赤い羊は肉を喰う

赤い羊は肉を喰う

994円 (税込)

4pt

下町・八丁堀で働く内田偲は、単調だが平穏な日々を愛し楽しんでいた。だが街に少しずつ不穏な空気が流れ始め、犯罪が不自然なほど急増する。原因を探る偲が辿り着いたのは、人を思い通りに操ろうとする企みだった。金も力も組織もない若者は街を救えるのか?心理操作の恐怖と人間の“愚かしさと愛しさ”を精緻に描く鮮烈エンターテインメント。

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赤い羊は肉を喰う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年12月03日

    五條氏の作品は、どれを読んでも「これは彼女にしか書けないだろうなぁ」と思わせます。
    今回のテーマである群集心理のコントロールも非常に綿密に計算されており、このボリュームを中だるみせずに読めるのはキャラクターの魅力と独創性のなせる技でしょうか。
    でも、考えてみれば革命シリーズが書けるぐらいだから、彼女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月06日

    たまたま仕事で数値を扱うことが増えたので、この話への興味がわいたってのもあるが、それを差し引いても大いに楽しめた。最高!

    計測屋でのんびりと働く、警察が肌に合わなくてやめた主人公・偲の設定がいい。
    通常、元・警察官のキャラクターはちょっとやさぐれていたり組織から大きくはみ出ながらもどこかで矜持を捨...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月20日

    文庫化されたので、再読。
    五條瑛と言う作家を知ったのが、この作品。
    とてもテンポよく、さくさく読めるし、他の作品との伏線がたくさん隠されているので、再読でも十分楽しめる。
    群集心理を逆手に取った研究者たちに、計数屋・偲が挑む。
    群集心理の勉強になるし、主人公・偲のキャラはとっても、魅力的。
    彼の片腕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月25日

    もやもやも残るラストだったけど、読後感はすごくよかった。主人公の偲ちゃんやそのまわりの男の子達の、健やかさ、気持ちの良さに、救われる感じ。
    「理解」と「共感」は違う!ということを思わされました。
    偲ちゃん、リベンジプリーズ!ですなw

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    Posted by ブクログ 2010年02月11日

    読み応えありました。
    すごいボリューム。
    おもしろかった。

    ほかの作品とリンクしてるところとか、
    すごくファンの心をくすぐる作りだし、
    五條瑛の世界観が満載で楽しかった。

    願わくば…。
    この作家さんの作品では良くあると感じているんだけど、
    この登場人物怪しい感を漂わせるから、
    読んでいる方はいろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月05日

     群衆心理を逆手に「人間を操作する」という怖さが描かれています。
     東京ののんびりとした下町が、心理操作で徐々に不穏になっていく。人間が人間の心理を巧みに操り、故意に「無意識の悪意」を作り出していく。その黒幕と戦う主人公のお話。
     読んでて「ん?」というような人物や組織の描写が有ったのですが、も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月27日

    鉱物シリーズのスピンオフ的な作品ということで購読。
    しかし計数屋という設定が想像していた以上に面白く、出てくる登場人物も魅力的。敵役になるお方の過去になかなかの萌えがあり、これはこれで1作書けるんじゃなかろーかと指をくわえている本日です。

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    Posted by ブクログ 2018年09月29日

    おもしろかった! こじんまりとした印象ですが、だからこそ展開される人間関係がおもしろかった。人物の魅力が伝わってこないような小説もある中、どの人物もすてきと思える部分がありました。人間の魅力を書くのが五條さんはお上手ですね。そして“数字”というものがこんなに興味深いものだったと知り、もっといろいろな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月09日

    あらすじ(背表紙より)
    下町・八丁堀で働く内田偲は、単調だが平穏な日々を愛し楽しんでいた。だが街に少しずつ不穏な空気が流れ始め、犯罪が不自然なほど急増する。原因を探る偲が辿り着いたのは、人を思い通りに操ろうとする企みだった。金も力も組織もない若者は街を救えるのか?心理操作の恐怖と人間の“愚かしさと愛...続きを読む

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    購入済み

    しっくりこなかった

    2019年10月25日

    好きな作家さんですが、終盤見せ場の展開が都合良すぎと感じてしまい個人的に読後感はいまいちでした。

    0

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