池谷孝司のレビュー一覧

  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか

    匿名

    購入済み

    私も、被害者の1人です。先生には家族がいるから可哀想で、大事にはできませんでした。被害者が増えていないか心配です。
    この本を読んで同じように苦しんできた人が沢山いることを知れました。教師が、どうしていけない事をしてしまうのかも知れた気がします。許せるわけではありませんが、理由があるのだと思いました。

    #タメになる

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    2023年03月15日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    ネタバレ

     
    《ポイント》
    ·共同通信社の記者2名がおこなったインタビューを通して書き上げたノンフィクション。

    ·現代日本社会における子どもの貧困について、高校生、中学生、小学生、保育園児へのルポ4章構成となっている。

    ·子供の貧困は表面上に現れにくいため、社会がアプローチしにくい。

    ·20年後、今の子どもが親になったとき、次の世代の子どもたちの貧困は更にひどいものになるだろう。

    《感想》
    このルポが書かれたとき(2011~12年)日本では、親の経済力の格差のために、6人に1人の子どもが貧困状態だった。

    両親に経済力が無いと、親の貧困が子供に否応なく引き継がれる。
    だから、貧困連鎖というわけだ

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    2020年02月11日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    丁寧な取材に基づいて書かれている。
    具体的なため、貧困の状態にある人々の生活環境をイメージしやすい。

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    2019年06月01日
  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか

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    スクールセクハラや教師のわいせつ犯罪は本当に難しい問題。はっきりとスクールセクハラやわいせつ犯罪となるような問題は断じて許せないけれど、その一方で男女の恋愛は個人間の問題という面もある。実際に、教師と生徒間の恋愛は少なくないし、中には教師と生徒が卒業後に結婚するケースだってあるのが現実。それまでも完全にダメとしていまうのも違うと思うし、本当に難しいと思う。

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    2017年10月01日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    高校生から保育所まで、苦しい生活の子どもたちの取材。頑張っている子どもたち、踏ん張っている先生たち、尊敬します。でもこの悪循環は何なのでしょう。
    次の世代の子どもたちを幸せにできないのは、我々大人の恥だと捉え、できることを考えていかないといけないですね。

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    2017年04月04日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    なぜ子供の貧困が起こるのか?その理由がよく理解できました。 今後更に子供達の貧困率が上がっていく理由もわかります。必読の1冊だと思います。

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    2015年11月02日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    親の貧困が子どもの教育の機会を奪い、貧困が連鎖していくという負のスパイラル。子ども6人に1人が貧困だという事実を知らなかった事が恥ずかしい。
    乳幼児期の質の高い保育が、将来の安定につながるならば、すべての子供たちが幸せな人生を歩めるような支援を国がするべきだ。
    我が子たちが通う保育園も公立から民営化された。民営化後の先生方も熱心に優しく接してくれるが、保育士という仕事は大変なのだろう。離職率が高く、何人もの先生とお別れをしてきた。
    過酷な労働条件によって、保育の質が低下するような事がないように願っている。

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    2015年09月24日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    重い読後感です。解説から引用させていただきます。アメリカのペリー・プレスクール・プロジェクトで示された「乳幼児期に質の良い保育を無償で受けた子どもたちは、同じ家庭環境で保育を受けられ無かった子どもたちに比べ、進学や就職や社会的な適応などの点で劇的な改善が見られ、その経済的な効果は、無償で保育を提供するのに必要な費用の数倍にもなる」という研究結果。子どもへの投資は未来への投資です。先進国最低レベルの費用をさらに削る日本。国として、自殺しているような気がします。幸せな子ども時代を送ることは、どんな親のもとに生まれたのであれ、全ての子どもが持つ権利です。できることを頑張るしか無いんですが、、。

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    2015年08月27日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    なんちゅう負のスパイラル。誰ひとり幸せになれない結末に終わった。空しい実話。山地…死刑でいいです…。この言葉で彼を取り巻く短い人生と出会い、被害者、すべてを濃縮している。

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    2015年06月04日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    社会との繋がりについて、考えさせられた本。発達障害があっても、(人も含めた)環境に恵まれていれば事件を起こすことなく生活ができただろうと思う。事件が起きた以上、現状ではこのように裁くしかない。しかし、事件の抑止には、私たち一人一人が発達障害の特性を理解し、目の前にいる人と関わっていくことが必要だと感じた。

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    2015年03月10日
  • スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか

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    もしかしたら自分の学生時代にもスクールセクハラの被害にあいながらも誰にも相談できず苦しんでいた
    友人がいたのかもしれない…
    そして今現在でも同じことが続いているとしたら…
    と想像すると怒りの感情が爆発しそうになる

    ただここで大事なのはやはりその構造なんだと思う
    権力を持った正しい存在とされる(そもそも無自覚すぎる)教師、大事にしたくない学校の隠蔽体質
    逆に告発者を非難する二次被害の例もあるとしたらと考えるだけで胸が苦しくなってくる

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    2022年05月17日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    10年程度前の本なので、専門分野についてはやや知識が古いと思います。杉山登志郎先生が『子ども虐待という第四の発達障害』でも記されている通り、虐待により発達障害様の症状を呈することはありますし、また本書内では愛着の問題についてもあまり触れられておりません。いまあらためてこの事件について考え直すとまた別の精神医学的分析が出来るのではないかと思います。

    また、なぜ事件が起こってしまったのかという話とどう裁くべきかの話は峻別して論じた方が良かったです。この事件を引いて厳罰化の犯罪抑止効果について論じるのはあまり筋が良くないと思います。

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    2021年02月23日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    被害者が加害者に転じていくのは、もしかすると流れのようなものになっているのではないだろうかと考えさせられる。

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    2021年02月21日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    まことに気が重い
    どうしようもないくらいに気が滅入る
    それでも
    これは 確かな事実
    これは 実際に起こってしまった事件

    さまざまな凶悪な犯罪事件が
    耳目に入ってくる

    なぜ そんなことが起きてしまったのか
    なぜ そんなふうになってしまうのか
    なぜ その時に起きてしまったのか

    そして
    その後のことが気になる

    その凶悪犯罪の背景をとらえ
    その事件の それまでを考え
    そして
    その事件後の これからを
    考え続ける

    優れたルポルタージュは
    より良い 世の中にするための思考を
    我々に 強いてくる

    世の中の全てのことは
    自分とつながっていることを
    自覚させてくれる

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    2019年09月14日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    子どもの問題は大人の問題
    大人の問題は子どもの問題
     実に丁寧に「子ども」たちに、そしてその「子ども」たちに寄り添って彼らを支えている大人たちに密着して取材しておられる。さすがに共同通信の記者さんたちだなぁ、と思いつつ読み進めた。
     悲しいけれども、これもまた日本の現実なのだなぁ。つらいけれども、これが今の日本に起きていることなのだなぁ
     2010年~2011年に取材され、新聞連載をされた「事実」だけれども、今もその「現実」は全く変わらずに横たわっている。
     
    解説で作家の津村喜久子さんが綴られた
    「幸せな子ども時代を送ることは、どんな親の元に生まれたのであれ、すべての子どもが持つ権利だと思う

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    2017年07月04日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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    病気や離婚、解雇などで、突然貧困に陥るリスクは皆持っている。そのとき、最低限の生活ができるようなセーフティネットが日本にはないのが現状なのだろう。
    貧困に陥った家庭に子供がいれば、子供が貧困になり、必要な教育を受けられなくなり不平等が発生する。
    小学校、中学校だけでなく、公立高校も無償化(所得制限有り)となった東京都では、平等なのではと思っていたが、授業料以外の制服、体操着、教科書、修学旅行積立金なども支払わなければならないので、完全な無償化ではないという。
    家計を助けるためにではなく、自分が生きていくために働きながら定時制高校に通う生徒もいる。朝から仕事をして疲れ切った中で授業を受ける。相当

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    2017年02月13日
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)

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     何かボランティア的活動ができないものかと考える・・・。地元にもコミュニティはあるが、いったいどんな活動をしているのかがわからないで困っている。サイトの充実が望まれる。逆に情報発信はできるので、それを見てもらおうという手もある。

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    2015年06月25日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    人間という面で見ると、
    精神障害、パーソナリティ障害、発達障害、
    犯罪という面で見ると、
    刑罰、反省と更生、再犯防止
    どれもこれも、なんとなく違いをわかったつもりで
    わからず漠然と同じ様に捉えていた。
    考えさせられた。(きっとあとがきのように
    忘れてしまうのだけど)
    この本を読んで、違いが分かったわけではなく、
    この事件で何かを学び、他者と自身との
    違いをわかろうとし、お互いが生き易い、
    生まれてよかったと思う
    悲劇が繰り返されない世界を。

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    2015年03月20日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

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    既に死刑が執行された、大阪の姉妹殺害事件の犯人、元死刑囚、山路悠紀夫の生涯、発達障害…そして、事件を防ぐ事は出来なかったのか…を綴ったルポ。
    私見だけど、死刑の判決自体は妥当だと思う。著者もそこはどうこう言うつもりはないみたい。
    この本がテーマにしてるのは一つの司法の限界とも言えるもの。
    考えさせられる一冊でした。

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    2014年03月05日
  • 死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    仕事的にも非常に役に立ったし考えさせられた一冊でした。罰すればそれで済むのか。刑事政策を考えるうえでも必読の一冊だと思います。

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    2014年01月21日