池谷裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東大で博士号を取った8人たちの学生時代の体験や研究生活の紹介をした本.監修者の好みが反映されたのか生物,医学に関する研究が多い.研究の結果よりも「日常の研究」のプロセスが臨場感をもって書かれているのが,この本のユニークな点.いろいろな研究があるものだと感心して読んだ.特に創薬の研究は難しいが面白そうだった.
多くの人が東大の良さとして,幅広く学べる教養部の存在をあげているのも興味深かった.この教養部を面白い存在にしているのは,優秀な教授陣の力もさることながら,優秀な学生の力でもあるだろう.自分の専門にすら興味を抱けないような学生の多い大学ではこういう制度はうまく機能しないような気がする.