思しき貿易商、息子の養育権を争うために裁判を起こした元妻、偽刑事の存在、情報部員の暗躍。
    殺人事件を巡って、フランス、スペイン、アンゴラのそれぞれの警察が国家の威信をかけて、牽制しあう。
    さらに、この裏には、自らの手を汚そうとしない政治家や官僚が

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    2021年05月26日
  • アンダルシア 外交官シリーズ

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    役人としての仕事の仕方は、公務員だった私にはうなずける事がある。でも黒田さんのように事なかれ主義ではない仕事をしている人がいるのも知っている。
    手助けした人に翻弄されるといやになる気がするのに、彼はある意味淡々と対応していく。最後までキッチリ落とし前をつけるのには惚れ惚れする。

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    2021年04月21日
  • アンダルシア 外交官シリーズ

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    真保裕一『アンダルシア 外交官シリーズ』講談社文庫。

    『外交官シリーズ』の第3弾。

    冒頭に黒田康作の辣腕ぶりが描かれ、今回のテーマが日本をも巻き込んだ国際的な紛争であることを匂わせる。しかし、進藤結香が黒田康作を利用した理由などに関する余りにも解りやすい伏線にはまさかと思ったのだが、特に捻りも無くその通りだったことに驚いた。結果的に本作も第1作の『アマルフィ』を超えることはなかったようだ。

    欧州の小さな国アンドラで夜中にパスポートと財布を紛失したという女性からの連絡を受けた黒田康作はバルセロナからアンドラに向かい、女性をピックアップし、バルセロナに戻る。その進藤結香という女性は偽名を使い

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    2021年03月24日
  • 天使の報酬 外交官シリーズ

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    隣人との駆け引きってなに?というくらい、複雑な交渉に想いの至らない私には国と国との権謀術数なんて計り知れない。と思ったけど、人ごととして読む分には面白かった。その中で暮らすのはとても出来ないと思うけど……
    外交に携わる皆様に頭が下がります。

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    2021年03月22日
  • 天使の報酬 外交官シリーズ

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    真保裕一『天使の報酬 外交官シリーズ』講談社文庫。

    シリーズ第2弾。数年前に文庫化される予定だったのを見送られ、この度やっと文庫化。第3弾の『アンダルシア』が来月文庫化ということで2ヵ月連続の刊行。

    第1弾の『アマルフィ』が非常に面白かったので大いに期待したのだが、捻りに捻り過ぎて肩透かしを食ったかの作品だった。

    サンフランシスコで日本人女子大生が失踪し、南米のテロリストとの関係も危惧された。外交官の黒田康作はテロリストを追い、日本に帰国すると女子大生との接点のあるフリーの記者が何者かに殺害される。

    様々な疑念は女子大生の父親である元官僚へと向かうが……

    本体価格920円
    ★★★★

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    2021年02月26日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    ネタバレ

    スピード感あって、長めだけどぐいぐい読ませる。面白かった〜。
    欲を言えば、日本人のチェチェンについての無関心さが動機の一つというのであれば、もうちょっと読んでてチェチェンについて詳しくなったり、興味掻き立てるようなくだりがあったら良かったかな…と。(自分で勉強せえや、ですな(^_^;))

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    2018年06月12日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    なかなか楽しめたし、さくっと読めた。
    最初が犯人の心情から入っているのも、面白い。
    お互いの頭脳戦みたいのが、どっちが勝つかー?とハラハラさせられた。
    ただの誘拐ものなだけでなく、別の問題もテーマとしてあったのかと思った。

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    2017年07月08日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    映画やドラマは見てないが、緊張感があっておもしろく、途中からは一気に読んだ。

    誘拐事件がどう解決していくのか楽しみながら読んだが、思わぬ展開になって面食らった。
    一回読んだだけでは理解できないとこが何度か出てきて、頭がけっこう疲れた(笑)。
    考えさせられる話でもあった。

    ただ、黒田のイメージがわかない。
    あと犯人の気持ちは理解できるが、それでここまでやるかな?と思ってしまった。

    全体的に人物描写がうすいかなと思う。

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    2015年08月09日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    真保さんの小説は数年ぶりに読みました。
    やっぱり上手いですね(^^)

    序盤からあらゆる伏線をひいて、最後に一気に繋がっていくのが爽快です!

    サブタイトルが「外交官シリーズ」になってるけど、続編とかあるのかな?!
    あったら読んでみたいですね。

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    2014年08月31日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    気まぐれで手にとったけど、なかなか面白かった。犯人の動機ととった行動が、なんつーか、心を動かす、というか。複雑な気になりがちなサスペンスの犯人動機ですが、これなら誰しもなんか慮れるんじゃないかと相当評価があがりました。

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    2014年07月03日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    イタリアは好きな国であり、その国の中で発生する事柄がスピーディに展開され、非常に娯楽性の高い作品。

    自分の仕事柄、日本大使館の方に会うことも少なくなく、その裏舞台を見ているようで楽しくもあった。外交官シリーズ、面白し。

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    2013年03月24日
  • アマルフィ 外交官シリーズ

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    ネタバレ

    海外の邦人保護を任務とする外交官・黒田はテロ情報をもとにローマへと派遣されます。
    時期を同じくしてイタリアを訪れた日本人の母親と幼い娘。
    少女が何者かに誘拐され、黒田は真相を追いかけていきます。

    最初から、ただの誘拐事件ではないことを思わせる部分が多々あり、
    裏に隠れた真相を見極めようと、1つの言葉も漏らすまいと真剣に読みました。
    中盤まではノンストップ状態です。
    次第に最初の想像とは異なり、政治的な思想と民族問題が絡んだ展開になります。

    やや強引な部分もあったと思いますが、
    アマルフィの美しい景色を容易に想像することができ、
    最後まで面白く読み終えました。

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    2013年02月20日