【感想・ネタバレ】千年茶師の茶房録 小梳神社より願いを込めてのレビュー

あらすじ

藤堂は緑茶専門店「お茶の燎」で店主の燎と不思議な和装男・市松と出逢う。その後小梳神社の蔵に入り込んでしまうのだが……扉を開けると、そこは緑茶生い茂る廻廊!? その奥に現れたのは仏頂面の店主の燎で――?

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お茶好きにはたまらない1冊

お茶について沢山描写があるのでぐいぐい引き込まれていきました。
抹茶について「綿を食むような」と言う表現などとても素敵です。それにお茶回廊は天国ですか…お茶好きが見る夢がこの1冊に詰まっています。こんな良書に出会えた奇跡に感謝します!道具小路先生こんな素晴らしい本を世に出して下さって本当にありがとうございます!!!そして後からじわじわ身に染みてきたのは三兎についての描写です(茶畑の○○、生まれて最初に発した言葉は○○○○)…こんな面白いものありません!
それに主人公の藤堂くんは熱かったです!!印象力で戦う描写はとにかくすごかったです。
あの機関車も夢みたいに素晴らしいです、ああ!緑の噴煙を自分も浴びてみたいです!!
この本を読んで豊かになりました。上手く言えないのですが、何かが豊かで本当に素晴らしい本です、私は大好きです。
あの方の「○○○○に飽きちゃった☆」にはしばらく笑ってしまいました。それに藤堂くんは燎さんとあんなことになるなんて…ハラハラしましたが、燎さんも熱かったです。市松さんの夢もすごかったです。小夏さんと父親の関係も読み応えがありました。征一さんも流石でした…。こんなお茶好きのための本を私はずっと読みたかったです。
ああ!!面白かった!!!

#笑える #アツい #泣ける

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

友人の就職活動のため、おもてなしをする事になり
お茶を手に入れに行った先での、出会い。

連続短編で、当然のことながらお茶が出てきて
非常に美味しそうです。
近場には、熱血お茶好きがいますし、すごい界隈です。
皆様色々な葛藤がある、というのも後半には出てきますが
読後の一番の謎は、主人公の顔。
高校生の時点で9歳児の顔って…どれだけの童顔w

お茶の味の追求の深さ、も面白そうですが
結局美味しく飲めればいいか~で終わります。
先人達のおかげ、でそんな事も言っていられるわけですが。
しかし最後…どこまで続くのでしょうか、奥は。
いやそれよりも就職。
時間がなかったとはいえ、一応下地を作った方が? とか
思ってしまう時点で、保守に走ってる現代人です。

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2018年04月12日

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