長谷川慶太郎のレビュー一覧
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シェール層に高圧水を当ててガスを取り出す。
価格は石油より安く、CO2排出量は40%ダウン。
アメリカの埋蔵量だけでも160年分。
2010年においてアメリカ天然ガス使用量の23%。
10年以内にエネルギー需要の30%を超える。
中国の埋蔵量は世界一だが、内陸にあり、水の供給が困難。
日本にとっ...続きを読むPosted by ブクログ -
現在の日本はアベノミクスの真っ最中で、いまにもデフレから脱却しそうな勢いだと思っているのは私の思い過ごしでしょうか。日本がデフレ状態になったのは、バブルがはじけた平成元年頃ですから、私が社会人になってからずっとこの状態が続いていることになります。
確かそのころに長谷川氏が書かれた本に、「このデフレ...続きを読むPosted by ブクログ -
シェールガスとは地下の割合と深い場所にある岩盤層に含まれる天然ガスのことだ。ガス田で採取できる天然ガスと基本的に同じものなのであるが、掘削し取り出す技術が難しい、あるいは、コストがかかるということでこれまで手つかずのままだったもの。
採掘技術の進歩により、また、石油や天然ガスの価格が高止まりしている...続きを読むPosted by ブクログ -
金属・材料工学を学んでいる学生の自分としては興味深い内容であった。
多くの企業や自分の通っている大学もでてきたりして少しワクワクを覚えた。
素材メーカーなどについて、過去の実績、現在の立ち位置が述べられてありわかりやすかったが、今後の展望についてはやや楽観的にとらえられている部分があると思う。研究...続きを読むPosted by ブクログ -
日本には資源がないので原材料を輸入して製品を輸出するというのが昔のモデルでしたが、円高等を通して、く素材・部品の生産および輸出に特化してきたというのがこの本のポイントです。
この強い体質のために円高になっても経済が揺るがないので、1ドル60円になっても日本の黄金期が続くと解説されていますが、この本...続きを読むPosted by ブクログ -
デフレ不況という言葉があるくらいに「デフレ」というのはマイナスイメージが強く、長い間デフレに悩まされ続けている日本はデフレを克服しなければという議論を聞くことがあります。
この本では、私がもう15年は読み続けている、日下氏と長谷川氏が対談形式で、デフレ下においても日本企業は強いという論理を展開し...続きを読むPosted by ブクログ -
冷戦といえば私が社会人になった年の1989年に米ソの手打ちで終わったばかり思っていましたが、この本の著者である長谷川氏によれば、日本を含む東アジアにおいては冷戦状態は続いているとのことです。
そのような状況において、当時の鳩山首相は普天間基地の移設問題で、どちらのサイドからも不信感を得る結果とな...続きを読むPosted by ブクログ -
デフレは平和の象徴、というのはわからなくもないけれども、
じゃあこれからの世代のあなた達は、戦後の好景気下のような暮らしは
諦めてくださいねと言われても、ちょっと納得が行かない気がした。
とは言っても、かわいさ・クールさなど今まで誰も研究していない経済学に
答えがあるという説には共感できたし、鉄鋼...続きを読むPosted by ブクログ