青桐良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
防衛戦が一息ついたと思ったら、このタイミングでブラックドラゴンが襲ってくるとか容赦なしか…!
以前遭遇した時は手も足も出なかった相手、おまけに今回はユキトさえ引き渡せばウィンターヘイブンには手を出さないなんて憎たらしい交渉まで用いる。既に疲弊しきったウィンターヘイブン側やユキトにとってこれ以上
無い程に厄介な相手
それだけにサイードを中心として皆が一致団結してブラックドラゴンと戦う選択を採ったのは驚きの光景でしたよ。彼らはとことんまで戦う覚悟を固めていたんだねぇ…
それでも皆が通常戦力のまま戦っても勝ちを拾える相手ではない。だからってハワードがあのような侠気を見せるなんてなぁ……
ユキトとハ -
1巻冒頭へ
ということで、3巻終盤で1巻の冒頭までストーリーが展開します。
敵対するゴブリンをほぼ無力化しつつ、人質を守るためには効率的ですが、ゴブリンにすら卑怯者などと罵られる主人公とは。 -
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もののけ姫
「もののけ姫だろこれ?」と思わずわかってしまう描写があります。ぜったいに作者はもののけ姫好きですね。サンじゃん。インスパイアしてるじゃん。
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卑怯者
いきなり、命の扱いが軽い異世界に行くことになってしまったため、卑怯なことでもなんでもしないと、行方不明の妹を探し出すどころか自分が生き残れることすらできない。
卑怯なことをされる側としては迷惑でしょうけど、そういう世界だし仕方ない。 -
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発想は新しい
転生時のゴタゴタでHPが1から増えないという縛りのある主人公。
その状態で異世界で妹を探すため、卑怯と言われようとあらゆる策略・テクニックを使って生き延びるという発想は新しい。
また、世界観自体がD&Dのような古典的テーブルトークRPGを元にしている点も新鮮。
一方で、このテーブルトークRPG風というのが「わかりにくさ」という大きな欠点に繋がっているのも否めない。
1D4とか言われても、とっさにどんなレベルの攻撃か理解できないもの。
さらに、本来ほぼすべての行動にダイスが必要なはずなのに、冒頭のステータス決め以外はダイスが出てこない。
能力がターン制なのにターンが作中では明確でないなど、いろ -
Posted by ブクログ
やっぱりハワードはマンチキンじゃなくてチキンマンだったね、というのはさておき彼の来歴が意外と重苦しいものだったのは驚き。まさかユキトと同じく転移者だったなんて
他の転移者・佐渡ヶ城とは対立して終わった。けれどハワードとは良い関係を構築できそうな予感
〈邪悪寺院〉への反撃に向けて準備を整えていくウィンターヘイブン陣営。だから戦う意志があるならばどんな人間でも手助けしてほしい。そのような趣旨でハワード達も戦線に加わった訳だけど…
それにしたってHFO団は濃すぎるけれども。鍵開けも罠解除も何もかも勢いじゃないか(笑)
ただ、こういう面々こそいざという局面で頼りになるんだろうなぁ……
少しずつ状 -
Posted by ブクログ
厄介な能力を持つ佐渡ヶ城との対決、ユキトにはHP1という不利はあるものの、そもそも彼が仕掛けたトラップゾーンに警戒不足の状況で入り込んでしまった時点で佐渡ヶ城に勝ち目なんて無かったわけで
更に苦し紛れの粉塵爆発に頼ろうとした時点で彼の無策を表明したも同然。そこまで堕ちた佐渡ヶ城に逆転の目はもう存在しない
まあ、佐渡ヶ城をそこまで追い詰めたユキトの手腕が凄まじかったとも言えるのだけどさ
卑怯者と呼ばれがちなユキトが佐渡ヶ城の処遇を領主に任せると言った時には驚いたけど、冒険者として一応の一線は守るつもりなのか…と妙に納得しただけに別の領主の下へ送っていたなんて吃驚ですよ!そりゃ確かに卑怯者呼ばわ -
Posted by ブクログ
パラディンとして卑怯な振る舞いを許せないシャルロッテと卑怯な振る舞いを好む佐渡ヶ城の相性は悪いかと思いきや、意外と善戦していたのは驚き
それでも人の心に付け込むのが上手い佐渡ヶ城には及ばないわけで。その窮地を救うのが佐渡ヶ城以上に卑怯なユキトの策だったのはきっと笑って良いポイント
とはいえ、そこで自分の優勢を信じたりせず彼の危険性をきちんと認識して早急な追撃に移るのは彼の魅力だね
同じ転生者として、ルールブック持ちとして、ユキトには佐渡ヶ城の放置が握手になると判る
そこで彼が仲間に授けた次なる策は上手く効いているようだけど、そこでルミリアに変な格好をさせたのは何か意味があったの……?あまり -
Posted by ブクログ
順調に悪の道を突き進むユキト、初対面の敵幹部にすら離間策を仕掛けますか
効果が発揮されるかは判らない。けど使える手札が少ない状況で当たれば大きな戦果が見込める策は積極的に打つべきでは有るけれど
こういう小狡い部分を隠そうとしないからユキトって好印象なんだよね
黒霧山脈はまだ遠く。そんな道中で出会ったのは墓地に巣食うリッチじゃないリッチ…ですらないワイトですか
最上級に厄介な敵でなくても場が整えば厄介になる。ワイトはそういうタイプだったのかな
絶対に倒せないというわけではないが、倒そうとすれば不要なハンデを負ってしまうかもしれない。それを思えばユキトがしたように交渉を選ぶのも有りなのかもしれ -
ネタバレ 購入済み
異世界チートものかなって最初の方読んだだけだと思ったんですけど、でもそんなことなくて工夫を重ねないとすぐに死んでしまう結構なハードモードです。
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Posted by ブクログ
ゴブリン退治にアイテム収集。黒竜ガルゾマウグとの戦いに向けてユキトは堅実に準備を進めているね
このまま行ければ多少のリスクは有りつつも邪悪寺院に向かうことは出来ただけに、このタイミングでの勧誘はあまりに予想外
というか、72ページの間の抜けた様子に度肝を抜かれてしまった面もあるけれど。何故ちゃぶ台を挟んで座ったし(笑)
事前のラングへの扱い、そして凶悪な見た目
どれを取っても彼を信用する理由なんて何もない。ユキトだって彼を信用しているわけではないのだろうね
それでもこの異世界に来てからユキトは様々な法則を学んでいるわけで
ブレイン・イーターが持つ「秩序にして悪」の意味を理解した上で共闘体制を -
Posted by ブクログ
信仰する神を変えさせるって結構重い話題になりかねない気がするのだけど、それでもユキトは容赦なくシャルロッテの信仰を変えさせたなぁ(笑)
信仰する神に拠って信仰ボーナスが大きく変わるという点は戦闘を優位に進める上では無視できない要素なのだろうけど、それにしたって無茶な要求である
こんな事をしていれば属性も悪になろうというものである(笑)
そして始まるゴブリン退治。第1巻冒頭でさくっと退治していたものだから本編においても軽く終わるエピソードなのかと思いきや意外と苦戦していたのね
下準備は変わらずバッチリ。それでも苦戦してしまうのは今回はオーガやトロールが居たからか。ダンジョンの守護者とも言える彼 -
Posted by ブクログ
この第2巻においてもHPが1しかないという理由以外でも度々追い詰められるユキトの様子が描かれているね
根本的に強者の立ち位置に居ないものだからどうしたって事件に関わる度に危険な目にあってしまうのは仕方ないか
これだけ戦力不足だと益々ロシナンテに参戦して欲しい所だけど……って思っていたら質に出した(笑)
手っ取り早く資金を入手するには最善の方法だろうけど、最大戦力を躊躇なく質屋に入れる主人公って初めて見たかもしれない(笑)
まあ、そんなこんなで装備を整えたユキト
こうしてイダの村での一件を見ているとやはりユキトって状況判断能力が非常に優れているのだろうな
ちょっとしたギャグ描写に見えたロシナン -
Posted by ブクログ
タイトルとしては主人公のHPが1しかない事を売りにしているようだけど、内容を見てみるとそういったダメージを一回でも喰らえばゲームオーバーになるという点よりも無力な主人公が如何にして異世界を生き抜くかという点を売りにした内容であるように感じられた
唐突に異世界転生するというのはこの手の作品ではお馴染みの描写なのだけど、いわゆる転生ボーナスを手にすることもなく強大な力を持っているわけでもないというのは珍しいかも
その手に有るのは世界の全てを記した書物〈世界書〉だけ。だから主人公のユキトは知識を片手に生き抜いていくことになるわけだけど……
元から備えた知識ではなくその場その場で得て行かなければな -
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3巻まで読みました。
HPが1以上にならないという主人公の設定は斬新だと思う。
そのためマンチキンという臆病者で卑怯な戦い方というところも頷ける。
ただ全般的に何かしっくりこない、パッとしない物語だと感じる。