やまがたさとみのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
大人の恋ですね
不器用な2人の関係。秘密を持つヒロインと彼女が気になりずっと見つめてきた彼。関係が変わったのは偶然、彼が彼女の秘密を知ったから。秘密の共有から始まる2人。お互い先に身体の関係を持ってしまったけど、本当はお互いに相手に惹かれあっていたんだなぁと思いました。何となく、不器用な大人の恋って感じでした。早くプロポーズすればいいのにな。
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Posted by ブクログ
刑事の山下と検事の須和、高校・大学と親友だったが、疎遠になり10年後再会し、あらためてお互いのことを大事だと認め合えるようになるまでの物語。
発売後すぐ購入し、読んだときはなんだかどちらもはっきりしない感じで私の心にはピンとこなかったという印象だったけど、半年たってもう一度読み返してみたら、じわじわとその良さがわかったかもしれない。
前に読んだときは、二人のセリフがどっちが言った言葉かわからなかったのだけど、今回読んだらわかったのは、二人の気持ちの動きがやっと私にも理解できたからかなと思いました。
警察や検察の話の中で、二人のことも進展していく話が以前はよくわからなかったところがあったのだけど -
Posted by ブクログ
【友人から拝借】
初めてちゃんと読んだ、やまがたさとみサン作品。 絵がすごく繊細で美しい。
バンドの話というか、アツシをめぐった三角関係? でも恋愛や痴情メインのBLというより、思った以上にアツシの思考に共感してしまった。
何かを通して深く繋がれる相手は、男女関係なく人生でそう何人も出会えない。 一緒の時間が、その出会いそのものがお互いに幸せだと思えても、その存在がお互いのためになるかどうかはイコールではない。
離れがたく思っても、徐々に歪み始めた関係はいつか崩れる。 その切なさがヒシヒシと感じられて、何だか堪らない気持ちになった。
もっと若い頃に読んでいたら、引きずられてハマった作品かも -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙買いした一冊。
儚げなイラスト・色彩にぞっこん(古い?)でした。
一度読み終わった感想は、美しいなーという印象。
現実にはありえないけれど、なんというかバンギャな腐女子は好きだろうなと。BLはファンタジーだし。
そしてまた読み直したんだけど、今度はいろいろ煮え切らないところに気付いた。
『ラブソング』っていうタイトルだけど、「ラブ」は自己愛でしかなかったんじゃないかなと思った。自分と似た部分(高瀬とアツシ、それぞれの曲と詞がどちらにもぴったりきたところ)に恋してるのって、結局自分を愛しているだけだと思う。
高瀬と敦の関係は、憧れでしかなかった。とくに巻末の敦の表情は好きな物を見つけた瞬 -
Posted by ブクログ
未成年の、まだ「少女期」にいる6人の女の子のお話。
10歳から13歳、それから7歳、16歳の女の子が微妙な年代の女の子ばかりが出てきて、そのおなごさまたちのお相手をいたすのは、皆年上だと知り、なんという俺得……!と思って購入。
けれど期待値が高すぎたせいか、ちょっと物足りなさが残ってしまった。
この微妙な時期の女の子は、もう少し「何にも考えてない部分」と「やけに大袈裟に思いつめてる部分」をみんな半分ずつ持っている気がする。
それを淡々とやりすごすか、乙女チックにスポットライト浴びて悩むかなどで個性が出てくると思うのだが、本書の女の子たちは(勿論、そうした部分を持っているのだけれど)やけに素