李登輝のレビュー一覧

  • 熱誠憂国 日本人へ伝えたいこと

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    こんな「日本人」がいたこと、もっと僕らは誇りに思った方がいい。前の大戦のすべてを肯定するわけではないけど、いつまで自虐史観を未来に持っていくか。この2.24でも自分たちが世界史の動きから逃れられないことがわかった。平和の「維持」にもっと努力しないと、そう意識させてくれた1冊。

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    2022年03月09日
  • 新・台湾の主張

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    台湾総統であった、李登輝の自伝・主張

    日本統治時代の精神 勇気、誠実、勤勉、奉公、自己犠牲、責任感、遵法、清潔、
    台湾に影響を及ぼした日本人 後藤新平、新渡戸稲造、八田與市
    京都帝大在学時に志願兵に、敗戦後台湾帰国後の本省人と外省人との確執
    学生との対話と約束の実現、民主化への努力
    中台の確執、軍備論、日本との関係、台湾大地震、東日本大震災

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    2021年12月28日
  • 李登輝より日本へ 贈る言葉

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    博識、慧眼、そして親日の台湾元総督である故・李登輝。ニュースからは見えてこなかった、同氏の優れたリーダーシップが見えてくる一冊である。日本人論、中国人論として読んでも面白い(ちょっと日本びいきがすぎるところもあるが…)。過去から現在まで、日本と台湾の関係についてもよく分かる。

    2014年発行の本ながら、今の香港の状況を予見していたのか、「『一国二制度』はあり得ない」と述べている。

    一時期、台湾も過度に中国よりな時期があったが、香港の現状を見ていれば、さすがに一つの国になることにヤバさを感じているだろう。

    今、これだけの見識や胆力を持った世界のリーダーが誰かと問われると、すぐには思いつかな

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    2021年02月02日
  • 新・台湾の主張

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    日本に対するリップサービスが多分にあるのだろうが、氏の著作や講演は、常に日本人が生来持つ心の郷愁を擽る。超インテリな方が、シンプルな価値観を貫いて行動する。そうそう出来ることではない。

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    2015年02月27日
  • 新・台湾の主張

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    気骨ある文章に読んでいて襟を正す思いがする。そしてこの台湾の偉大な巨人の思いに応える日本であらねばならないと強く感じる。

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    2015年01月26日
  • 新・台湾の主張

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    ネタバレ

    イギリス留学のとき、同じクラスだった香港出身の人は自らを「香港人だ」と名乗っていた。

    マカオに行ったときに日本語でガイドをしてくれた頭ツルピカの張さんは笑いながら、俺はマカオ人で、カジノのおかげで税金が安くて病院はタダだと誇らしげだった。

    また、上海行ったときに女の子に今までどこの国に行ったことがある?と聞かれて挙げていったとき、台湾と言ったら「台湾は中国でしょう」と笑っていた。


    果たして、香港は、マカオは、台湾は中国の一部なのだろうか。いや、やはり何か違うのだ。
    気質というか、鷹揚さというか、気風の良さというか。

    上海のギラギラしてせこせこした中国人とは、やはりどこか違って、文化的

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    2015年01月20日
  • 「武士道」解題(小学館文庫)

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    李登輝の「武士道」との出会いや、それが人生や総統としての考え方にどう影響したかを知れる。彼が強調しているのは、無私の精神。西郷隆盛の考え方に共通するものがある。また、経営者に求められる高い志にも通ずる。凡人は高い地位に就いたからこそこれらを意識するものだと思うが、彼等は違うのかもしれない。

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    2014年11月03日
  • 「武士道」解題(小学館文庫)

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    ある取引先のトップがこの本について社内勉強会をしているとの話をお聞きし、単純な自分はたまたま古本屋で見つけ読んで見た。

    第一に基礎知識の足りない自分には読んですべて理解するには時期尚早だったようです。
    理解出来たのは李登輝さんのとてつもない教養の深さと哲人ぶり。親日家というのは、表面的なものではなく、もっと精神世界における繋がりであることが良くわかる。
    随所に出てくる引用文献の数々。ゲーテの『ファウスト』やカントの『衣装哲学』等をまったく読んだことの無い自分の無知ぶりを改めて痛感する。

    新渡戸稲造の武士道の原文は英語で書かれ、それを台湾出身の李登輝さんによって『現在の日本へもっと自信を持ち

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    2013年09月14日
  • 新・台湾の主張

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    台湾の李登輝元総統による著述。
    日本への感謝と期待と懸念。
    台湾への期待と自信と懸念。
    国際政治の現実。

    日本人として恥ずかしくて向き合えない。

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    2023年06月26日
  • 日台IoT同盟 第四次産業革命は東アジアで爆発する

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    台湾人が書いた本
    日本の技術が欲しいのかと思った。

    ただ東日本大震災の話の中で民主党に
    殺意がわき、台湾のためにお金を集めて
    感謝の新聞広告を載せたという話に涙した

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    2019年11月11日
  • 指導者とは何か

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    死生観と運命感
    日本の神道には、キリスト教のもつ現在という概念がない。なくても自らの姿を顧みる。絶対神による救済を求める必要がないということは、強靭で自立した精神が宿っているとも考えられる。
    公明正大
    広義とは、私利私欲を捨て、全体の全体の幸福のために尽くすことである。
    権力を持つ指導者は、公私の別をはっきりし、部下の処遇については、私情に流されず、明快に評価しなければならない。
    権力とは、困難な問題の解決や理想的計画を執行する道具に過ぎない。それを一時的に借りたに過ぎない。「私は権力でない」と常に戒める必要がある。
    伝統がもたらす信念
    指導者は新しい時代にあっても、伝統的な価値観を捨ててはな

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    2015年06月06日
  • 李登輝より日本へ 贈る言葉

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    多少日本ひいきなところもありますが、日本のことを褒めてもらえると悪い気はしませんね(^^)
    日本の政権の弱腰外交に対する苦言や武士道の重要性を説かれておりました。
    もっと台湾のことを知りたいと思わせる一冊でした!

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    2014年11月23日
  • 「武士道」解題(小学館文庫)

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    ネタバレ

    キリスト教、哲学、日本思想、儒教など広範な知識を持つ文化人であることに驚きました。また台湾は中国、韓国と異なり日本に好意的だと聞いていましたが、なるほどという感じでもあります。新渡戸稲造への心酔ぶりも日本人以上に日本的な部分を持っている著者を感じます。外国から今の日本が精神的バックボーンを失ってしまっていることに警鐘を鳴らしているわけですが、古い日本の良さを知っていた人が客観的な立場から発言しているだけに、余計に今の日本の政治家の理念のなさを痛感しました。(中曽根氏の立候補断念の際の言葉に通じるものがあります)一方、敬虔なクリスチャンである著者が現在の中国指導部の話になるといささか、興奮して悪

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    2013年08月24日