まつもとあつしのレビュー一覧
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LINEの一利用者として、「なぜ、電車の中でもこれほどまでにLINEをやっている人が多いのだろう?」と思っていた矢先に出版された「なぜ」がタイトルに付いたこの本。つまり、ハウツー本ではない。
まえがきの部分でコグレ氏が述べているように、柔らかい部分と硬い部分で構成されており(とはいえ、思ったほど硬くもなく、丁寧でわかり易い説明だったが)、使用者として「こんな使い方をしている〜」のようなコグレ氏の書いている部分、「そうか、それでこんなに拡がりを見せているのか!」のようなまつもと氏の分析の部分と、はっきり分かれているので、それがまた読みやすさを加速させているように感じた。
何より、LINEのキ -
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知的生産とは、インプットを基に自分の考えで再構成したり新たなものを加えてアウトプットすることだという。仕事柄、アウトプットを日々することが求められているが、それに必要な心構え、インプットを適切に自分の引き出しにしまっておく方法などがよくわかる。本書の中でも挙げられていてよく分かった例は、読書・映画鑑賞は知的生産ではなく、演奏・文筆は知的生産であるという。梅棹氏の「知的生産の技術」で挙げられた京大ノート・小札による整理術をベースに、現代に利用できるEvernoteなどの使い方は参考になる。個人的にはEvernoteではなく、OneNoteを使っているが、同じような使い方を実践してみようと思った。
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梅棹忠夫先生の「知的生産の技術」をインターネット時代でどう活用するかを紹介した一冊。
「知的生産」とは梅棹先生が生み出した言葉で、「誰もが新しい情報を生み出し、体系化し、新しい価値を生み出すこと」と定義されている。
現代では、インターネットを使って情報を誰でも発信できるようになっているが、「知的生産」のためには、どんな情報をどのように探し、選び、自分の琴線に触れたものをどう表現していくのか?が重要。
それを本書では“センス”と表現しているが、
「一人称」の情報を繰り返し自分自身にフィードバックさせてゆくうちに、情報に対する感度は研ぎ澄まされていきます。(P179)
日々繰り返し意識して実行する -
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名著として名高い故・梅田忠夫氏が約50年前に著した「知的生産の技術」を現在のデジタル環境を踏まえて再解釈した一冊。
原著は目を通したことがある程度だが、本著を読めばそのエッセンスを感じることができる。
「知的生産」というと随分敷居が高いことのように感じてしまうが、まずは既存のコンテンツの模倣でもよく、そこに自分なりの解釈を加えながら、少しでも新しいものになってくれば良いという、本書での言葉には励まされる。
その「自分なりの解釈」という点が、本書のタイトルにもある「センス」。
「センス」は何らかのアウトプットをして、世間からのフィードバックを受けながら(インプット)培われるものだという。 -
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ネタバレ今流行のLINE。単なる利用ガイドではなく、インターネット、モバイルビジネスの中でのLINEの位置づけを鋭い視点で解説している。
twitterやFacebookのようにアーリーアダプターが先行して利用して広まったサービスとは違い、LINEは一般のスマホユーザーが、親しい仲間とのコミュニケーションのために利用できるサービスを提供する、というアプローチだったことは確かに斬新。スマホが誰でも持っているツールになった今、この発想は他のビジネスにも参考になるのではないか。
また、プラットフォームとしてのLINEを、まつもとさんがiモードとの比較で解説している部分も、さすがに整理されていてかつ鋭い。 -
Posted by ブクログ
自炊の手順と、各機材、リーダーソフトの解説、委託サービスの紹介と現状の法解釈が確認できる。
この本自体が、裁断用切り取り線が印刷されていて、はじめの一歩が促されるw
すでに自炊をしている人達のインタビューもあり、
それぞれの必要に応じた選択は、参考になる。
選択肢は多いほうがいい。
あとは、第一次生産者が、疲弊しない流れが出来るといいなと。
私の場合は当分、
紙媒体で購入→読む→再読したい書籍は、自炊、もう満足なら、古本屋→自炊後の紙は、古紙屋へ処分。
最近の災害の拡大を思うにつけ、
再起には、宵越しの金は持たないはいき過ぎだろうが、
負債と荷物は、できるだけ避けたいと思う。
そのうち、デジタ