【感想・ネタバレ】12のレビュー

あらすじ

正気と狂気の境目、わたしは耐えた。彼も越えはしなかった───。少女、それは一瞬の痛み。気高く強く輝きをはなつ『少女』を描いた珠玉の6編! 未発達なカラダと、成熟した思考を持て余す6人の『少女』たち。清く鋭く、胸に突き刺さる、鮮やかな作品集。

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Posted by ブクログ

少女×男性ってテーマを幼い頃から持っていたってあとがきに書いてて「素敵!」って思った。
愛おしくなるような少女たちが詰まった1冊。

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2011年06月12日

Posted by ブクログ

表紙と帯に惹かれて。
自分の中の女を自覚し始めた大人びた女の子、あるいは少女たちの短編集。
雰囲気とか題材はすごく好みだから、ひとつひとつの話をもっと掘り下げて欲しかった。
でも描きすぎると、この密かな痛みを伴った淡々とした透明感が壊れてしまうかもしれない。
この短さが逆に普通の日常の一コマな感じもする。
何も起こらないし始まらないけど、そこには確かに今の私にしかない想いがあるから。

0
2012年09月23日

Posted by ブクログ

未成年の、まだ「少女期」にいる6人の女の子のお話。
10歳から13歳、それから7歳、16歳の女の子が微妙な年代の女の子ばかりが出てきて、そのおなごさまたちのお相手をいたすのは、皆年上だと知り、なんという俺得……!と思って購入。

けれど期待値が高すぎたせいか、ちょっと物足りなさが残ってしまった。
の微妙な時期の女の子は、もう少し「何にも考えてない部分」と「やけに大袈裟に思いつめてる部分」をみんな半分ずつ持っている気がする。

それを淡々とやりすごすか、乙女チックにスポットライト浴びて悩むかなどで個性が出てくると思うのだが、本書の女の子たちは(勿論、そうした部分を持っているのだけれど)やけに素直だし、悩み自体に思春期特有の、なんというかどこまでも追いかけてくるようなにおいが足りない。
悪く言えば、薄っぺらい、というような。

初めての作家さんだし、BL畑の方ということなのにそっちには足を踏み入れたこともないうえで語るのも何なんですが、空気感がよいだけに、女の子たちの造形にもう少し工夫や厚みがあったらなどと思うのであったー。

ただ、とても良い意味で、BL作家さんの書くノーマルものはとんでもない可能性を残しているなと感じるんですが、それはこの作者さんにも感じたこと。
男性像は皆、僅かばかりの背景しか出てこないのに、いつまでも執拗に妄想として残るというか、とてつもない奥行きを感じさせられますた。
やはり男を描くのが上手いということか。

ぜひ、今後もがしがしノーマルを描いていって欲しいなあと思う作家さんでありんした。

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2011年06月14日

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