長谷川慶太郎のレビュー一覧
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ネタバレトランプ勝利を予測した著者。
クリントンは
オバマケアをやめられなかった。
貧しい人向けではなく民間の保険に入れる人にメリットがあり平等ではない。
上から目線に女性が反感。
マスコミは
保守的で今までのシステムをつぶされるのを恐れトランプを批判した。
両者とも
TPPで低い労働生産性の産業が危なくなるので両者とも反対した。農業では利益が出るが有権者のまとまりがなかった。
EUがダメな理由
・ユーロ経済圏崩壊。
ドイツは東ドイツの制度をつぶしリストラできた。
他の国は国内の反対でデフレ体制に切り替えできていない。
・EUでは改革ができない。
食品も規格がバラバラ。日本はJASで統一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017年、10冊目です。
長谷川慶太郎さんの著書を読んでると、「日本って結構いけるじゃないか」と思ってしまいます。”真実”がどうだろうが、そういう”気分”に読者が浸ることが、
この本の狙いだろうと推察します。
ある意味、出版サイドの狙いに、ハマっているのでしょうね。
一読者として、書かれていることの真偽を確認する必要はないと思います。
ここに書かれていることを、さも真実を知ってるかのように誰かに語らない限り。
起こっている事は一つしかなくても、見方を変えれば解釈が変わるという認識を
持ちながら読むのが前提だろうと思います。
何だか”痛快娯楽時代劇”を見ているような感覚になります。
中国、 -
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長谷川慶太郎という人の著作に、どうして今まで出会わなかったのか。そう思わせるほど博学で、情報通。噛み応えのある中身、かつ分かりやすい。新聞記者から証券アナリスト、評論活動。数々の著名人との人脈。この人、何者??
ドイチェバンクが危ない。2兆ユーロ規模の貸付をしているフォルクスワーゲンからの回収不能に対処しなければならない。メルケルは、2015年、5回中国を訪問し、中国に進出した分のフォルクスワーゲンのファイナンスをお願いした。中国工商銀行がようやく融資に動き出した。
フランスでも、今度は原子力発電所に関し、約50基保有する分の17基のみ稼働中。残りは修理も出来ず、廃炉にもできない状況で、ア -
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長谷川慶太郎氏の本は今月のこの本も含めて、この数十年来楽しませてもらっていますが、その内容は世界経済や日本経済の動向の解説が主なものです。
今回は第一次世界大戦以降の近現代史について、欧米および中国の歴史を解説されていて大変興味深く読ませてもらいました。
現在の国の状況を理解するには、過去の歴史が何等かのベースになっていることが多く、その理解は大切だと私は認識しています。そんな私にとってこの本は素晴らしいテキストになりました。大局を読むためのコツがつかめたような気分になった本でした。
以下は気になったポイントです。
・イギリスは長らく光栄ある孤立を続けていたが、1902年に調印した日英 -
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異端と個性について知りたくて読書。
プラザ合意の1985年。オイルショックを乗り越えたあたり。
「ヤマカン」という言葉が頻繁に登場する。自分の直感や判断を信じて人と横並びすることから脱することが重要だと読み取る。
陰口や後から文句を言うのではなく、その場で意見すること。意見しても嫌われたり、村八分とならないために品格や人徳を磨き、敵を作らないようにバランスを保つこと。
自分の意見や通しつつ、敵を作らずに、協力者を増やしていくことがこれからの課題だと思う。30年前でも現代でも人間そのものは変わらないから。
読書時間:約40分
本書は香港のトマトブックスで購入しています。 -
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将来の日本の活路は?
■結論
日本が今後も世界の中での地位を向上させていけるかは、日本の技術を輸出し、世界のインフラ事業を担えるかどうかに掛かっている。
■背景
日本は技術貿易では圧倒的な黒字を計上しており、「ものづくり」を支えるノウハウは他の追随を許さない。自動車や家電等、これまで日本を支えてきた産業の一部は海外の企業に逆転されたものも少なくないが、重電については、設備投資に多大なコストが掛ることから海外の有力企業も手を出せない状況にある。さらに、メタンハイドレートが商用化されれば、国内で資源を賄うことができるので、世界各国との交渉力も高まる。
今後、アメリカはシェールガス革命により、さらに