五條瑛のレビュー一覧

  • ROMES 06

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    連鎖して発生した事象の原因を究明する方法として本書で提示されるのは、各事象が発生した時の周囲環境を映像、測定値等のデータに変換し、大容量高速の情報処理システムを駆使してプロファイリングを行い、共通項を見出していく手法である。

    齋藤孝の「頭がよくなる思考法」流に言えば、これこそ現代の現象学的アプローチ。小説の主役は明らかに「システム」でありタイトルが「システム」およびその「ファンクション」の符号であるのも当然。

    扉にある「競争と評価ですべてが決まる世界の片隅で'ただの人'であり続ける者たちへささやかな夢とともに捧ぐ」というのが何を指しているのかよくわからない。単に、日々愚

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    2018年10月14日
  • 冬に来た依頼人

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    とりあえず最初に読んだ五條瑛。
    『不夜城』を始めとして、北朝鮮やら香港やら中国やらが《悪役》として闊歩し始めた頃だと思う。
    そのテのものを続けさまに読んだので、正直何がどうだったやら。

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    2010年02月17日
  • 蝶狩り

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    うーん。

    五條 瑛さんの作品をあたしは、敬愛している。
    硬質な文章に、緻密な描写。息詰まる程の現実感に溢れた壮大なドラマ。

    それを期待して読んだのだが・・

    文章はさすがの五條ブシ。
    探偵物の筆運びと軽い言い回しは、原寮の、あるいは野沢尚のタンテイのよう。

    ボンクラな御曹司と共同生活をしながら調査員をするしがない俺が巻き込まれる様々な事件。
    東京で、女子高生が、キャバクラ嬢が、ニューハーフが消える。
    そうしていつしか俺が馴染のアイスドールのようなキリエも。
    「わかっているんだろ、あいつは、あんたに見つけてもらいたいんだよ」



    ・・・・えーっ!
    このエンディング?

    作者がどうしても

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    2009年10月04日
  • 蝶狩り

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    「私がいなくなっても誰も探さない」というのがキーワードかな。夜の新宿、乾いた都会、ハードボイルドな探偵小説。リアリティには欠けるけど、エンタメなんだからいいんじゃない? まだ続きます、と気を持たせるエンディング。

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    2009年10月04日
  • 蝶狩り

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    連作短編集。祥伝社文庫「冬に来た依頼人」の続編。たぶん。

    中年男子が時折ハードボイルド・ポエムを挟みつつ、見目麗しい男どもときゃっきゃしながらダイヤモンド・ハートの美少女を追いかける探偵物語。

    ひさしぶりの五條作品でしたが、相変わらずの芸風でした。楽しませていただいた。

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    2009年10月07日
  • J

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    キックボクシングへ憧れる浪人生。人生に疲れ逃亡する男。テロが横行する現代の日本を舞台に、さまざまな理想郷へ目指すさまを描いたエンターテイメント。複数の主人公的な人物を立てたため、ちょっとページ数に比較して物足りなさも。最期で一通り、物語は収斂するけれど。

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    2009年10月04日
  • J

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    近未来、テロの多発する東京を舞台にした話し。目標もなくふらふらとしていた、主人公は、Jという謎の女に出会って、自分を変える決心をする、というような。五條の近未来物の定番である、ラストの大勢の人が集まる場所で大爆破に向かってまっしぐらのストーリー。そろそろ他のパターンが見たいところ。

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    2009年10月04日
  • 3way Waltz(スリーウェイ・ワルツ)

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    文庫化ありがとう!!買いましたよもちろん。でも今週は試験期間なので来週から読み始めます。レビューはその後に。

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    2009年10月04日
  • J

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    五條さんの中ではあんまり好みの話じゃなかったかも……。
    でもいっきに読めるしJのかっこよさはいい。

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    2009年10月04日
  • 冬に来た依頼人

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    さすが400円本!!五條氏の本とは思えない位短かった。単行本ならまだ10分の1も読んでないだろうなと思う頃にもう半分読めてた。短編集の中の1個を文庫本にしてみました、みたいな感じ。出てくる男が少ないせいか、いつになく女性率が高かったような気がします。(20051016)

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    2009年10月04日
  • 赤い羊は肉を喰う

    購入済み

    しっくりこなかった

    好きな作家さんですが、終盤見せ場の展開が都合良すぎと感じてしまい個人的に読後感はいまいちでした。

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    2019年10月25日