青木U平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この(3)を読み終わって、真っ先に思ったのは、「物語が動き出したか」だった
これは、あくまで、私個人の予想に過ぎないのだが、もしかすると、次または(5)で幕引きになるんじゃないかな
もちろん、青木先生は、まだ引き出しを多く持っていて、二ケタに乗せる気満々かも知れない。一ファンとしては、描き手が全てを出し切ってくれるのを願うばかりだ
怪獣が登場する、そう聞くと、変異的なイメージが湧くかも知れないけど、コメディとしては正統派に属するんじゃないかな、この『酩酊!怪獣酒場』は
実際、人間の方が怪獣よりインパクトを生んでいる時もある。だが、怪獣も負けず、全力で笑いを取りに来ている
キャラらの掛け合いが実に見事で、アニメよりもドラマ化してほしい漫画だ
ただ、こう感じるのは、私の中で、ウルトラマンシリーズが仮面ライダーと戦隊ヒーローの下にあるからだ
ホントの意味で、ウルトラマンシリーズの熱狂的なファンは、主役を引き立たせる、作品に必要不可欠である怪獣らを、こうもおちょくる漫画は許せないのかもなぁ
まぁ、気に入らないなら読まなきゃイイ話だけであり、読んでもいないのにケチを付けるのは、それこそ、ウルトラマン愛に泥を塗ってる、と自分で気づいてくれりゃいいんだが
ライバル店たる怪人バルの暗躍から、物語が動き出した、と最初に書いた。だが、その大事よりも、読み手にインパクトを与えたのは、何と言っても、新キャラである、瀬戸文太だろうな
人間が怪獣より底知れない、ってのが、青木先生が貫く、この『酩酊!怪獣酒場』のコンセプトなのかも知れんが、コイツはヤバすぎる。戦慄で嫌な汗が止まらぬ
想像もしたくないが、人間的にアウトなうるまと、社会人として真のクズである瀬戸が“化学反応”を起こしたら、作品そのものが破綻しそうだ・・・しかし、そのヤバい状況こそ、私ら読み手が求めているモノでもある
改めて、色々な変化があるであろう、次巻が楽しみになった
どの回も笑いが込み上げ、時にホロリと来てしまうが、個人的にオススメに挙げたいのは、41杯目「バル・ストーリーは突然に」だ。このツッコミたいけど、どこにどうツッコんでいいのか分からなくなってしまい、言葉を飲み込むしかない感じ、何気に嫌いじゃないんだわ
この台詞を引用に選んだのは、兎にも角にも、深い、と唸らされたので。怪獣をそれが言っちゃうか、って戸惑いは確かにある。だけど、怪獣が言うからこその説得力だ。綺麗ごとじゃ、世の中は回らない。でも、綺麗ごとで世の中が回るようになる努力を止めたら、人間、おしまいだ。種族の差は埋められないにしても、人種の差くらいなら、人類でも本気を出せば、どうにかできるんじゃないかね -
Posted by ブクログ
今、一番にキてるのか、は同意し辛い。そもそも、これはグルメ系の漫画になるのか、ってツッコミは帯に対してしたいが、少なくとも、面白さの質が(1)より高くなっているのは確かだ
本来、破壊の限りを尽くし、人間をビビらせて何ぼの怪獣や異星人が、こうも、人間臭さを醸し、地球の生活に馴染み、居酒屋にいても違和感を生まないってのは凄い
最初こそ、シュールさに笑わされる、この『酩酊!怪獣酒場』だが、幾度か読むと、案外、内容が深いな、と感じ出した
怪獣ですら、他の勢力と衝突せず、親しい関係を築けるのに、たかだか、肌の色や宗教観、金の有無で争う人間は矮小な存在である。つまらない隔たりを失くせば、世界平和って夢物語なんて、如何様にも実現できるのに、それをしないから、怪獣に地球の支配権を狙われるのだろう、と青木先生は警告したいに違いない
そんな事を、友人に話したら、鼻で笑われ、「この先生に限っちゃないわぁ」と否定されてしまった
その友人は、青木先生の他の作品もチェックしていて、私より、先生の作風を理解しているっぽいので、私と違い、この『酩酊!怪獣酒場』を変な方向から読まず、純粋に楽しめているようだ
どうも深読みしちゃうのが私の悪い癖だなぁ
この(2)では、改めて、人間の主人公・うるまの、『左門くんはサモナー』の左門くんに劣らぬ清々しいほどのゲスっぷりが明らかとなったり、店員同士の友情が諍いを経て逆に強まったり、可愛いらしい女性店員が新たなメンバーに加わったり、と変化が多かった
ダダとハルちゃんの恋模様の行方も気になるが、やっぱ、卑劣に徹しきれないザラブ星人の営業妨害が今後、成功するのか、も期待所。しかし、最も注目すべきは、やはり、チーフのケムール人の正体、そして、カネゴンの安否だろう
あと一つ、文句じゃないのだが、巻末の怪獣図鑑。これは、ちょっと、ウルトラマンシリーズに対する造詣が浅い読み手には、ちょっと解かり辛いかな、と思う。できりゃ、一回ごとに話と話の間で、1pを使って紹介して欲しい
個人的に、この(2)で好きなのは、宇宙怪獣・ベムラーが登場する、23杯目「おっととっと縄だぜ!」だ。私、この手の、面白可笑しいコメディの間に挟みこまれて、感動性が意図的に強められたのが丸判りな、人の温かさにグッと来る話に弱いんですよねぇ。ちなみに、上記の友人は海獣・ゲスラが登場する、28杯目「私、意外に私じゃないの」を読んで、「青木先生、やりやがった」と肩を震わせて笑っていた。どこにツボったのか、はサッパリだが、ミクロ化器、恐るべし、世のビッグマウスは気を付けるべきだな、と私は思った
この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、この作品、深いなあ、と思い直せたから。青木先生も、色々と自分を曲げようとする「何か」と戦い、跳ね除け、自分らしさを守りながら、これまで漫画を描き、これからも漫画を描き続けるんだろう。カッコいい大人の定義は、やっぱり、私にはまだ分からないが、悪しき権力に迎合せず、自分の道を歩き続け、デカい結果を出した男には憧れを抱ける -
Posted by ブクログ
こう、上手く言葉に出来ない、ジワジワと遅れて来る面白さがある漫画だ
居酒屋を舞台にしているが、従業員もお客さんも怪獣もしくは星人っつーインパクトがある設定なので、少なくとも、『ワカコ酒』や『お酒は夫婦になってから』のように、お酒を呑む楽しさや、それに合う一品料理の良さを伝える類の漫画じゃない
ホント、読み手を不可思議な感覚へ連れて行く漫画である
怪獣を美少女化して、その学園生活を描いた、『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシーデイズ』と近しい感があるも、コメディ要素はこちらの方が上手かな。まぁ、仲を深めたいのは、どっちかって言えば、そりゃ、見た目が可愛くなっている『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシーデイズ』の怪獣っ娘らの方だが
重版がかけられるのも納得の面白さで、ウルトラマンシリーズのファンは十分に楽しめる。この作品を読んで、懐かしい昭和シリーズを観たくなった人は、私だけじゃないはずだ
この『酩酊! 怪獣酒場』の面白さを支えているのは、誰でもない、唯一の非怪獣キャラ、つまりは人間のうるま寅次郎だろう。もう、名前からして受けを狙ってるのに、個性がまた、怪獣らに負けてない。まともなツッコミかつ解説キャラかと思いきや、案外、攻めている。もし、話を怪獣だけで回してたら、ここまでの深みは生まれなかっただろう。キャラクターのバランスって、ホント、シュールな内容の作品ほど大事なんだな
この怪獣に、こんな一面があったのか、と吃驚させられるトコが実に好い
どの回も面白く、オチのキレが良いが、やはり、マニアックな漫画らしく、掴みがバッチリな、「1杯目 宇宙日本怪獣酒場」を推させていただこう。どのお客さんが好みか、を話し合うなんて、怪獣にも人間臭いトコがあるもんだ
この台詞を引用に選んだのは、漫画によくある事だが、よくよく冷静に考えてみりゃ、中身がスカスカだと気付けるのに、こうも大胆、堂々、ふてぶてしく言われてしまうと、「あ、うん、確かに」と納得させられちゃうモノだったんで。うるまが何気に上がった好感度を、自分で落としてしまうオチも最高だ -
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私原作ドラマ知らないんですけど、このどうでもいいことをよく考えている主人公とその会社、みたいな内容の物語を面白く描くのはなかなか難しそうで、この作者さんだからこそ、読めたのではないかなという気がしました。抱腹絶倒、というわけにはいきませんが、クスッと笑える、そんな漫画です。
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無料版購入済み
メジャーな怪獣たちが登場
ダダなど、おそらく多くの方が知っているであろう怪獣たちが登場します
私のように詳しくなくても、なんとなく「あーそんな能力だった」と思い出しながら読むことができます
今も営業してるかわかりませんが、「怪獣酒場」が実店舗として営業しているようなので、興味出た方は実際に体験してみてもいいかもしれません