感情タグBEST3
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日台中韓の関係は日本国内にいると大変複雑に感じる。が、李登輝の眼を通じると日台関係の強化がアジアの安定と繁栄の基礎になることがよくわかる。哲人政治家、李登輝のいる台湾が羨ましい。現総統蔡英文の手腕に注目している。
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最近仕事で行くようになった台湾だが、歴史を正確に理解していなかった。近代台湾を築いた著者は、自伝がそのまま台湾の歴史である。すごい。かつて日本人が残した「日本精神」が好まれているそうだが、最近おかしくなっている日本に対して「日本加油」と檄を飛ばしてくれている。しっかりしないと、である。
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台湾の民主化を成し遂げ、哲人政治家と称される著者は、台湾人は今こそ「日本精神」を顧みなければいけないと説く。日本統治時代の日本人が持っていたとされる「誠実」「勤勉」「奉公」「遵法」などを胸に、台湾との統一併合をめざす中国と対峙せよと語るのだ。ベストセラー『台湾の主張』から15年、92歳になった著者が、ここに新たな「魂の直言」を放つ。新渡戸稲造や後藤新平からの影響、農業経済学者としての活躍、台湾総統としての孤独、中国の軍事膨張に対して示した毅然たる姿勢……。そして、新たな民主化への道を歩み始めた台湾と、日本の今後を見据え、東アジアの平和のために進むべき道を説く。
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台湾総統であった、李登輝の自伝・主張
日本統治時代の精神 勇気、誠実、勤勉、奉公、自己犠牲、責任感、遵法、清潔、
台湾に影響を及ぼした日本人 後藤新平、新渡戸稲造、八田與市
京都帝大在学時に志願兵に、敗戦後台湾帰国後の本省人と外省人との確執
学生との対話と約束の実現、民主化への努力
中台の確執、軍備論、日本との関係、台湾大地震、東日本大震災
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日本に対するリップサービスが多分にあるのだろうが、氏の著作や講演は、常に日本人が生来持つ心の郷愁を擽る。超インテリな方が、シンプルな価値観を貫いて行動する。そうそう出来ることではない。
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イギリス留学のとき、同じクラスだった香港出身の人は自らを「香港人だ」と名乗っていた。
マカオに行ったときに日本語でガイドをしてくれた頭ツルピカの張さんは笑いながら、俺はマカオ人で、カジノのおかげで税金が安くて病院はタダだと誇らしげだった。
また、上海行ったときに女の子に今までどこの国に行ったことがある?と聞かれて挙げていったとき、台湾と言ったら「台湾は中国でしょう」と笑っていた。
果たして、香港は、マカオは、台湾は中国の一部なのだろうか。いや、やはり何か違うのだ。
気質というか、鷹揚さというか、気風の良さというか。
上海のギラギラしてせこせこした中国人とは、やはりどこか違って、文化的で、とてもいいやつらだったのだ。
さて、李登輝の「新・台湾の主張」です。このじいさんまだまだ元気なんだなぁ。
李登輝といえば男塾のコスプレしてた印象しかないけど、元は日本統治下の台湾で青春時代を過ごし、その後は台湾総統時代に民主化を導いたすごいおっちゃんなんだよな。
技術だけ盗もうとする逆の手で威嚇してくる中国より、
おいしいところだけをさらって行こうとするインドより、
とりあえず謝罪しろと言ってくる韓国より、
どうにか助けて下さいよと何でもかんでも頼んでくるその他の東南アジアより、
なんとなく信頼できるのが台湾。
学生時代に学会発表に行ったのが台湾で、台北の屋台で食べた饅頭がおいしくて「ハオチー」って言ったら、本気で喜んでくれた。
なんか、国民性がとてもいい。好きです、台湾。
さて、そんな台湾が中国に取り込まれそうになっているのを危惧しているのが李登輝である。
そして、台湾の立場は国際的には孤立している。台湾は中国の一省であるという中国の立場のせいだ。
国と国の国境において隣人と仲良くできるわけがない、というのが常識だ。韓国と仲良くできるという考えが間違ってる。ムリに仲良くしなくていいじゃん。
だけど、いろいろと日本を助けてくれる隣人とは素直に仲良くすればいいじゃんと思う。
最近の日本は、なんかどうしようもないけど、これからもよろしくお願いしますと言いたい。