金田一春彦のレビュー一覧

  • 日本語 新版 下

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    1988年初版。
    上巻は、世界の中の日本語、発音、語彙。

    下巻は、日本語の漢字について、日本語文法、日本語のこれから、の三つからなり主に日本語文法を扱っている。

    文法は日本語の文法と外国語の文法を比較することで日本語文法の特徴を浮き彫りにし、世界でも日本語が十分立派な言語であるということを示している。

    日本語のこれからについては、35年前の予想なので当たっている所当たっていない所があるが、35年前の予想よりも言語環境が遥かに進化している。

    日本語自体は多少変わったが微々たるもの。35年前と比べて感覚として日本語の98%は変わっていない気がする。新語が出てきては淘汰されている。

    最近目

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    2024年02月22日
  • ホンモノの日本語

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    国語辞典を編纂している著者による若干趣味嗜好も散りばめられたコラム集。日本語という言語を外国語と相対的に解説しています。

    例えば、日本語は五十音の組み合わせで意味を成せるという機能があるから掛け算を九九で覚えることができること、英語では掛け算を暗記する術が無く、苦手な人も多いそう。文法も自由度が高く、私たちのような販売職が用いることがある「高価だけど良い商品」「良い商品だけど高価」のような表現の使い分けができること。あらためて日本語に対する興味関心が高まります、おもしろい。

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    2023年08月22日
  • 日本語 新版 下

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     ▼ オビ ▼ 
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    日本語を世界の言語と比較することで、日本語の特性が
    浮き彫りになる。筆者の柔らかな語り口もあり、分かり
    やすい内容である(下巻は話が専門的になり少々難しい
    が)。様々な角度からひいき目なしに分析されているた
    め日本語だけではなく、言語そのものの神秘に気づかせ
    てくれる。発見も多く、読んでいて楽しくなる本である。

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    2009年10月04日
  • ホンモノの日本語

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    ホンモノの日本語
    著:金田一 春彦
    紙版
    角川ソフィア文庫 E107 1

    日本語の特徴をエッセイ風に解説する書

    国語辞典編纂者など日本語研究の第一人者

    文法という枠を超えて、日本人が言葉というものをどのように感じ、あつかっているかを軽快に表現する。

    日本語がきれいと言い切っているのは、発音が音楽的であるというのではなく、その表現や心根が、やさしく奥ゆかしいということである。

    日本語に、「昭和の」と付け加えたほうがいいのかなと思ったところもありましたが。

    気になったのは、以下です。

    ・日本語の魅力とは同じものを色々な表現をとれることという。
     お店といいストアという。ただ、金田一先

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    2024年02月03日
  • 美しい日本語

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    日本語の奥の深さを実感できる内容でした。日本語は、植物と魚に関する表現が多い。焼くことについて少ない、方言が定着することもあるなど興味深いお話満載で楽しく読めました。歴史的側面と地域文化的側面から日本語を考えるのもいいですね。
    日本語のこれからに向けた提言は納得の内容でした。

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    2023年01月03日
  • 日本語 新版 下

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    他国語と比べたときの日本語の特徴が、語彙や文法等色々な面から考えられていた。

    個人的には上巻より下巻のほうが楽しんで読み進められた。

    1回読んだだけでは完全には理解できないので、定期的に読み返していきたい。

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    2022年02月17日
  • 小学生のまんがことわざ辞典 改訂版

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    学校の宿題にことわざの宿題があったのでど書館で借りました。
    4コマ漫画に使いみち、意味が書いてあったので読みやすかったです。

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    2022年02月10日
  • ホンモノの日本語

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    200頁ちょっとの厚みながら、日本語の美しさと奥深さが詰め込まれた一冊。ところどころに【百人一首】の和歌も登場し、こんな歌も入っていたな……と懐かしい気持ちになりました。英語圏に生まれていたらと感じる瞬間は多々あれど、文脈に依存して理解する日本語の奇妙な言い回しや、同音異語の漢字から生まれるおかしみをすんなり楽しめるのは、日本生まれの日本育ちだからであり、国語教育のありがたさを今更ながらに実感しました。

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    2020年09月18日
  • 日本語 新版 下

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    さまざまな面からみた日本語の特徴や他言語との違いがよくわかる。
    日本語の特徴として、よく言われる主語、述語の関係や、助詞「は」、「が」、などなど。
    更には一般的に日本語の不便な面の特徴といわれている部分に対し、どうやら不便ではないらしい部分もあるということも書かれている。
    内容も比較的わかりやすく、一般者向けに書かれたもののようだ。
    このように、比較的簡単に日本語のことが、知識として理解できる良書は大変素晴らしい。

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    2016年02月25日
  • 日本語 新版 下

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    言語学に進んだきっかけ。
    下巻の方はあまり読んでいないけれど、日本語に関わる問題を網羅していて、なおかつ優しい読み口だと思う。

    言葉で言葉のことを説明するのは難しいのです。

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    2012年01月12日
  • 日本語 新版 下

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    金田一春彦氏による著。1988年出版というから、随分長く読み続けられている。上巻は主に発音や音韻から、下巻は主に表記法や文法面から日本語の特徴を論じる。例えば語彙などはそれが話されているところの文化や生活習慣などにより様々な特徴が現れることなどがよく理解できる。他の言語との豊富な比較の観点で論じられ、日本語の特色がより客観的に理解できる。改めて、日本語に愛着を感じる。

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    2024年12月07日
  • 美しい日本語

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    国語のような話すためや書くための勉強ではなく、もう少し広い視野で見た日本語の魅力・面白さ・短所などが書かれていて面白かった。

    知らず知らずのうちに自分が間違った日本語を使っていた事に気づかされることもあり、勉強にもなった。

    最後の章は割と読み飛ばしてしまった。

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    2024年02月28日
  • 童謡・唱歌の世界

    購入済み

    まあまあな感じ

    唱歌・童謡についての歴史的変遷を学ぶことが出来る反面、著者の思い入れエピソードや主張なる文面が邪魔している部分が残念でもあった。

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    2022年09月28日
  • 美しい日本語

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    普段何気なく使っている日本語の由来、敬語についての正しい使い方。
    また、日本語特有の謙虚さ、奥ゆかしさ等と、外国語との違いについての考察など。
    著者が言語学者なだけあって、とても読みやすい丁寧な文章です。

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    2018年11月11日
  • 日本語 新版 下

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    上巻に比べると、文法解説などは少し読んでいて面白さに欠ける。しかし、古典や外国語での例も引きながら日本語の特色について検討しているのは、本当に類書をみない、貴重なことである。

    ワープロの普及で日本語がどう変わるかという検討もされている。漢字は一画足りなくてもそれとわかれば良いのではないかと、日本語学の第一人者が提案しているのは面白い。
    漢字を正しく書くということがそれほど重要ではない時代になってきている。

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    2018年06月24日
  • 日本語 新版 下

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    下巻では、日本語の表記と文法について解説がなされています。

    橋本進吉、時枝誠記、三上章といった諸家の文法を比較しながら、著者自身の観点から評価をおこなっているところもありますが、けっして難解ということはなく、分かりやすい言葉で説明がおこなわれています。国文法史についても、少し勉強してみたいという興味をかき立てられました。

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    2015年07月11日
  • 日本語 新版 下

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    [ 内容 ]
    私たちが毎日なにげなく読み、書き、また話し、聞いていることば、日本語。
    さまざまな言語と比べながらその長所・短所を浮きぼりにし、その中にひそんでいる様々な興味深い問題を身近な具体例にもとづいて語る。
    下巻では、表記法と文法をとりあげるとともに、外来語の増大やワープロの普及によって日本語が今後どう変わるか、にも論及。

    [ 目次 ]


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    共感度(空振り三振・一部・参った!)

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    2011年05月12日
  • 日本語 新版 下

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    うーん…読後感はそこまで、目新しいものは無いと言うか…。

    偉大な父をもつと大変だなぁという…。

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    2010年04月27日
  • 日本語 新版 下

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    前回読んだ「日本語」の下巻。
    上巻が「発音」「語彙」の面から日本語を概観しているのに対して、
    下巻は主に「文法」の面から日本語を眺めています。

    発音や語彙に比べて、文法は他言語と比べる点が多いせいか、
    かなり細かく述べられています。
    格助詞や接続詞から始まり、名詞の数、性など、さらにはセンテンスの並べ方にいたるまで、
    日本語という一言語の枠組みの中だけでなく
    世界に存在するあらゆる言語の特徴の中で日本語を捉えています。
    また、日本語に対してどうこう評価を加えるのではなく
    淡々と分析を行っているので冷静に事実だけを考えられることができます。

    日本語について、特殊性を自慢さ

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    2009年10月04日
  • 日本語 新版 下

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    下巻は文法が中心になってるので根性がないと辛い。
    文法大っ嫌い(ていうか現代文法はちんぷんかんぷん)の私には辛かった。

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    2009年10月04日