伊沢正名のレビュー一覧

  • 葉っぱのぐそをはじめよう

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     「食は権利、ウンコは責任、野糞は命の返し方」

     執筆時点での連続野糞記録は13年と45日。
     ウンコ原理主義者の信念に基づいた記録である。。
     
     なぜ野糞にそんなにこだわるのか。
     まず、人が何かを続けるとき、それが快感となることが前提である。
     そのうえで、何故野糞がよいのかを検証すると、現代社会において人間は、他の生物の命を奪って食べるのに、その命を自然に返していない。
     し尿処理施設で焼却処分されるからだ。
     この、自然から逸脱したシステムへの疑問が信念となり、うんこ原理主義者としてのぐそに励む。

     のぐそ...。個人的なハナシですが、年に2,3回、しますよ。
     登山中とか、サイ

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    2021年01月04日
  • ヤマケイ文庫 くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを

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    著者の伊沢さん、のぐそにこだわりその回数を何十年もの間1日も欠かさず手帳に記録、日本中を探してもここまでの本物の”奇人”はなかなかお目にかかれないだろう...。

    しかし、(99%以上の日本人が)トイレ1回で大変な水を消費して都市を汚し、せっかくの自然の恵みをどぶに捨てている事実が自然保護的観点で大きな損失であることに疑いの余地はない...。

    本を読んだ後、うんこが本当に宝に思えてきて仕方がない。
    地球の自然を考えたとき、まさしくのぐそは超合理的行為である。とは言え、この人間社会で日々を生きている中、羞恥心という概念が身についてしまっている自分もいる訳で、さすがに都市でのぐそはハードルが究極

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    2020年09月17日
  • ヤマケイ文庫 くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを

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    リアル「うんこ」をここまで研究して、その成果を本にして発表している人は聞いたことが無い。自分の物を実験材料として40年間継続しながら日々研究を進化させているところが素晴らしい。なぜこれ程までに執着しているかは理解不能だが、実験結果をまとめたこの本は一級品だ。

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    2017年11月23日
  • 葉っぱのぐそをはじめよう

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    野糞は地球を救うという信念に基づいた頑固な著者の本。日本の森林面積ならば全員が毎日野糞してもなんとか大丈夫であり、野糞はきちんと埋めれば1ヶ月で土に還る自然な方法だと力説。尻を拭くための葉っぱの種類を季節ごと、あるいは生、枯れなどに分けて図解する。

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    2017年05月16日
  • ここにも、こけが…

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    雨上がりのコケはすごく元気そうで素敵ですね。
    でも、私たちがよく見る、いわゆる植物…それも被子植物とは全然しくみも形状も、はえてる場所も違うから、時にグロテスクに見えたり、気持ち悪いと思ったりする。
    見るとき、見る場所、天気によっても表情をころころ変えるコケ。
    色んなコケの表情が楽しめる本ですね。
    氷漬けのコケは綺麗だな。

    読み聞かせにも使えるのですが、どうしても長めなのが問題ですね。
    時間の都合に合わせて…。

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    2015年03月11日
  • ヤマケイ文庫 くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを

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    HONZおススメで、あとがきまで書いている。キノコカメラマンの野糞の話。そこからキノコが生えてくるのだから科学でもある。ここまで徹底するとある意味、すがすがしい、が離婚されてしまうのもわかる気がする。いろいろ写真や図解があり、電車では読みにくかった。

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    2014年10月02日