ロス・トーマスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2026年の6冊目は、ロス・トーマスの「悪党たちのシチュー」です。恥ずかしながら、初めて、ロス・トーマスを読みました。1983年の作品ながら、今読んでも面白いのは、傑作の証だと思います。謀略スリラー、コンゲーム、バディ物の要素も有り、1つに括るのは、難しいです。
冒頭のシトロンの強烈な体験の回顧シーンから、ラストのヘールの場面まで、緩むこと無く進みます。
トゥカモンドに到着してから、ラストまでが本当に素晴らしいと思います。特にラストの回収シーンが大好きです。脇役の登場人物1人1人まで、きちんとキャラクターが立っているのも、流石だと思います。翌年に発表された「女刑事の死」もぜひとも、読みたい所で -
締まっています
訳者さんはサラパレツキー等の翻訳で有名な方。
ロストーマスには、マイケルパディロやウーのシリーズがあるが
この主人公はそうしたシリーズとは別物の作品。
最後に一気にアクションがあって事態を解決するのは、
ロストーマスのお約束として、事態の説明をするのに
頭でアクションがあり、うまいこと読者を掴むながれになる。
この辺の進め方はとても上手い。
翻訳は割と出てるけど電子化はされてないので、原文でゆきなさいとの思し召しなのか。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
唯一無二のシブさに痺れちゃう!政治の裏側で生きる悪党たちの犯罪&政治諜報小説 #悪党たちのシチュー
■あらすじ
アフリカの刑務所に収監されていたジャーナリストのシトロン、帰国後に政治家の資金調達係であるヘールに雇われる。ライバル政治家が不利になるゴシップ情報を収集すべく行動するも、様々な利害関係者がふたりを襲う… 国をつかさどる悪党たちの犯罪&政治諜報小説。
■きっと読みたくなるレビュー
この唯一無二な感じ、さすがロス・トーマスですよ。古き良きアメリカンクライムムービーを観てるみたい。
まず物語の冒頭、最初のシーンで一気にストーリーに引き込まれますよね。主人公のひとり、ジャーナリストのシ -
Posted by ブクログ
ジャムセッション=レギュラー・メンバーでないミュージシャンが寄り集まって自由に、そして互いに刺激し合って演奏すること。原題とはかけ離れているが、作品をわかりやすく表現したいいタイトルだと思う。
つかみどころのない飄々としたキャラが登場し、どこまで嘘か本気かわからないことを平気で口走る。この辺りの軽さが何となく心地よい。緊迫したシーンでも行間から伝わってくる雰囲気は実にゆるく、自然と力の抜けた曖昧さにハマっていた。
ストーリーはいたって単純なのだが、次から次へと増える登場人物に多少戸惑うことがあるかもしれない。敵なのか見方なのかわからない怪しげなキャラとの騙し合い。この相手の裏をかく策略戦がスト