道具小路のレビュー一覧
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購入済み
お茶好きにはたまらない1冊
お茶について沢山描写があるのでぐいぐい引き込まれていきました。
抹茶について「綿を食むような」と言う表現などとても素敵です。それにお茶回廊は天国ですか…お茶好きが見る夢がこの1冊に詰まっています。こんな良書に出会えた奇跡に感謝します!道具小路先生こんな素晴らしい本を世に出して下さって本当にありがとうございます!!!そして後からじわじわ身に染みてきたのは三兎についての描写です(茶畑の○○、生まれて最初に発した言葉は○○○○)…こんな面白いものありません!
それに主人公の藤堂くんは熱かったです!!印象力で戦う描写はとにかくすごかったです。
あの機関車も夢みたいに素晴らしいです、ああ!緑の噴煙 -
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道具先生の小説を拝読するのは三作目なのだが、いつも舞台化したら面白いだろうな~と思っている。群衆のドタバタ描写があるからかもしれない。舞台のハシからハシ。または客席のほうまでサンタが右往左往したら楽しそう!
春菊ちゃんのドジは想像以上のものでびっくりした。とくに手紙を投函しに行くシーンは「あ!」って声に出してしまった。ダメな子ほど可愛いとはこのことか。と思えた(´▽`*)
一番弟子の水梨にどうして石蕗は思い入れがあるのか不思議だったけど水梨と過ごした描写を読むと感動した。春菊ちゃんとはまた違う師弟愛があった。切ない。
表紙は庭春樹先生のイラスト。買う前は石蕗はお兄さんだと思ってたからおじさんで -
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ネタバレ小説の終わりのほう。おちゃめちゃんが蜂蜜くんへの気持ちに気づく場面が可愛いのだが、さらに蜂蜜くんがそれを上回る可愛さをみせてくれる。もう可愛さを通り越していとおしい気持ちになった(´- `*)→p319
p318の七味ちゃんのセリフ。おちゃめちゃんと蜂蜜くんを〈カレーコンビ〉と呼んでいたけど、小説を最後まで読むと理解できる( *´艸`)道具先生は「京都ぽんぽこ着物修繕帖」でもこんな感じのユーモアを書いてあるから面白い♪
子供たちはあだ名で表記されている。
庭先生の表紙のイラストに葵町タバスコ団の主要メンバーが描かれている。
おちゃめ、蜂蜜、七味、ジュゲム、そぞろ。
小学生の頃。男子につけられた -
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特に仲良かったわけではないのにクラスメイトの千歳さんから科学部に来ない?と誘われた佐々木。それも避雷針を作りたいとのこと。
こないだ、校外学習で土砂降りになったため、たまたま雨宿りで一緒になった二人。そこで、「雷に打たれたい」と言っていた千歳。
なぜ避雷針を作りたいのかわからないが、結局一緒に作ることになった二人。次第にわかってくる千歳さんの内面。
高校生の恋模様を描きながら、二人の抱える苦悩と共に「夏」が始まっていく。
雷に打たれたいという千歳さん。最初は不可解でしたが、後にわかる真相に心が痛みました。同時に色んな伏線も張られていたので、二重三重に痛みました。
避雷針を作るというひと夏の -
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夏休み前日に、当らないと評判のクジで当たりを引いて
もらった景品はドロップ缶。
小学生たる主人公が食べた時だけ、何かしらの力が
発揮される、不思議なドロップ。
力がでるわ、生き物の言葉が分かるわ、空が飛べるわ。
連続短編になっていて、不思議な夏休み状態。
ついでにちょっとした青春もあったり?
童話がもうちょっと進化しました、という内容でした。
主人公は周囲から『おちゃめ』と呼ばれているのは
何故なのか。
3話で知り合った男性に自己紹介をしたら
ややこしい、と言われたました。
最後までこれで通すのか、と思ったら
母親に名前呼ばれてました、1回だけ。
多分これが名前なのだと思いますが、ややこし -
Posted by ブクログ
友人の就職活動のため、おもてなしをする事になり
お茶を手に入れに行った先での、出会い。
連続短編で、当然のことながらお茶が出てきて
非常に美味しそうです。
近場には、熱血お茶好きがいますし、すごい界隈です。
皆様色々な葛藤がある、というのも後半には出てきますが
読後の一番の謎は、主人公の顔。
高校生の時点で9歳児の顔って…どれだけの童顔w
お茶の味の追求の深さ、も面白そうですが
結局美味しく飲めればいいか~で終わります。
先人達のおかげ、でそんな事も言っていられるわけですが。
しかし最後…どこまで続くのでしょうか、奥は。
いやそれよりも就職。
時間がなかったとはいえ、一応下地を作った方が?